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【始めよう薬膳レシピ12】暑さからくるストレスを軽減「セロリのサラダ」

気分スッキリ、熱冷ましにもなるサラダをいただきましょう。今回は、気分をスッキリさせる「セロリ」と体の水分を調整する「キュウリ」で作るサラダのレシピをご紹介します。マヨネーズと香ばしいゴマの味付けは、お子さんにも食べやすいですよ。作り方は切って和えるだけ、とってもお手軽です。

 

「セロリのサラダ」の食材効果

今回ご紹介するのは、神経の高ぶりを鎮める「セロリ」と、むくみを解消してだるさを取る「キュウリ」をマヨネーズソースで和えた「セロリのサラダ」です。爽やかな風味で、シャキシャキ感も楽しめます。マヨネーズと香ばしいゴマの味付けなので食べやすく、仕上がりはクリーミー。野菜を切って和えるだけなので、すぐ作れますよ。また「白ゴマ」も「黒ゴマ」も便秘に効きますが、今回は夏向きの「白ゴマ」を選びました。それでは、材料と作り方を見ていきましょう。

 

「セロリのサラダ」の材料(2人分)

セロリ:130g(2/3本)
キュウリ:100g(1本)
マヨネーズ:大さじ3(お好みで増減可)
白ゴマ:小さじ2~3(お好みで増減可)
塩:少々
コショウ:少々
醤油:少々

 

「セロリのサラダ」の作り方

1.セロリとキュウリは、それぞれ千切りにしておきます
2.ボウルでマヨネーズ、白ゴマ、塩、コショウ、醤油をよく混ぜ合わせたら、セロリとキュウリを加え、味を馴染ませます
3.お皿に盛り付け、ちぎったセロリの葉を飾っていただきましょう

 

セロリの味が苦手な方は、カツオ節を振り掛けるとさらに食べやすくなります。またセロリとキュウリはどちらも体を冷やす作用があるので、「冷え」が気になる方は、おろしショウガを加えましょう。またお好みで、冒頭の写真のようにサラダの下へ輪切りにしたキュウリと茹で卵を敷くのもおすすめです。

 

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薬効1「セロリ」

セロリ」は、イライラや不安に効くので、ストレス対策になる野菜です。また「涼性」という分類なので、を冷ます働きがあり、暑い季節にぴったり。上半身に熱っぽさが溜まっているように感じるときや、高血圧の方にも適しています。調理には茎と葉の両方を使い、独特の香りに薬効があるので、香りも一緒に楽しみましょう。

 

薬効2「キュウリ」

「キュウリ」は、体内の水分バランスを調整しながら、余分な熱を体外に逃がします。利尿作用が高いのでむくみに効く一方、必要な水分(「」)を適度に補うこともできる野菜です。多食すると冷え性の原因になる場合があるので、日常的に冷えを感じる方や、寒い時季には、少なめに摂りましょう。また「キュウリ」は「カリウム」が豊富なので、余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出し、高血圧を予防します。

 

ストレスを和らげる野菜

今回は、「セロリ」と「キュウリ」のサラダをご紹介しました。気温が上がってきたので、暑さ・逆上せ・イライラ(ストレス)を感じるとき、このサラダが役に立ちます。

 

「セロリ」は前述の通り、芳香に効果があります。香りが体を助ける野菜には、ほかにも「シュンギク(春菊)」があり、自律神経のバランスが整うので、季節によって代用できます。また「セロリ」は、「春の七草」でご紹介した「セリ(芹)」の仲間で、葉を見ると似ているのがよく分かります。「セリ」もストレスに効き、体を冷やす作用がある食材です。

 

「セロリ」も「キュウリ」も体を冷やすので、気温が高い時季や、体にが溜まりやすい方・かっかしやすい方におすすめですが、食べ過ぎには気を付けましょう。また体を冷やす野菜の「冷性」を緩和したいときは、「ショウガ」「ネギ類」を調理に加えたり、「キュウリ」ならスープにしても良く、温めると、むくみを和らげますよ。みなさんの体質に合った食べ方で、野菜を取り入れてみてくださいね!

 

 

A's Pumpkin(薬膳マイスター)

日々健やかに過ごしたいと考える、おばちゃまライターです。
薬膳マイスター資格を取得、自然由来食材のエネルギーをよりよく活かすことで、ひとりでも多くの方が健やかに過ごせるお手伝いが出来ればと思っております。国際薬膳食育師3級。