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「ポケモンGO」させる?させない?親が知っておきたい注意点と安全対策

子どもたちも興味津々のスマホゲーム「Pokémon GO(以下、ポケモンGO)」が7月22日、日本での配信を開始しました。海外でも人気ですが、自分の子どもにこのゲームをさせるかどうか?を悩んでいるママも多いと思います。今回は、海外でも社会現象になっているこのゲームについて、日本政府が発表した注意事項をご紹介します。もしゲームをさせるなら、安全に楽しむための注意点を、ぜひ子どもと一緒に確認しておきましょう。 

位置情報を使って遊ぶスマホゲーム、人気だからこそ心配も

「ポケモンGO」は、ユーザーがスマートフォンの位置情報を使って、街中でポケモンを捕まえたり、バトルしたり、交換できるゲームです。しかし、海外ではゲームに熱中するあまり、歩きスマホをしていて交通事故に巻き込まれたり、紛争地域の地雷地帯など立ち入り禁止地区に入り込んでしまうという危険が発生していて、ゲーム自体を問題視する声も上がっています。人気のあるゲームの仲間を装ってSNSで近づいてくる不審者も、親御さんには心配なところですよね。

 

内閣サイバーセキュリティセンターが発表した注意喚起

内閣サイバーセキュリティセンターは、「ポケモンGO」の配信に先駆けて7月20日、「ポケモントレーナーのみんなへおねがい♪」という注意喚起を発表しました。PDFにまとめられた注意点は9つ。サイバー犯罪に巻き込まれないための注意点から、熱中症や台風など街中でやるゲームだからこその注意まで、子どもにも分りやすい言葉で説明されています。

 

◇位置情報ゲーム「ポケモンGO」に関する注意喚起について「ポケモントレーナーのみんなへおねがい♪」(内閣サイバーセキュリティセンター)
http://www.nisc.go.jp/active/kihon/pdf/reminder_20160721.pdf

 

個人情報を守る、サイバー犯罪に巻き込まれないための注意点

9つの注意点のなかでサイバー犯罪に巻き込まれないために知っておきたい注意点は3つ。ほかのゲームなどでも、気をつけたいポイントですね。

1. 個人情報を守ろう

・ゲームに名前を登録するときは、本名ではなくニックネームを使う
・SNSに写真を投稿するときは、家の近所で撮ったものは使わない
・写真に撮影した位置情報が付かないように、写真アプリを設定する

2. 偽アプリ、チートツール注意

・人気ゲームには、個人情報を抜き取るための偽アプリなども多いもの。「裏技があるからここを見て!」などの誘いに乗らない
・アプリは公式サイトからダウンロードする

3. 会おうという人を警戒しよう

・ゲームにかこつけて「会おう」という人には十分注意する
・どうしても合うときは大人と一緒に会う
・人気のない場所ではやらない

 

街中でゲームに熱中して事故に巻き込まれないための注意点

位置情報を使って、街中を歩きながら楽しむゲームのため、熱中しすぎると、周りの確認を怠り大事故に巻き込まれることもあります。熱中してしまったときに注意しておきたい点は6つ紹介されています。

 

1. 危険な場所には立ち入らない

・海外では池に落ちたり、強盗に遭ったという事件も起きている
・海外旅行中のプレイでは、国内以上に危険なところには近づかない

2. 歩きスマホは×ですよ

・駅のホームで電車に接触したり、交通事故にあうケースもあるので注意
・自転車に乗りながらのゲームも危険、法律で禁止されています

3. 熱中症を警戒しよう

・炎天下で歩き回り、気が付かないうちに熱中症にならないよう注意

4. お天気アプリは必ず入れよう

・天候には十分注意が必要。ガケ崩れや高波にさらわれることも。お天気アプリを入れて「警報」を受信して、警報が出たらゲームはお休み

5. 予備電池を持とう

・位置情報ゲームは電池の消耗が早い。電池が切れると、連絡手段の電話も使えないので注意
・プレイでは、予備バッテリーを携帯しよう

6. 予備の連絡手段を準備しよう

・スマホの電池切れで連絡できないときのために、テレフォンカードを持ち歩く(公衆電話の使い方を確認しておく)
・1人で出掛けるときは、迷子になったときのために、パパママのスマホで写真を撮ってもらってから出掛ける

 

まとめ

子どもが1人でスマホを持って街中を歩き回るのは、安全面で心配と思う親御さんも多いと思います。今回紹介した注意点だけでなく、子どものプレイは友だちと一緒のときに限定するなど、子どもの守りやすいご家庭にあった安全ルールを作って、子どもたちの安全を確保したいものですね。

 

qufour(クフール)編集部

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