片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術12】食器は使用頻度で分けて、食器棚をスッキリ

食器が多すぎて出し入れしにくい「食器棚」、我慢して使っていませんか?今回は、たくさんある食器を、限られたスペースの中でスッキリ使いやすく収納するポイントを3つご紹介します。お気に入りの食器を無理に捨てなくても、使用頻度別に分け、それぞれに定位置を決めるだけで、見違えるほど出し入れしやすくなりますよ。

 

まずは「全部出す」、そして「使用頻度別に分ける」

最初に、手持ちの食器類を全部出し、どんな食器があるのかを確認しましょう。ちょっと大変ですが、意外と「こんなの持ってたっけ?」という食器が見付かることも。そしてそんな食器が、食器棚のスペースを占めている場合があるからです。

次に、食器を使用頻度別に分けましょう。今回は大まかに「普段使いの器」「季節限定の器」「めったに使わない器」の3つに分け、それぞれの収納ポイントをご紹介します。分けていく途中で、「もう使わない」とハッキリ感じる物があれば、それは処分しましょうね。

 

ポイント1:「普段使いの器」は、さらに「1軍」「2軍」に

家族が朝・昼・晩に使う「普段使いの器」は、さらに「ほぼ毎日使う=1軍の器」、「数日に1度使う=2軍の器」に分けましょう。茶碗や汁椀、おかず用の器など、特に使用頻度の高い1軍は、目の高さや家族の手の届く棚の手前側など、ストレスなく出し入れできる場所へ収納。お刺身用、グラタン用、デザート用など用途が限られていて、そこまで頻繁に使わない2軍の器は、1軍の器の奥、または1軍の棚より少し低いか高い所で、無理せず出し入れできる場所へ収納しましょう。

 

ポイント2:「季節の器」は1カ所にまとめて「衣替え」不要

そうめんやざるそばの器、鍋グッズなど期間限定で使う「季節の器」は、シーズンが終わったら奥の方にしまい込むのも1つの方法ですが、季節ごとに重い食器を入れ替えるのは大変ですね。季節の食器は全部まとめて1カ所に収納しておけば、入れ替え不要になります。食器棚の最下段などに「シーズン食器専用スペース」を作れば、そのスペースの中で「夏物」「冬物」を取り出しやすく入れ替えるだけでOKです。

 

ポイント3:めったに使わない「特別な器」はコンパクト収納

年に何度も使わない「お客様用」「パーティ用」「お正月用」などの器は、スペースに余裕がないなら出来るだけコンパクトに収納しましょう。出し入れする機会が少ないので、取り出しやすさより省スペース収納が優先です。大皿はファイルボックスへ立てて入れたり、グラスを100均のボックスにまとめたりしたうえで、収納の奥の方や高いところへ入れましょう。食器棚がいっぱいなら、押し入れなどキッチン以外へ収納しても、キッチンでの毎日のストレスは激減しますよ。お客様用の食器を思い切って普段使い用におろす、花を活けてインテリアに活用しても素敵ですね。

 

まとめ

季節限定の器」「めったに使わない器」に分類された、使用頻度の低い食器は「本当に必要?」「普段の器と兼用できない?」と考えてみましょう。例えば、おせち料理を普段用の和食器におしゃれに盛り付ければ、重箱は不要になりますね。我が家では結婚したときにお客様用の食器を何組も揃えましたが、結婚20年間で使ったのは新婚時代の1度だけ。子どもが小さいころのパーティでは100均のプラ食器が活躍しました。現在は、お客様用食器は処分し、パーティでは大皿料理にして、人数分の取り皿だけで済ませています。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」