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【栄養士まなさん節約レシピ30】Xmasもお手軽に!ローストビーフとケーキ

もうすぐクリスマス。今回は、焼いて保温するだけで完成の「ローストビーフ」と、市販のスポンジ台と手持ちのボウルを使って作る我が家の定番ケーキ「レアチーズのズコット」のご紹介です。ローストビーフは、チャック付きポリ袋を駆使して、オーブンがなくても作れる方法をご紹介していきます。ケーキは、中にヨーグルト入りで軽めに仕上げたレアチーズ生地を入れ、生クリームと好みの果物や砂糖菓子などを飾って仕上げます。お子さんと一緒にデコレーションするのも楽しいですよ。

 

ローストビーフ:材料

<材料>

牛モモ肉(かたまり):1人分100gで人数分
塩コショウ:適量
バター:10g

写真の肉は6人分で600gあります。中まで完全に火を通すために、300g程度に切り分けてから調理します。ショーケースに並んでいないことも多いので、あらかじめスーパーに取り寄せをお願いしておくといいですよ。

 

ローストビーフ:作り方

1. 調理の1時間くらい前に、牛モモブロックを冷蔵庫から出して、肉を常温に戻しておきましょう
2. 肉の全面にクレージーソルト、もしくは塩コショウを多めにすり込んで30分置きます
3. 表面の水分をキッチンペーパーで押さえてから、強火のフライパンでお肉の全ての面を焼きます。各面1分程度でOKです
4. 肉を焼いたフライパンは、あとでソース作りに使うのでまだ洗いません
5. 焼いた肉をアルミホイルで二重に包み、100℃に予熱しておいたオーブンへ入れて40分焼き、取り出してそのまま冷まします
6. 完全に冷めてから切り分け、盛り付けます

 

ローストビーフ:番外編

オーブンがない場合は、保温性の高い鍋や炊飯器でも作れます。鍋を使う場合は、焼いた肉をチャック付きポリ袋へ入れ、ストローで空気を吸い出し、きっちり空気を抜いて密封します。土鍋や無水鍋などの保温性の高い鍋に、沸騰したお湯1Lと一緒に入れて40分保温し、取り出して冷まします。炊飯器の場合は、同じくチャック付ポリ袋へ入れた肉を、沸騰したお湯1Lと一緒に入れて、保温機能で40分保温しましょう。中まで火が通っているかの確認は、金ぐしを肉の中央部まで刺してから引き抜き、その金串を唇に当ててみて「温かいかどうか」を確認する方法が最も手軽です。金串が冷たいときは加熱が不十分なので、そのときは肉をフライパンに戻し、弱火でフタをして5分ほど追加で加熱してください。調理用の温度計をお持ちの方はそれを利用して、肉の中央部が「55度以上」になっているかを確認してください。

 

家に必ずあるものでできる「ローストビーフソース」

特別な料理のために特別な材料を買うと、多くの場合使いきれずに余らせてしまいがちですね。このレシピなら、そこそこ本格的な味のソースが、家にあるものだけで作れますよ。

<材料>

イチゴジャム(またはブルーベリージャム):大さじ1
刺身醤油(なければ普通の醤油):大さじ1
酒:大さじ1
チューブ入りおろしニンニク:2cm
酢:大さじ2
バター:5g

 

<作り方>

肉を焼いたフライパンへバター以外の材料を入れ、木ベラで底をこするように混ぜながら煮立たせます。火を止めてバターを落とし、馴染ませたら完成です。

 

我が家の定番ケーキ「レアチーズのズコット」

特別な道具がなくても、家にあるボウルと泡立て器だけで作れるケーキです。型から出すときに少しくらい崩れても、上から生クリームとフルーツでお化粧すれば大丈夫。電動ミキサーはあると便利です。

 

レアチーズのズコット:材料

<レアチーズ生地>

クリームチーズ:200g
ヨーグルト:100g
生クリーム:100g
グラニュー糖:40g
粉ゼラチン:5g+水:大さじ3
レモン汁:小さじ1
バニラエッセンス:少々(あれば)
スポンジケーキ、またはカステラ:市販のものを5~8mm程度にスライス

 

<デコレーション用>

生クリーム:100g
砂糖:20g
イチゴなどの果物:適量
デコレーション用砂糖菓子

 

泡立てた生クリームが余ったときは、絞り袋に入れて一口大に絞り出してから冷凍し、コーヒーなどに浮かべて使い切るといいですよ。

 

レアチーズのズコット:作り方1

1. まずレアチーズ生地を作ります。クリームチーズをボウルへ入れ、200W(弱)の電子レンジで3分ほど加熱して柔らかくします
2. 泡立器を使ってクリームチーズを柔らかく練ります。クリーム状になったらヨーグルト、半量の生クリーム (50cc)、グラニュー糖、レモン汁を順番に入れてすり混ぜます
3. 粉ゼラチンに分量の水を加えてふやかします
4. 残り半量(50cc)の生クリームを500W(強)の電子レンジで1分加熱します。この中へふやかした粉ゼラチンを加えてよく混ぜ、ゼラチンが溶けたらケーキ生地に加えます

 

レアチーズのズコット:作り方2

5. 内側の直径が15cm程度のボウルへ、薄く切ったスポンジ生地を敷き込み、レアチーズ生地を流し込んで表面をならし、ラップをかけて冷蔵庫で4時間以上冷やし固めます
6. ケーキが固まったら冷蔵庫から出し、平たいお皿をボウルへ乗せて注意しながらひっくり返します
7. ケーキの全体に砂糖を加えて軽くツノが立つくらいまで泡立てた生クリームを塗り、いちごや砂糖菓子などを飾って仕上げます

 

まとめ

今回は、ちょっと特別感のあるクリスマスディナーを、できるだけ家にある材料や道具で、簡単に作ってみました。これなら忙しい毎日のなかでもお試しできると思います。今年のクリスマスは、手作りのローストビーフとケーキに挑戦してみませんか?

 

 

まなさん(管理栄養士)

初めて包丁を握ったのは小学4年生。料理好きが高じて管理栄養士に。
主婦歴30年、得意分野は「オカンのメシ」。
大食いダンナと偏食息子のために日々料理を作る。
おしゃれな盛り付けとは生まれてこのかた無縁なのが少し悲しい。