qufour

ズボンの穴・破れに、簡単でカッコいい「ミシンステッチ補修」方法とコツ

nontroppo

シェアする この記事をクリップする   

子どものズボンの穴や破れを、アップリケや手縫いのステッチで補修するのもかわいいですが、大きい男の子は恥ずかしがることも。今回は、ズボンの破れを「ミシンステッチ」でスマートに補修する方法をご紹介します。色やステッチの工夫で、目立たないようにも、おしゃれなデニムに合うデザインにもできますよ。膝部分がミシンで縫いにくい場合のやり方も簡単に説明します。

 

「ミシンステッチ補修」の方法とメリット

ミシンステッチによる補修は、補修部分の裏にアイロン接着タイプの補修布を貼り、表からミシンの直線縫いで、補修布部分へジグザグにステッチしていきます。ミシンの細かい針目で縫うことで、補修布がしっかりと固定され、擦れて薄くなったズボンの布もステッチで補強されます。また、手縫いと違って既製品に近い仕上がりになる点が一番のメリットです。糸をズボンと同色にすれば補修部分が目立たなくなりますし、逆にあえて目立たせてワンポイントにしてもおしゃれですよ。直線縫いだけでできるので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。

 

準備:用意するものと使い方

<用意するもの>

・ミシン
・ミシン糸(下糸も忘れずに)
・裏から貼る「補修布」
・アイロン
・当て布
・ハサミ
・しつけ糸、縫い針(あれば)

 

「ミシン糸」は、ズボンと同色でも、あえて目立つ色にしてもいいですね。ボビンに下糸も巻いておきましょう。「補修布」はアイロン接着タイプの物を用意します。100円ショップでも購入できますよ。貼るのは裏面ですが、ズボンと同系色を選べば目立たない仕上がりになります。「当て布」は補修布を貼るときに、補修布が縮んだり傷んだりしないように、アイロンと補修布の間に挟んで使います。使い古しのハンカチなど、熱に強い綿100%の物を用意しましょう。しつけ糸と縫い針は、補修布の範囲が表から分かりやすくするための印を付けるのに使います。なくてもOKですが、あると便利です。

 

手順1:補修布を、ダメージ部分をカバーする大きさに切る

まずは「補修布」の表と裏を確認しておきましょう。補修布の裏面(接着面)には、アイロンの熱で溶ける糊が点状に付着しています。白いポツポツが見えている方が裏(接着面)です(写真左)。

 

補修布を、ズボンのダメージ部分を十分にカバーできる大きさに切ります。膝が擦り切れているなど、布地が薄くなっている部分があれば、その部分も含めてカバーすると、薄くなったところが再度破れてくるのを防げます。補修布は、表からステッチで留め付けますが、角があると、剝がれたときに肌に当たって気になることがあるので、丸く切っておくといいですね(写真右)。

 

手順2:ズボンを裏返し、破れた箇所をアイロンで整える

ズボンを裏返し、破れた部分からほつれ出た糸をアイロンで整えて、穴や破れをできるだけ塞ぎます。破れや穴を小さくできるだけでなく、布の凸凹を均一にすることで、このあとに接着する補修布の付きを良くします。アイロンの先で、穴を塞ぐように糸を調え、最後にアイロンの広い面で上からそっと押さえましょう。

 

手順3:破れた箇所の裏から、補修布をアイロンで貼る

補修部分の裏面に、切った補修布の表を上にして乗せます。その上から当て布を置き、アイロンを乗せます(写真左)。アイロンの温度やスチームの有無は、補修布の説明書きにしたがってください。乗せたアイロンは動かさずに10~20秒ほど(補修布の説明書きの時間)プレスします。アイロンを外したら、触らずにそのまま冷まします。冷めると、溶けた糊が定着して、補修布がしっかり付きます。冷める前に布を動かしたり触ったりすると、剥がれやすくなってしまうので注意しましょう。完全に冷めたら、補修布の周りにしつけ糸で簡単に縫って印をつけておくと、あとで表からステッチするときに、補修布の範囲が分かりやすくなりますよ(写真右)。

 

手順4-1:表から直線ミシンでステッチする

補修布を貼った部分に、表から直線ステッチをジグザグに掛けて埋めていきます(写真左)。ジグザグの振り幅は、補修部分の大きさにもよりますが、5mm程度を目安にするといいでしょう。その後さらに垂直方向へもステッチを掛けておくと、丈夫に仕上がります。最初と最後は返し縫いをします。ミシン縫いが終わったら、しつけ糸を抜いて出来上がりです(写真右)。

 

膝部分にミシンが掛けにくい場合は、ズボンを裏返した状態で、ウエストの方から膝の方へと布をたぐり寄せ、ウエスト部分から膝部分の布を覗くような感じでミシンを掛けてみてください。それでも難しい場合は、次の手順で解説します。

 

手順4-2:股下か脇線をほどいて、直線ミシンでステッチする

膝部分にミシンが掛けにくい場合は、補修する前に股下か脇線部分のミシン目を1度ほどくと縫いやすくなります。補修部分を中心にして20~30cm程の長さを、リッパーなどを使って丁寧にほどきましょう。ほどいたときに出てきた糸端は、出来るだけ取り除いてきれいにしておくと、あとで縫い合わせるときに縫いやすく、きれいに仕上がります。

 

補修が終わったら、ほどいた部分を直線ミシンで縫い合わせ、縫い代の布端がほつれてこないようにジグザグミシンや巻きかがり縫いで始末します。最後にアイロンを掛けて縫い目を落ち着かせましょう。

 

デザインのバリエーション

目立たない色の糸でステッチすると、遠目にはほとんど分からないくらいに仕上がります(写真1)。裾などがちょっと破れたくらいなら、シンプルな1方向のジグザクを重ね縫いしてもOKです(写真2)。濃い色のデニム地に赤でステッチすると、大人っぽい雰囲気になりますね(写真3)。目立たない色でジグザグステッチをした後、目立つ色でアクセントになるようなステッチを掛けても。チャコペンなどでデザインを描き、ゆっくりとミシンを掛けるときれいにできますよ(写真4)。

 

まとめ

直線ミシンでジグザグに縫っていくときは、折り返しのところで針を下ろし、押さえ金を上げてから布の方向を変えると、スムーズに縫えます。手順4-2でほどくのは、脇線よりも股下の方が、元通りに縫い合わせた部分が目立ちませんが、縫い目にステッチがある場合は、ほどくのが大変なので、ステッチのない方をほどくと楽にできます。パパのズボンや、Tシャツ、スカートなどにも応用できますよ。「この破れがなければ……」という衣類を、素敵に直して大事に着てくださいね。

 

人気のキーワード

この記事を書いた人

nontroppoさん

nontroppo / 埼玉県

ライフオーガナイザー。ズボラでも簡単にすっきり暮らすための収納や、生活の仕組み作りを模索中。
料理、お菓子作りのほかに、洋服やインテリア小物なども手作りするのが好きです。
高校生の息子の母です。

もっと読む!

ピックアップ

関連記事

人気の記事

ページの先頭に戻る