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元保育士のアイデア、子どもが使いやすく、型紙不要「プールバッグ」作り方

水着の着替えが時間内に終わらず、お子さんが困っているお宅はありませんか。今回は、着替えの手間を楽にしてくれる、出し入れ簡単な「プールバッグ」の作り方をご紹介します。2人の子どもをもつ元保育士が考えた「プールバッグ」には、子どもが使いやすく、ママも作りやすい工夫が満載!「ママの手作り」というのも、子どもには嬉しいものです。型紙なしでも作れる簡単なプールバッグなので、手芸初心者でも気軽に挑戦できますよ。

 

出し入れ簡単な大口タイプだから、水着への着替えが楽ちん!

園や学校では、そろそろプールが始まるころですね。水着の着替えは、脱ぎ着する枚数が多く、水着が体に貼り付くので、時間がかかりがち。特に幼稚園や、小学校低学年の子どもの場合、時間内に着替えられなくて困っているというママも多いのでは?今回ご紹介するプールバッグは、そんなお子さんのために、水着をさっと取り出せる大口タイプ。マチ付きなので、タオル、水着、水泳帽、ゴーグルなど、必要なグッズも全部に収まります。着替えが終わったら、口をきゅっと絞るだけで片付けも完了です。さまざまなプールバッグが市販されていますが、なかには子どもが扱いにくいものも。その点このプールバッグなら、出し入れの手間が省けるので、着替えを楽にしてあげられますよ。

 

材料と準備

<材料>

・本体:撥水ナイロン生地・幅100×50cm 
・巾着用ヒモ:丸ヒモ・幅0.5×300cm以上
・持ち手用、下部ヒモ通し用:薄地カラーテープ・幅2×92cm
・ミシン糸

 

<用意した材料を準備しましょう>

1.撥水ナイロン生地を、横37×縦50cmの2枚に裁断し、ロックミシンまたはジグザグミシンで端の処理をしておく
2.巾着用ヒモを150cm・2本に切り分ける
3.持ち手用を37cm・2本に、下部ヒモ通し用を9cm・2本に切り分ける

 

※撥水ナイロン生地の厚さは、薄地~中厚がおすすめです。生地が滑りやすいので、テフロン押さえも必要に応じてご用意ください。ナイロン生地を裁断する際は油性のチャコペンを使用しましょう。

 

本体にヒモ通し用カラーテープを仮止めする

下部ヒモ通し用のカラーテープ9cmを2つ折りにします。本体下側の表面へ左右対称に置いたら、それぞれにミシンで仮止めします。

 

本体2枚を縫い合わせる

本体を表面が内側になるように合わせたら 、ヒモ通し口を残して左、底、右の3辺へミシンを掛けます。左右のミシンがけでは、上部9cmを縫わないように注意しましょう。ナイロン生地は綿生地などと比べて滑りやすいため、ミシンの速度をゆっくりにして縫い進めるときれいに仕上がります。

 

本体のマチを作る

縫い合わせた本体の縫いしろを両側へ倒し、底と側面の縫い目を合わせるようにたたんで、底4cmのところへ写真の赤線のようにミシンを掛け、左右のマチを作ります。

 

本体のヒモ通し口を縫う

縫い合わせた左右の縫い代を両側へ倒します。このとき縫い残した上部9cmのところも、同じように縫い代を倒します。ここでアイロンをかけてしまうと、ナイロン生地が溶けてしまうため、指で折り目をつけるといいですよ。倒した縫い代は、布端からヒモ通し口の縫い代の0.2cmのところに端ミシンをかけて固定し、ヒモを通すときに引っ掛からないようにします。

 

本体に持ち手を仮止めする

本体を横向きに、縫った袋の口が右になるように置きます。袋の口の中心から左右5cmのところに持ち手用のヒモを置き、ミシンで仮止めします。このとき、反対の表地を縫い付けてしまわないように注意してください。

 

ヒモ通し口を作る

本体の上端部から1cmのところを折り、その折り目から3cmのところを折って、3cmのヒモ通し口を作ります。布と一緒に持ち手も折りましょう。次に、持ち手だけを上に折り返し、3つ折りした布端と持ち手を一緒にミシンで縫います。裏地を縫い付けてしまわないように注意してください。

 

ヒモを通す

巾着用のヒモを、上部のヒモ通し口、下部のヒモ通し用カラーテープ、上部の反対のヒモ通し口へ通します。全てにヒモが通したら結んでプールバッグの完成です。

 

まとめ

このバッグの作り方を覚えておくと、体操服入れ、温泉バッグなどにもアレンジできるので、これから学校グッズを作ろうと考えているママにもおすすめです。ちなみに、支度に気が散るタイプのお子さんの場合は、柄入りの生地にすると気が散ってしまうため、視覚の混乱を抑える無地がおすすめですよ。

 

 

Izumi(保育士)

小中学生の2人の子どもを持つ保育士です。
たくさんのお子さんやご家族に出会った経験を生かし、子育てや生活が楽しくなるような記事を執筆できたらと思っています。
手芸やDIY、インテリアや雑貨も大好きです。