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9/20から秋の「お彼岸」、お花は持ち帰る?お墓参りの仕方とマナー

家族そろってのお墓参り、みなさんは年に何回くらい行っていますか。今回は、知っているようで知らない、お墓の掃除やお供えなど、お参りの仕方についてご紹介します。最近はお墓が遠いことも多く、お参りの頻度が減っていることから、大規模な霊園などでは花やお供え物を持ち帰るのがマナーになりつつあります。お彼岸の季節、分からないことがあれば、事前に霊園や寺院に相談してみると、いいかもしれませんね。

 

お墓参りでは、「掃除」「お供え」「お参り」を

お墓参りでは、お墓の掃除をしたあと、お花やお菓子などを供え、線香を焚き、お参りをします。久しぶりのお墓参りであれば、お墓をきれいに掃除するために、掃除用具も持って行くといいでしょう。

 

<準備するもの>

・お線香
・ろうそく
・マッチ(ライター)
・お花
・お供え物(お菓子や果物、故人の好きだったものなど)
・半紙(お供え物を乗せる)

 

<掃除道具>

・手桶、ひしゃく、ホウキ、
・タオル、スポンジ、歯ブラシ
・植木バサミ(植木を剪定する場合)
・ザル(玉砂利を洗う場合)
※手桶やひしゃく、ホウキは貸してくれる霊園もあります

 

お参り前に、本堂へのお参りとお墓の周辺を掃き清め

お墓がお寺にある場合は、お寺に挨拶をして本堂のご本尊へお参りしておくといいでしょう。そのあとお墓へ行き、まずは墓石の周囲のゴミや落ち葉をホウキで掃き清めます。植木がある場合は、大きくなりすぎないように剪定して、雑草を取り除きます。花立ては水洗いし、香炉に残っている線香があれば、取り除きます。

 

墓石を拭き清める、彫刻の文字などは歯ブラシが便利

墓石は、傷が付かないように濡らしたタオルやスポンジで拭き清めます。彫刻文字は、歯ブラシを使うと便利です。洗剤は墓石の変色や傷みのもとになるので、水洗いがいいでしょう。

 

花やお菓子をお供えする

掃除が終ったら、水鉢に水を入れ、花を挿し、お供え物を供えます。花は、左右対になるように飾ります。ユリなどの花粉は、墓石にシミを付ける場合があるので、おしべごと先に取り除いておきましょう。お菓子や果物は、直接置かずに半紙の上に飾ります。

 

線香を香炉に置き、お参りをする

お線香に火を付け、香炉に置きます。お線香は束のままでも、数本でもかまいません。お線香についた火は、口で吹き消さず、手であおって消すのがマナーです。お参りするときは、しゃがんで目線を低くして手を合わせます。お参りが終ったら、お寺に一言ご挨拶するといいでしょう。

お供え物とお花は、お参りが終ったら持ち帰る

お供え物とお花は、お参りが終ったら持ち帰るようにしましょう。お供え物を放置すると、カラスなどが食い散らかす恐れがありますし、しおれたお花をそのままにしておくのは気持ちがよくありませんよね。お寺や霊園が処分してくれるところもあるので、事前に確認しておくといいでしょう。持ち帰ったお花は、家に飾っても問題ありません。一度お供えしたものは、仏壇に再度供えない方がいいと言われていますので、故人を思いながら、ご自宅で最後まで飾ってお花を楽しみましょう。

 

YouTubeで「お墓参りの仕方」を紹介

今回のお墓参りの仕方は、お墓や葬儀に関する総合サービスを提供するメモリアルアートの大野屋によるものです。大野屋は、9月20日から始まるお彼岸を前に、「お墓参りの仕方」の動画をYouTubeで公開しました。この機会に、動画でお復習いしてみてはいかがでしょうか。

またqufourでは、お彼岸の意味についても記事としてご紹介しています。こちらも参考になさってみてください。

 

◇お墓参りの仕方(メモリアルアートの大野屋)
https://youtu.be/hplDPADlc3s

 

◇お彼岸(9月19日~9月25日)のご準備はお済みですか? お彼岸を前に知っておきたい!正しいお墓参りの仕方をご紹介(メモリアルアートの大野屋)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000014037.html

 

qufour(クフール)編集部

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