片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術15】使いやすく素敵な「見せるキッチン」のコツ

雑誌で人気の「見せるキッチン」に憧れるけど、実際にやってみるとゴチャゴチャして、使い勝手もイマイチなんてことありますよね。今回は「見せるキッチン」を使いやすくスッキリまとめるポイントをご紹介します。おしゃれな見た目と使いやすさを両立させて、心地良いキッチンを作りましょう。

 

ポイントは「テーマ」「使いやすさ」「清潔」「メリハリ」の4つ

見せるキッチンでは、テーマを決めて統一感をもたせたグッズ選びが大切です。見せる物の雰囲気がバラバラだと、ゴチャついて落ち着かない印象になってしまいます。また、取りやすく戻しやすい収納が第一です。せっかくおしゃれに並べても、使っているうちに乱れてしまっては台無しですよ。そして食べ物を作る場所なので、清潔を保てる「仕組み」も備えましょう。見せる収納は、いろいろな物が出しっぱなしになるので、汚れがたまりやすいのです。最後に「センス良く飾れない」という悩みは、メリハリを付けた飾り方で解決します。

 

ポイント1:グッズ選びは「テーマ」を決めてセンス良く

見せるグッズの統一感を出すために、まずは「ナチュラル」「モダン」など見せたいキッチンのイメージや、ブラック、レッドなどテーマカラーを決めましょう。ツールやグッズをそのテーマに沿って選ぶと、テイストが揃ってセンス良くまとまります。同じブランドやシリーズで揃えるとイメージを統一しやすいですが、全部揃えるのが難しければ色や質感だけでも揃えてみて。シンプルな100均の容器でも、いくつか並べてテーマに合ったラベルを貼れば統一感のある雰囲気が出ますよ。

 

ポイント2:使う物ほど手に取りやすい場所で「使いやすく」

見せる収納も、基本は「取り出しやすく、戻しやすく」です。例えば壁にフライパンや調理ツールを吊るす場合、よく使う物ほど手に取りやすい場所を選びましょう。右利きなら右側によく使う物を配置するのがいいですね。逆にあまり使わないけど見せておきたい物は、手が届きにくい場所でもOK。調味料ケースも、砂糖や塩など基本的なものは取りやすい位置に、見た目はかわいいけどあまり使わないスパイスは高い棚に飾るように収納するといいですね。

 

ポイント3:「清潔」感を保つコツは「可動式」収納

出ている物が多いと、その物自体も汚れやすく、また隙間などの細々した掃除も億劫になりがち。そこで、出ている物を動かしやすい収納にすると、掃除しやすくなりますよ。ツールを吊るす壁掛けフックは、マグネットなど取り外しやすいものを選べば、壁の油ハネを拭き取るときもフックごと取り外して一気に拭けるので楽ちんです。同じように、調味料ボトルもトレーの上に乗せておけば、トレーごと動かして拭き掃除できますね。見せる収納は出しっぱなしで汚れが溜まりやすいので、二度拭き不要の電解水スプレーを常備して、こまめに掃除できるようにしておくといいでしょう。

 

ポイント4:主役・脇役決めで「メリハリ」ある飾りが実現

キッチンを「見せるためのステージ」と考えて、好きなものを全部並べてしまうのではなく、一番見せたい「主役」と、引き立てる「脇役」を意識するとメリハリがつきます。ポイント1で決めたテーマやイメージの中心となるお気に入りのグッズを主役にして、目立つところに配置。引き立て役はハーブの小鉢やかわいい小瓶など控えめなものを選びましょう。また物を見せ過ぎないことも大切です。空間に適度な余白もたせると、センス良く見えますよ。

 

まとめ

おしゃれな雑誌では「○○風キッチン」のようにテーマが挙げられていますよね。「カントリー風」「モノトーン」など好きなテーマを決めれば、使うツールや飾るグッズのテイストが決めやすくなり、全体がまとまっておしゃれな雰囲気に。さらに、使いやすく機能的に並べたり、清潔を保てる仕組みを作れば、素敵なキッチンが長続きします。また、見せたくない物を隠す場合も、テーマに合った箱や袋などに入れてから並べれば統一感が出ますよ。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」