調理の下処理

【調理の下処理17】口当たり良く、水っぽくならない「オクラ」の下処理法

オクラは夏が旬の野菜で、サラダや和え物などによく使われますね。今回は、口当たりを良くして、水っぽくならない「オクラ」の下処理方法をご紹介します。オクラは、緑が濃くてヘタが黒ずんでいないものが新鮮です。暑くなると食べたくなるオクラ、美味しくいただいてみませんか。

 

【下処理1】ガクとヘタを取り除く

オクラのヘタとガクは堅く、食べると口に残りやすい部分です。オクラを水洗いしたあと、包丁でヘタの先端を2mmほど切り取り、ガクを薄くそぎ取るようにします。オクラのガクを切り落とす方法だと、種が入っている穴が剥き出しになり、下茹でしたときに穴へ水が入ってしまいます。すると仕上がりが水っぽくなってしまうので注意しましょう。

 

【下処理2】塩で産毛を取り除く

オクラの表面には産毛が生えていて、残っていると口当たりが悪くなります。オクラの表面に塩をまぶして指先の腹を使ってこすり、産毛を取り除きましょう。そのほかの方法には、まな板の上へオクラを並べ、塩をたっぷり振り掛け、両手で押さえながら前後に転がす方法もあります。炒め物など加熱する場合は塩を洗い流して、キッチンペーパーで水気を拭き取ってから調理しましょう。

 

【下処理3】熱湯で茹でて冷水に取る

サラダや和え物にする場合、オクラを下茹でします。鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩が付いたままのオクラを入れます。茹で時間は1分30秒が目安です。茹で上がったら冷水に付けて粗熱を取り、ザルで水気を切ります。キッチンペーパーで水気を拭き取り、料理に合わせた大きさに切り分けましょう。

 

 

じゅん(管理栄養士)

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。