片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術23】浴室のカビ防止「吊るす収納」アイデア6選

水気の多い浴室は、ちょっと掃除をサボるとすぐにカビやヌメリが出てきますね。今回は、浴室のカビやヌメリを未然に防ぐ「吊るす収納」アイデアを、「浴室で使う物別」に6つご紹介します。いろいろな物は、濡れたところに置かずに壁や空間を活かして「吊るす」と、常に水切れのいい状態がキープでき、さらに浴室の掃除も楽になりますよ。100均にも、使える吊るす収納グッズがたくさんあります。

 

シャンプー・リンス1:「ワイヤーかご」へ入れて吊るす

100均のワイヤーかごを、S字フックを使って浴室のタオルバーに掛けた例です。カゴが手前に傾かないように、大きめのS字フックをカゴのサイド部分に引っ掛けているのがポイントです。シャンプーやリンスなどのボトルは、浴室備え付けの棚などへ置く家庭も多いと思いますが、水が溜まりやすい棚へ直接ボトルを置くと、ボトルの底周りに雑菌が繁殖してカビやヌメリの原因になります。ワイヤーかごなら、常に水が切れた状態を保てるので、清潔な状態が長続きしますよ。

 

シャンプー・リンス2:「詰め替え用の袋ごと吊るす」グッズ

シャンプーやリンス、ボディソープなどの詰め替え用パックに取り付けて、タオルバーなどに吊るしてそのまま使えるという便利なグッズです。吊るしておけるのでカビやヌメリを防ぐだけでなく、詰め替え用をボトルに詰める手間まで省けます。詰め替える前にボトルを洗って乾かして、という手間が面倒な人にはピッタリですね。また、パックを逆さにして使うので、最後の1滴まで無駄なく使えると好評です。

 

洗面器:「穴あきタイプ」の洗面器なら、掛ける収納が可能

意外と置き場所が定まらない「洗面器」。風呂フタの上などに置きっぱなしにしておくと、水が切れず、ヌメったり黒ずんできたりしますね。我が家では、フックを掛ける穴の開いた洗面器を100均ショップで購入して使っています。浴室の壁にフックを取り付けて洗面器を掛けておくと、洗面器の内側も外側も水が切れるので、カビやヌメリとは無縁になりました。シンプルな白いデザインも気に入っています。セリアで購入しましたが、ダイソーなどでも置いてあるようですよ。

 

おもちゃ:「洗濯ネット」に入れて吊るす

子どもがお風呂で遊ぶおもちゃは、いつも清潔にしておきたいですね。でも、形や素材はバラバラ、おまけにかさばるので、まとめにくい物でもあります。これは「洗濯ネット」で解決できますよ。100均などの、ネットの網目が粗い物の方が、よく水気が切れます。網目にS字フックを通し、タオルバーなどに吊るしておきましょう。お子さんの手が届く所なら、自分でお片付けもできていいですね。

 

掃除道具:「高いところ」にフックで吊るす

浴室用の掃除道具は、できるだけ乾燥させておきたいですね。私は以前、浴室の隣の洗面脱衣所の壁に掛けていましたが、使用後のブラシから床に水滴が垂れるのが気になったので、浴室の壁に掛けるようにしました。シャワーで濡れないように、高いところへフックを設置し、掃除用スポンジやブラシ、鏡の水滴を取るスクイージーなどを掛けています。浴室の換気扇を回したりドアを開けたりして、湿気がこもらないようにすれば、掃除道具がカビることもありませんよ。これで入浴後は、浴室の掃除にサッと取り掛かれるようになりました。

 

バスマット:浴室入り口上部の「突っ張り棒」に掛ける

敷きっぱなしにしておくと裏面からカビてくるバスマットも、吊るしておきたいもの。洗面所が狭くて吊るす場所がないときは、浴室の入り口の上の方に突っ張り棒を設置すると、バスマットやバスタオル掛けとして使えます。バスマットを掛けたり外したりするときに力が加わるので、突っ張り棒はしっかりしたものを選ぶといいですね。ただし、ドアを手前に引いて開ける場合や、ジャバラ式で突っ張り棒に当たってしまう場合などは、この方法は使えません。

 

まとめ

以前、お掃除の専門家の方から「さらさらと流れる水はきれいだけれど、流れが止まった水には汚れが引き寄せられる」と教わりました。そう言えば、浴室だけでなくキッチンや窓のサッシなども、水が溜まるところにカビの胞子やホコリが付き、汚れていきますね。浴室は特に水気が多いので、吊るす収納で清潔を保ちましょう。また、最近のユニットバスの壁にはマグネットが使える場合もあるので、フックを買う前にお手持ちのマグネットで試してみてください。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」