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800人の働くママに聞いた、「パパの家事分担」理想と現実、ママの幸福度

仕事、家事、育児と1人3役で大忙しの「働くママ」には、パパの家事分担はなくてはならないもの。今回は、小学校入学前の子どもをもつ800人の働くママに聞いた「現在の幸福感」「夫の家事分担」の結果をご紹介。働くママがパパにお願いしたい家事と、実際にパパがやっている家事を調査すると、理想と現実に大きなギャップも。働いているママはもちろん、これから働く予定のママも必見です。

 

働くママ800人の幸福度、10段階評価で平均7.7

サンケイリビング新聞社が、働くママと園児の情報誌「ぎゅって」の新装刊にあたり、未就学年齢(6歳以下)の子どもをもつ働くママ892人へ「あなたは現在、幸せだと思いますか」と10段階評価で尋ねたところ、最も多い回答は「8」の30.2%となりました。全体の平均は7.7で、幸福度が高い人からは「周囲のサポートの充実」や「やりたいことができている」といった声が挙がりました。

 

夫が「家事に協力的な家庭」ほど、妻の幸福度が高い結果に

続いて「ゴミ捨て」「食器洗い」「風呂掃除」など家事を14項目挙げ、夫がしている家事の項目数別に「妻の幸福度平均点」を見ると、妻の幸福度の平均点が1番高かったのは、夫の担当家事が「7~9項目」の場合の8.0で、次に「4~6項目」の7.8という結果に(※)。夫が分担している家事の数が多いほど、妻の幸福度はアップすることが分かりました。

※10項目以上はサンプル数が少ないため除外(n=41)

 

働くママにとって、夫は「最大の味方?」「物申したい相手?」

また働くママたちに「働きながら子育てをするうえで、最大の味方は?」「働くママとして、いま1番物申したい相手は?」という質問をしたところ、夫への感謝と苦言の両方が寄せられました。働くママからの声を抜粋してご紹介します。

 

■「夫が最大の味方」編

・家事もしてくれて、子どもの急な休みにも交代で対応してくれる夫は最強です
・休みの日の掃除機・お風呂掃除が担当。また、料理に目覚めて毎日夕飯を作ってくれるのでとても助かります
・夫の理解あっての仕事と家事、育児の両立だから

 

■「夫に物申す!」編

・あなたと同じく仕事をしているし、あなたより育児もしてるので、もう少し家事をしてほしい。 そして、私はあなたの母親ではないので自分のことは自分でしてほしい
・育児、家事のいいとこ取りをしていることにも気付かず、自分を家事もできるイクメンだと思っていること
・稼ぎが5対4なのだから、家事もせめて4割ぐらいしてほしい

 

本当は夫に担当して欲しい家事1位は「トイレ掃除」

次に、「夫に分担して欲しい・夫にやってほしい家事」と、「夫と分担している・主に夫がやっている家事」を尋ねると、グラフ左側の通り、両方の項目で7割を超えたのは「ゴミ捨て(77.7%)」と「風呂掃除(72.2%)」でした。この2つの家事は夫の分担する家事の代表格と言えそうです。一方、グラフ右側の「本音と実際のギャップ」を見ると、妻が本当はお願いしたいが、夫と分担できていない家事が見えてきます。なかでも最もギャップが大きかったのは「トイレ掃除」(37.9%)で、次に「部屋の片付け」(35.3%) 、「洗濯物をたたむ/しまう」(33.7%)が続きました。

 

家事に無関心なパパには、身の回りのことからお願いしてみて

働くママが仕事、家事、育児をフル回転でこなすためには、パパの協力が何よりも大切ですね。分担してくれる家事は多ければ多いほど助かりますが、現実には、家事の分担どころか、まったく協力する気のない“大きな子ども”状態のパパもいることでしょう。そんなパパには、家事分担の初めの一歩として、シャツのアイロン掛けや、たたんだ洗濯物をしまうなど、自分の身の回りのことからやってもらうようにしてみては?少しのことでもサポートしてもらうだけで、働くママが感じる負担はきっと軽くなりますよ。

 

◇ぎゅってWeb
https://gyutte.jp 

 

◇働くママを幸せにするのは『夫のトイレ掃除』!?  「夫が最強の味方!」の一方で、「育児家事のいいとこ取りでイクメンと思わないで」の声も(サンケイリビング新聞社)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000005157.html 

 

qufour(クフール)編集部

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