片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術33】「片付けない家族」へのイライラ減らすヒント

ママ自身が片付けられないという悩みに次いで多いのが、「家族が片付けに協力してくれない!」というお悩みですね。今回は、ママのストレスを軽減させる、片付けない家族との向き合い方のヒントを3つご紹介します。家族が進んで片付けるようになるのが1番ですが、相手を急に変えることは難しいもの。だったら、ママの考え方や、家族との接し方を少しだけ変えてみましょう。イライラした気持ちが楽になりますよ。

 

「我慢」ではなく、1歩引いた目線で「方向転換」してみよう

「どうして片付けないの?」と怒ったところで、家族は片付けるようになりません。物を戻すのが面倒、散らかっている方が落ち着くなど、どんな理由にせよ、いつもきれいにしておきたいママの気持ちとは正反対だからです。そんな家族へは、ママのストレスも溜まる一方。そこでママ自身が、1歩引いた目線で、現在の状況や自分の気持ちを見つめ直してみましょう。無理に我慢するのではありません。現状を客観的に見ることで、これまでの思考が整理され、方向転換しやすくなるので、家族との向き合い方も変えられますよ。

 

ヒント1:「家族がいれば散らかるのが当たり前」を理解する

「家のなかから生活感をなくしたいけど、家族が散らかすから無理」というお悩みをよく聞きます。でも、朝起きて、朝食を食べて、トイレへ行き、着替えるだけでも、ベッドは乱れ、食器もトイレも洗面所も汚れ、脱いだパジャマも出ます。片付けが苦手な家族いるのに、これを「生活感のない状態」へ近づけるのは、とてもハードルが高いのです。「家族がいるから散らかる」から、「家族がいれば、散らかるのは当たり前」へと考え方を転換すると、片付けに対する最初のハードルが下がり、ママも家族も楽になりますよ。

 

ヒント2:「片付けて!」ではなく、具体的にお願いしよう

片付けない家族へママが言ってしまいがちなのが「ちゃんと片付けて!」という言葉。でもこの言葉では、片付けが苦手な家族にはどうすればいいのか分からないことが多いのです。「〇〇はリビングの2番目の引き出しね」など、物の定位置を具体的に教えてあげるようにすれば、家族も出した物を元に戻しやすくなります。また、ママ自身が片付け方をきちんと分かっていないと、指示があいまいになり、家族も混乱しがち。まずは物の定位置をしっかり決め、お願いを具体的にしやすい状態を作っておきましょう。

 

ヒント3:「家族は家族」と割り切り、自分らしい場所を作ろう

家族と暮らしている以上は、全ての空間をママの思い通りにはできません。例えば、リビングで勉強する子どもがテーブル周りを散らかすなら、子どもが使わないキャビネットの中はママの好きなように整えてみましょう。ほかにもキッチンやドレッサー、クローゼットなど、ママがよく使う場所であればいっそう効果的です。家族が散らかす場所は「家族の場所」と割り切り、自分の大好きな場所を思いきり自分らしく整えれば、そこを使うたびにハッピーな気持ちになれますよ。そして、片付いた空間で楽しそうなママを見て、家族も「片付けの大切さ」に気付くかもしれません。

 

まとめ

ママが頑張って片付けたのに、その片付け方や収納が「家族に合わない」ことがあります。例えば、「ママはペンを引き出しに寝かせて収納したいけど、パパはペン立てに立てる方が出し入れしやすい」「ママは家族のハンカチをそれぞれの部屋へ収納したいけど、長男は玄関にハンカチがある方が忘れない」などです。こんな場合は、家族に「なぜ片付けにくいのか」を聞いてみるなど、丁寧にコミュニケーションを取って、片付けに関する気持ちをシェアし合うことも大切です。使う人に合わせた方が実は使いやすいなど、意外な解決策が見付かることもありますよ。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」