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【親子で食育おやつレシピ2】子どもと作ろう!オリジナルクッキー

食育の目的は「健康に」「楽しく」「環境に優しく」食べる力を育むこと。今回は「楽しく」に焦点を当てて、子どもと作るオリジナルクッキーのレシピと作り方をご紹介します。食育は健やかな子どもの発達には欠かせません。まずはおやつ作りから、楽しい体験をお子さんとたくさん積み重ねてください。

 

クッキーはアメリカ語、イギリス語ではビスケット

「クッキー」はアメリカ英語で「ビスケット」はイギリス英語、ほぼ同じお菓子の呼び名だとご存じですか。語源はそれぞれ異なり、「クッキー」は、ケーキや焼き菓子を意味するオランダ語 の「koekie(クーク)」が語源と言われていて、「ビスケット」は2度焼くという意味のラテン語からきているそう。保存用に2度焼きした固いパンのようなものが「ビスケット」の始まりとされています。

 

クッキーの材料:28×30cm天板1枚分

【プレーン】

  • 小麦粉(薄力粉):100g
  • 砂糖:30 g
  • 溶かしバター:40 g
  • 牛乳:大さじ1

【ココア】

  • 小麦粉(薄力粉):90 g
  • ココアパウダー:10 g
  • 砂糖:30 g
  • 溶かしバター:40 g(600Wの電子レンジで約20秒加熱)
  • 牛乳:大さじ1

 

クッキーの作り方1:生地作り

1) 密閉保存袋へ全ての材料を入れ、ひとまとまりになるまで袋の上からよく揉みます。簡単な作業なので子どもに手伝ってもらいましょう。袋に空気を入れると、材料を混ぜやすいです。袋は28×27cmのサイズを使用しています

2) 袋の空気を抜き、生地の厚さが5mmになるようめん棒で伸ばします。この作業も子どものお手伝いポイントですが、厚さが均一でないと、焼きムラができます。お母さんは厚さが均一かを確認してあげてください

3) 後の作業がしやすいため型抜きをしやすくするため、冷蔵庫で約20分冷やします

 

クッキーの作り方2:型抜き

4) 袋の両横をハサミで切り、縦に広げます。袋をそのままシート代わりに使用するため、テーブルを汚す心配がありません

5) お好みの型を使い、型抜きをします。なるべく隙間を作らずに抜くと、一度にたくさんのクッキーができます

 

クッキーの作り方3:マーブル

6) 型抜き終えたプレーン生地とココア生地を合わせてひとまとまりにします。それぞれ分量にこだわりはありませんので、余った生地をまとめてください

7) 先ほどと同様に、生地の厚さが5mmになるようめん棒で伸ばします

8) お好みの型で型抜きをすると、マーブル模様のクッキーができます。生地が柔らかく、扱いにくい場合は冷蔵庫で約20分冷やしてから扱いましょう

 

クッキーの作り方4:デコレーション

9) 型抜きをしたクッキーを天板に並べ、170℃のオーブンで20分焼き、完成です

10) さらにアレンジを加える場合は、市販のデコレーションペンやチョコレート菓子を使用します

11) デコレーションペンはカップに入れ、約50℃のお湯を注ぎ、溶かして使用します。自由な発想でお子さんとデコレーションを楽しんでください

 

「人間らしく楽しく食べる力」とは

食事のお手伝いは、食べ物への興味が湧き、自分が作ったものを自分で食べる楽しさが味わえます。子どもにとって毎日の食事は、体作りだけでなく心の発達とも深い関わりがあります。楽しく食べることで、食欲・体調・食事内容・食卓の雰囲気などを良好にし、食生活や生活の質の向上につながります。無理のない範囲で楽しくお手伝いをしてもらい、親子のコミュニケーションもぜひ広げていきましょう。 

 

 

chika(管理栄養士)

小さな頃から食べることが大好きで管理栄養士の道へ。老人ホームでの献立作成、デパ地下のお弁当やお惣菜のメニュー開発、健康に関する保健指導をこれまで経験してきました。まだまだ勉強中の新米主婦ですが、みなさまのくらしに役立つ情報をお伝えできればと思っています。