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【ハンドメイド作家になりたい4】作品を安易にプレゼントするのはキケン

ハンドメイド作家になると、ママ友などから「可愛いね、私にも作って」と言われることがあります。連載4回目は、そんなとき「作品を安易にプレゼントするのはキケン」というお話しです。「可愛い!」など褒め言葉をもらえるのは嬉しいことですが、無料でプレゼントするかどうかは、良く考える必要があります。今回も、ハンドメイド作家のサポーター・白崎カオさんに聞きました。

 

実はキケン!作品を安易にプレゼントしないで

作品を自分の子どもに持たせていると、それを見たママ友に「可愛いね!」と褒められることがあるかもしれません。しかし「うちの子にも作って!」と言われて嬉しい反面、困ってしまうことも。時間も労力も材料費も、当然掛かるわけですが、これらを一切気にせず「タダで作って」と要求されてしまうからです。「まあ、いいか」と、作ってしまうとあとの祭り。次から次へと「作って攻撃」が始まり、ほかのママ友からも催促されるようになります。お断りする場合も、作ってあげる場合も、意外と面倒なものです。親切心で作った作品が、思わぬ形で自分の首を絞めてしまう結果にも。ですから、安易なプレゼントは非常に危険なのです。

 

相手は、制作時間、技術、アイデア、材料費のことが分からない

ハンドメイドは無料で当たり前となぜか思われていたり、時間がかかること、技術やアイデアのことも相手は何も知りません。もちろん非常識な人ばかりではありませんが、自分の当たり前が他人も同じとは限らないのです。時間や労力をタダ同然で他人のために使い続けるのはとてもバカらしいこと。初心者は少し腕が上がると、誰かにプレゼントしたくなるかもしれませんが、ハンドメイド作家を目指すなら、簡単にプレゼントするのはやめましょう。

 

「うちの子にも作って」と言われたときの上手な切り返し方

「安易にプレゼントしない」と言われても、どうやって断ったらいいか悩んでしまう人もいるかもしれませんね。そこで、断り方の例をお教えします。どれも、時間や労力、材料費がかかるということを伝えているだけなので嘘にもなりませんし、この切り返しに対して深く理解を示しつつあなたの作品を応援してくれる方は、将来のお客様になってくれるかもしれません。

 

  • 「実は作るのが大変で、もうやりたくないのよね」
    苦労話を聞かせて断る方法。「肩は凝るし、材料費も意外と高くつく。裏表を間違えて何度もやり直したの。やるものじゃないわね」くらい大げさに、大変だったアピールをします。

 

  • 「時間がなくて作る暇がないの」
    「作りたい気持ちはもちろんあるけど、今はとにかく時間がなくて自分の分すら作る時間がないのよ。ごめんなさい」と、時間がない理由で断る方法です。

 

  • 「材料費がかかるけどいい?」
    「材料費が○○円くらいかかるけど、いいの?」とあらかじめ相手にお金がかかることを分ってもらう方法です。

 

すべてのプレゼントがダメなわけではない

もちろんせっかく作った作品を、誰にもプレゼントしてはいけないわけではありません。価値をしっかり理解してくれる人には、喜んでお贈りしましょう。感想や意見をもらって取り入れることで、改良することもできます。贈った相手には感想を聞いてみてください。

 

ハンドメイド作家さんのサポーター・白崎カオさんに学ぶ

今回ご紹介したお話は、書籍「はじめてでもできる! ハンドメイド作家のたのしい売り方BOOK」で紹介されているハンドメイド作家の販売の基本とコツです。詳細は、下記URLからどうぞ。また白崎カオさんのブログでも、ハンドメイド販売に関する情報が配信されていますよ。楽しいハンドメイドライフを長く続けていきましょう!

 

はじめてでもできる! ハンドメイド作家のたのしい売り方 BOOK

ハンドメイド部 作家の隠れ家(白崎カオさんブログ)

 

 

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