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【産前産後ハッピーライフ10】頼れる親とのギャップで衝突!?回避したい!

里帰り出産や、親が自宅へ来てくれるなど、出産後の親の助けはとても頼りになりますが、実は違和感を覚えるケースも。今回は、親のサポートで感じる「ちょっとした違和感」の理由と、その回避方法をご紹介します。一体どんなことが気になってしまうのでしょうか?ぜひ産む前に、その理由と回避方法を知って、産後サポートの頼み方などの参考にしてくださいね。

 

頼れる大先輩「母親」

実母、義母ともに、妊娠・出産・産後を経験している大先輩です。困ることや悩みなども経験済みなので、とても理解があります。「わがままかな?」と思うことでもお願いすれば難なく助けてくれますし、頼む前に先回りしてくれる場合も。ハウスキーパーのようにお金が掛かることもありませんし、気遣いも不要。親との関係次第では、産後助けてもらうこと、孫の面倒を見てもらうこと自体が親孝行になる場合もあります。

 

お母さんがあなたを出産したのは何年前ですか?

あなたに妹や弟がいたとしても、恐らく親が最後に出産したのは10年以上前でしょう。出産に携わる仕事に就いている場合を除いて、大抵の親がもっている出産関連の情報は、10年以上前のまま更新されていない可能性が大です。ですが10年も経つと医療研究は大きく進みます。昔は良しとされていたけれど今はNGだったり、昔は避けていたけれど今はすすめられることも出てきています。そう、親は更新されていない古い情報のままであなたにアドバイスをしてくる可能性があるのです。

 

肉親だからこその衝突を避けるために、専門家に頼るのも手

最新情報を知っているうえに、ホルモンバランスの変化でセンシティブになっているあなたには、古い情報のアドバイスが、とても辛くしんどいものになることがあります。親も良かれと思っての助言なので、強引にすすめてくるかもしれません。肉親で遠慮がないぶん、ぶつかる可能性も高いのです。あなたの精神衛生を考えると、親ではなく、産後専門のヘルパーやハウスキーパーを依頼した方がよい場合も出てきてしまいます。お金はかかりますが、お金の関係だからこそ割り切って物事を捉えることができるのです。

 

親の存在を辛いものにしないために

親から古い情報のアドバイスを受ける前に、最新の注意事項や赤ちゃんの成長過程に合わせたアドバイスなどが記されている母子手帳を見せるのも良い対策です。また行政によっては、岐阜市の「孫育てガイドブック(http://www3.pref.gifu.lg.jp/pref/kosodateoen/parentingdad/)」、さいたま市の「祖父母手帳(http://www.city.saitama.jp/007/002/012/p044368.html)」など、祖父母世代へ向けた冊子が配布されており、Webサイトからダウンロードもできます。また、明らかに間違っている助言の場合は「医者にこうしろと言われた」「先生がそれは不要と言っていた」など「医者」というマジックワードも使ってみてくださいね。

 

 

はなみらん花香(産前産後ケアアドバイザー)

産前産後ケアアドバイザー。マタニティアロマセラピスト。
都内総合病院産科に勤務しつつ、妊娠~出産・産後まで寄り添いひとりひとりに合ったケア&サポートをする「マタニティ&産後専門アロマセラピーケアサロンはなみらん」で心身のケアを提供中。