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【産前産後ハッピーライフ26】妊娠中の運動と、出産に向けた「体力作り」

妊娠も安定期に入ると、出産に向けた「体力作り」を勧められます。今回は妊婦さん向きの、自宅で簡単にできる「おすすめの体力作り」をお伝えします。体力作りというと「ジムに通うもの」と考えがちですが、自宅でできるものもあるんですよ。気分転換にもなりますし、きっとあなたのマタニティライフに彩りを添えてくれますよ。

 

お手軽♪お気軽♪「ウォーキング」

「ウォーキング」は道具も予約も必要なく、自分のタイミングで気軽にできるところが、嬉しいですよね。ウェアを着て颯爽と歩くウォーキングもありますが、妊婦さんはぜひ、周りの景色を楽しみながら歩いてみてください。季節や風を感じたり、緑を見ながら歩いて、一緒に「心のリラックス」もしちゃいましょう。「通勤時に一駅だけ」「今日はバスを使わずに」といった、ついでウォーキングもお手軽でいいですね。

 

臨月に入ったらしんどくない「スクワット」

臨月に入ったら「スクワット」もおすすめです。と言ってもハードな物ではなく、股関節を柔軟にして骨盤を開きやすくするための優しいスクワットです。やり方は簡単。洋式トイレで便座を浅くまたぐように立ち、そのまま腰を落として便座に座る→立ち上がるのを繰り返します。着地点で「便座に座る」ので、足腰に負担もかからず、股関節が伸びるので気持ちよささえ感じます。トイレのタイミングで行なえば、定期的な運動にもなりますよ。無理のない範囲で10回くらいずつやってみましょう。

 

妊娠中は「心地良い」「無理をしない」を心掛けて!

張り切って「ハードな体力作り」をする方もいますが、妊婦さんの体力作りはリラックスしながら楽しくやることも大切です。呼吸法と一緒にやる「ヨガ」は、リラックスできると同時に分娩時の呼吸の練習にもなります。また「スイミング」は浮力で体の負担が減るので、楽に運動できますよ。それまでの運動にあったような「私、こんなこともできるのよ!」「ここまでしちゃう私、凄いでしょ!」という感覚ではなく、「心地良い」「無理をしない」という点に重点を置いて試してみてくださいね。

 

まとめ

今回は、自宅で1人でできる運動を中心に紹介しましたが、ジムに通って行なう体力作りでも、もちろんOKです。妊娠中の運動は体力作りだけでなく、運動不足の解消や、気分転換という側面ももっています。お医者さんや助産師さんの指示にしたがって、その日の体調も確認しながら、無理のない範囲で行ないましょうね。

 

 

はなみらん花香(産前産後ケアアドバイザー)

産前産後ケアアドバイザー。マタニティアロマセラピスト。
都内総合病院産科に勤務しつつ、妊娠~出産・産後まで寄り添いひとりひとりに合ったケア&サポートをする「マタニティ&産後専門アロマセラピーケアサロンはなみらん」で心身のケアを提供中。