片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術24】ひな人形をラクに出し入れ!お悩み別収納術

ひな祭りや端午の節句など、子どもの成長を願う「節句人形」を出すのは、楽しみな反面、大きい、重い、かさばるなど、大変でもありますね。今回は、節句人形を楽に出し入れするための収納術を、お悩み別にご紹介します。出し入れの際に感じるストレスがなくなれば、飾るのが一層楽しみになり、しまうのもラクになりますよ。お人形の収納・保管のコツもご覧ください。

 

「出し入れが大変な理由」を知ると、解決策が見える

一口に「出し入れが大変」と言っても、家庭によって節句人形の収納はさまざま。「高いところへ入れてあるから、脚立を出すのが面倒」「大きい箱へたくさん入っていて、出し入れが大変」など、ストレスになる原因を探れば、あなたにとってラクな収納が見えてきます。お人形を出し入れしやすいように収納場所を変えたり、お人形を買ったときの大きい箱から、小さい箱や袋などへ入れ替えるなどで、出し入れがラクになりますよ。

 

お悩み1:高いところに収納してある⇒ラクな高さへ移動

年に1度しか出さない節句人形は、クローゼットの最上段など高い場所へ収納することが多いですね。湿気を防ぐ点では最適な場所ですが、脚立を出して箱を上げ下ろしするのは大変。これが苦痛なら、ラクな高さに移動させましょう。スペースがない場合は、お人形の代わりに高いところへ収納してもいい物を探します。お人形より出し入れの頻度が少ない物、優先順位の低い物などが出し入れしやすい位置にあるなら、収納場所を交換しましょう。ただし、低い場所ほど湿気が溜まりやすいので、スノコなどを使って空気の通り道を作ってくださいね。

 

お悩み2:箱が大きい、重い⇒小さい箱や袋へ分散

お人形を買ったときの箱は、運搬の際にお人形が傷まないように工夫されているので、箱の中に空間が多くかさばるものです。また、段飾りなどは一つの箱にたくさんの物が入っていて重く、出し入れも一苦労。これがストレスの原因なら、小さい箱に分散させましょう。お人形は柔らかい紙で包み、フタつきの組み立て式ペーパーボックスや不織布ボックスなどへ。丸めた紙を緩衝材として入れればお人形が傷むのを防げます。小物は紙袋へ入れて、ファイルボックスへ立てればスッキリと収納できますよ。分けて収納したら、中身を書いたラベルを貼りましょう。

 

お悩み3:飾る場所と収納場所が遠い⇒飾る場所の近くへ収納

一戸建てのお家で多いのがこのパターン。飾るのは1階の和室だけれど、和室の押し入れは客用布団などでいっぱいで、お人形は2階の子ども部屋に収納してある、といったケースです。この場合は、飾る場所の近くに収納するか、収納場所の近くに飾るようにすれば楽になりますが、お悩み1のようにお人形とほかの物の収納場所を交換、または飾るスペースを作る必要があります。ぜひ、不要なものや手放せるものはないかを見直すきっかけにしてください。我が家は節句人形の収納を見直したら、不要品がたくさん見付かりました。

 

節句人形の収納・保管のコツ

しまうときに「これはどこへ入れるんだっけ?」とならないために、箱を開けた状態で写真に撮っておくといいですよ。しまうときは写真を見ながら収納します。また、お人形に湿気は大敵。乾燥剤や防カビ・防虫剤を一緒に入れて収納しましょう。プラスチックのケースは便利ですが、湿気がこもりやすいので、乾燥剤や防カビ剤をしっかり入れ、ときどき開けて風を通しましょう。ガラスケースのお人形は、ケースの隙間からホコリが入ることもあるので、飾っている間としまう前に、ハンディモップなどでホコリを落としておくと、美しさが長持ちしますよ。

 

まとめ

子どもが大きくなって、子どももママも忙しくなると、お人形を出す楽しみより「面倒」「大変」が先に立ってしまい、しまいっぱなしというお家も多いようです。お人形を出す日を先に決めてカレンダーに印を付けておくと、心の準備ができ、飾るのが楽しみになりますよ。私の母は、お人形をしまうときにいつも、その日の新聞と一緒に、その年の家族の様子を書いたメモ書きを入れていました。お人形を出す際に、それらを読むのも楽しみで、一生懸命手伝った記憶があります。今思うと、新聞紙は湿気取りの役目も果たすので、一石二鳥でしたね。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」