調理の下処理

【調理の下処理22】「枝豆」を水っぽくせず、程良い塩味に茹でるコツ

おつまみの定番「枝豆」は、冷凍品で1年中食べられますが、新鮮なものを味わえるのは夏だけ。今回は、「枝豆」の塩茹でを彩り良く、ほど良い塩加減で、水っぽくせずに仕上げるコツをご紹介します。枝豆は色が濃く、豆がふっくらしているものを選びましょう。枝豆の美味しさを味わうには、新鮮なうちに茹でるのがポイント。袋詰めされた枝豆よりも、枝付き枝豆の方が鮮度が良く、風味も高いのでおすすめです。枝付き枝豆が手に入ったら、鮮度が落ちないうちに枝から外して茹でましょう。

 

下処理1:サヤの両端を切り、流水で洗う

まず、枝豆のサヤの両端をハサミで切り取ります。両端を切ることで、火の通りと塩の馴染みが早くなりますよ。枝付き枝豆なら、枝から外すと同時に両端を切り取ると手軽にできます。枝豆に虫食いがある場合は、このとき取り除きましょう。そのあと、流水でさっと洗いザルへ上げて水気を切ります。

 

下処理2:塩で揉む

枝豆にたっぷりの塩を揉み込みます。枝豆の重量に対して塩1~2%が目安です。例えば、枝豆200gであれば塩小さじ1/2を振り掛けましょう。枝豆の産毛を取るようなイメージで、よく揉み込みます。塩を全体に馴染ませることで、茹でたときに彩り良く仕上がりますよ。

 

下処理3:熱湯で茹でる

鍋へたっぷりの湯を沸かし、塩揉みをした枝豆をそのまま入れます。茹で時間の目安は約5分。均一に火が通るように、ときどき箸で混ぜながらお好みの固さに茹で上げましょう。茹で上がったらザルへ上げて、熱いうちに塩を振り掛けて全体に馴染ませます。分量は、枝豆200gに対して、塩小さじ1が目安です。粗熱を取るときは、水へ浸けると水っぽくなりますので、ザルへ広げてうちわであおぎましょう。

 

食べきれないときは冷凍保存

枝豆を美味しく食べるには鮮度がポイントとお伝えしましたが、食べきれないこともありますね。そのようなときは、冷凍保存しましょう。枝豆を固めに塩茹でして粗熱を取り、水気をよく切ったあと、チャック付き保存袋へ入れて冷凍します。食べるときは熱湯で1~2分ほど茹で、塩を振り掛けましょう。枝豆の鮮度を落とさないうちに下処理をして、美味しさを味わってくださいね。

 

 

じゅん(管理栄養士)

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。