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大掃除、寒い年末は「しない派」が半数も!プロのおすすめは「中掃除」

年末が近づくと「大掃除」のことが気になる人もいるのでは?今回は、4,064人に聞いた、2016年末の大掃除の有無、掛けた時間、大掃除以外のにちょっと念入りな掃除をしているかなどをご紹介します。手入れのしやすい住宅設備や、夫婦共働きなどのライフスタイルの変化に伴って、大掃除の仕方も変わってきているようです。記事の最後では、お掃除のプロからの「中掃除のお掃除年間スケジュール」もご紹介します。

 

2016年末の大掃除「実施」は約5割、独身ほど実施しない傾向

Q1)あなたは2016年末に大掃除を行いましたか

ガス器具を製造販売するリンナイが、公式部品販売サイト「R.STYLE」のユーザー4,064人へ行なった「大掃除」の調査で、「2016年末に大掃除を行なったか」を尋ねたところ、「実施した」と回答した人は51.9%となりました。「実施しなかった人」を未婚既婚で分けて見ると、既婚男性32.4%に対して未婚男性47%、既婚女性27.5%に対して未婚女性44.4%と、男女とも未婚者は既婚者より年末の大掃除をしなかった人が多いことが分かりました。

 

大掃除にかける時間は「2~4時間程度」がボリュームゾーン

Q2)2016年末の大掃除にどれくらい時間をかけましたか(N=2,109)

2016年末に大掃除をしたと回答した2,109人へ「どれくらい時間をかけたか」を聞くと、最も多かったのは「3時間程度」の22.3%でした。全体の傾向として、「2時間程度」から「4時間程度」という人が多く、「4時間程度」までに済ませている人は全体の53.5%となりました。

 

普段より念入りな「中掃除を行なう」人は8割以上

Q3)あなたは中掃除を行いますか

次に、時間も体力も掛けて念入りに行なう「大掃除」とは別に、普段より少し念入りに掃除することを「中掃除」として、「あなたは中掃除を行ないますか」と聞いたところ、8割以上が「中掃除を行なう」と回答。中掃除の実行頻度とで多かった回答は「半年に1回程度(19.4%)」「3カ月に1回程度(19%)」「月に1回程度(18%)」となりました。

 

中掃除の理由は「大掃除は大変」「汚れが溜まりにくい」

Q4)中掃除を行なうのはなぜですか(N=3,396)

中掃除を行なうと回答した3,396人へ「中掃除を行なうのはなぜですか」と聞くと、半数以上の54.3%が「まとめて大掃除をすると大変だから」と回答。「中掃除をすると汚れが溜まりにくいから」という人も41.7%に上りました。中掃除をする人は、時間をたっぷり掛けず、汚れが溜まってしまう前に掃除ができることにメリットを感じているようです。

 

掃除に適した季節は「秋」が人気で4割以上、冬は1割以下

Q5)どの季節が掃除をしやすいと思いますか

続いて、掃除に適した時期について「どの季節が掃除をしやすいと思いますか」と尋ねると、「秋」が44.1%で最も多く、「春」の24.9%、「夏」の10.2%となり、従来の大掃除の時期である「冬」は8.9%に留まりました。自由回答には、「冬は寒い」や「冬より汚れが落ちやすい」といった声が寄せられました。水回りや外の掃除も多いからか、多くの人が「秋」を大掃除に適している季節だと思っていることが分かりました。

 

2017年末に大掃除しない人「普段から掃除」「冬以外で」

Q6)今年の年末に大掃除を行う予定がないのは、何か理由がありますか

ここで、2017年末に大掃除を行う予定のない571人へ「今年の年末に大掃除を行なう予定がない理由」について尋ねると、「普段からこまめに掃除をしているから(42%)」「ほかの時期に大掃除をするから(27.3%)」という回答が多い結果となりました。「寒いから」「面倒だから」が同率で23.3%と続き、年末にまとめて行なう大掃除に合理性を感じない傾向がうかがえました。

 

大掃除で面倒な場所、「換気扇」「窓」「コンロ」

Q7)大掃除で面倒に思う場所はどこですか

また、「大掃除で面倒に思う場所はどこですか」と聞いたところ、「キッチンの換気扇・レンジフード」が60%と最も高く、「窓・網戸(33.5%)」「キッチンのコンロ(29.6%)」「お風呂(28%)」が続く結果となりました。

 

大掃除の担当場所、夫婦で役割分担も

Q8)あなたは大掃除をする際にどの場所を担当することが多いですか(N=2,075)

また「大掃除の際、どの場所を担当することが多いか」を尋ねた結果を、既婚者の夫婦別で見てみると、大きく差が開いたのは「キッチン」でした。妻がコンロや換気扇回りを、夫がシンクを担当することが多いようです。また、「お風呂」「窓・網戸」「照明」「冷暖房器具(エアコンなど)」を担当するのは、妻よりも夫が多いことが明らかになりました。

 

大掃除のノウハウやコツ、「ある」人は2割未満

Q9)大掃除について、自分なりのノウハウやコツがありますか

また、「大掃除について、自分なりのノウハウやコツがあるか」を聞くと、「ある」と回答した人は18.2%と2割に満たないことが分かりました。年代別に分けると、自分なりのノウハウやコツがある人は、「60代以上(21.8%)」が最も高く、年代が若くなるほど割合が減少する結果に。

 

掃除方法を学んだのは「家庭>学校」、30代以下では逆転

Q10)掃除の方法はどこで最も学びましたか

さらに「掃除の方法はどこで最も学んだか」を聞いたところ、全体では「家庭の父母(38.5%)」が最多で「学校(18.3%)」が続きました。学校よりも家庭で学んだ人が多いのは40代以上に見られる傾向で、30代以下では「学校(32.4%)」が「家庭の父母(28.7%)」を逆転しました。

 

おすすめは、四季の特徴を生かした中掃除

お掃除のプロである大津たまみ先生によると、寒くて汚れが落ちにくく大変な思いをする「年末の大掃除」より、四季の特徴を生かして汚れを溜める前に行なう「中掃除」がおすすめだそう。季節ごとに効率的に行なう「中掃除スケジュール」を一覧表で教えてくれました。暑くない春のうちに窓を開けて家の中やカーテン、冷蔵庫を掃除し、夏は水遊びを兼ねて外回りを中心に。冬になると乾きにくいワックス掛けは秋に済ませておき、冬は草が生える前に除草剤の散布をして加湿器を掃除するなど、季節に合わせて行なうと良いそうですよ。

 

◇<熱と暮らし通信>2人に1人は昨年末に大掃除を実施していないことが判明! 普段より少し念入りな「中掃除」を行う人は8割以上と多数(リンナイ)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000015237.html

 

qufour(クフール)編集部

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