暮らし

【産前産後ハッピーライフ22】高齢出産ならではのメリットだってある!

「高齢出産」というとネガティブな情報ばかり耳に入ってきて不安になることはありませんか?今回はそんな不安を和らげる高齢出産ならではのメリットをお伝えします。物事には良い面、悪い面の両面があります。ポジティブな情報も知って、新しい命を健やかに育みましょう。

 

言語の発達が早い、怪我をしないって本当?

世界的な高齢出産の増加に伴い、イギリスのロンドン大学が行なった調査では、「40歳以上の親から生まれてきた子どもは言語の発達が早い」「子どもが怪我をする危険性や入院率が低い」「母親の年齢が高いと親子間の衝突が減少する」というようなことが分かったと発表されています。なぜでしょうか?

 

◇Parenting by older mothers brings benefits to children(Brikbeck UNIVERSITY OF LONDON 4August,2014)
http://blogs.bbk.ac.uk/research/2014/08/04/parenting-by-older-mothers-brings-benefits-to-children/

 

歳を重ねたからこその「余裕」がメリットを生む

高齢出産の女性は年齢を重ねたぶん、人生経験が豊富で大人として成熟していることと、やりたい事をある程度叶えてきた余裕から生まれる穏やかさが、子どもの成長に影響を与えているのではないかと、ロンドン大学の調査結果では分析されています。確かに知識が豊富な親であれば、子どもに対して豊かな教育ができるでしょう。精神的な余裕があれば、子どもをゆっくり見守ることもできますよね。これは高齢出産のメリットと言えると思いませんか?

 

Twitterでみかけたこんな呟き

Twitterでは、こんな投稿も見かけました。

 

「21歳で出産した友人に、ハタチの頃の夜通し遊べたあの体力は本来子育て用だった三十路出産は体がついてこないと言ったら、ハタチそこそこはメンタル甘々で育児が死ぬほどつらかったと言われ、二人の結論は「いつ産んでも死ぬほどキツイ」ですおはようございます。」(https://twitter.com/haradepuccho/status/709514689768632321

 

高齢出産のデメリットが若い出産のメリットに、若い出産のメリットが高齢出産のデメリットになっているところが、面白いと思いませんか?若ければ若いなりの、高齢なら高齢なりの悩みがあって、結論は「どっちにしても、子育ては大変!」だということです。

 

推奨するわけではないけれど、悲観的になる必要もない

もちろん、生物学的に見たリスクは数値として発表されているものもあり、高齢出産を推奨するわけではありません。でも、デメリットばかり気にして憂鬱な気持ちになるより「いいこともあるんだ!」とポジティブでいる方が、お母さんの精神衛生上も、赤ちゃんの成長にもいいはず。高齢出産ならではのポジティブな側面も知り、せっかく授かった命を大切に育み、健やかに出産しましょう! 

 

 

はなみらん花香(産前産後ケアアドバイザー)

産前産後ケアアドバイザー。マタニティアロマセラピスト。
都内総合病院産科に勤務しつつ、妊娠~出産・産後まで寄り添いひとりひとりに合ったケア&サポートをする「マタニティ&産後専門アロマセラピーケアサロンはなみらん」で心身のケアを提供中。