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【お花のある暮らし7】今年のハロウィンは「大人のフラワーアレンジ」で

日本にもすっかり定着したハロウィン。今回は、四角形の黒い石板へ花や小物を配置して、ハロウィンの世界を作り上げたアレンジをご紹介しましょう。お花は小ぶりなアレンジメントにして石板の中央に乗せ、カボチャやブリキ缶、LEDライトなどのアイテムをバランス良く配置して、お花とアイテムの全体で、ハロウィンらしさを演出しましょう。玄関やリビングを、魔女の気分になって、飾ってみてはいかがでしょうか?

 

材料

スレートプレート:1枚(30cm×20cm、お皿やお盆で代用可)

 

<フラワーアレンジに使う材料>

吸水性スポンジ(フラワーアレンジメント用):1/12本
鉢皿:1枚(直径8cm)
スプレーバラ(赤):5輪
マリーゴールド:3輪(茶系オレンジ小輪)
ヒオウギの種:3個(枝付き)
ユーカリの葉:2本(長さ30cm程度)

 

<プレートを飾るアイテム>

ミニカボチャ(オレンジ色):1個(直径約10cm)
黒いリボン:1本(幅12mm×50cm)
紅葉した桜の落ち葉:大小13枚
ドライの赤米:5本
ミニブリキバケツ:大小各2個
キャンドルホルダー2種:各1個
LEDキャンドルライト:2個
ミニカボチャ:1個(黄色にオレンジ色のストライプの直径約8cmのもの)
フォックスフェイスの実:大小5個
新聞紙:1/2枚+α
ドライのチランジア:約5本
小枝:1~2本(アクリル絵の具やペンキで黒く塗るとハロウィン感アップ)

 

スレートプレートは黒い石でできた板状のお皿で、インターネットや300円ショップなどで300円~1,000円くらいで購入できます。ハロウィンカラーの黒色なので今回の演出にピッタリです。大き目の黒っぽいお皿やお盆などで代用してもいいでしょう。落ち葉や小枝は公園で拾えますし、LEDキャンドルライトやキャンドルホルダー、ブリキのバケツなどは100円ショップで入手可能です。

 

手順1:吸水性スポンジをカットし水に浸ける

まず、フラワーアレンジの準備をしましょう。今回は吸水性スポンジを1/12本使うので、写真ようにカットして、オレンジの斜線の部分を使います。切り終わったら、大きめのバケツにたっぷりと水を張って浮かべましょう。手で無理矢理沈めてしまうと中まで水が浸透しませんので、自然と沈むのを待ちましょう。

 

手順2:吸水性スポンジを鉢皿にセットして面取りする

給水性スポンジが十分に水を含んだら、8cm鉢皿に合せて四つ角を切り取り、セットします。次に、4辺と4つ角を1cmほどの幅で斜めにそぎ落とします。これを「面取り」と言います。こうすることで、辺や角の部分が平らになりお花を挿しやすくなります。

 

手順3:花を挿してミニアレンジを作る

ユーカリの葉、マリーゴールド、スプレーバラ、ヒオウギの種の順番で、給水性スポンジへ挿していきます。まずユーカリを2~3節でカットし、鉢皿と吸水性スポンジを隠すように挿します。花の茎は、いずれも約2~5cmでカットしますが、マリーゴールドは茎が空洞で折れやすいので、注意して扱いましょう。アレンジの出来上がりサイズは、直径12cmぐらい、コンパクトにまとめます。

 

手順4:オレンジ色のミニカボチャにリボンを付ける

大きい方のミニカボチャのヘタへ黒いリボンを掛け、蝶結びにします。ヘタが短くてリボンを掛けられないときは、リボンで蝶結びのみを作り、両面テープで貼り付けると良いでしょう。

 

手順5:スレートプレートに落ち葉と赤米を散らす

ここから先は、飾る場所に材料を持って行って作業します。まず、スレートプレートを、飾り場所に設置しましょう。桜の落ち葉を約10枚、赤米3本をプレートの上へ散らします。ふんわりと自然に落ちている感じを出すと良いですね。スレートプレートを見せたいので全体を覆ってしまわないようにしましょう。落ち葉は桜以外でもいいのですが、紅葉したものがカラフルで素敵ですよ。余ったユーカリがあったら、一緒に使いましょう。

 

手順6:スレートプレートの上へ小物と花を配置する

次に、プレートの中心へ花のミニアレンジを置きます。続いてブリキ缶、ランプ、カボチャ、フォックスフェイスの実を、高低差をつけながらお好みで配置しましょう。落ち葉の上に置いても構いません。高さが足りなかったら、ブリキのバケツを台座にしたり、2個重ねたりしましょう。バケツにカボチャが埋もれる場合は新聞紙を丸めてバケツの中へ入れ、上げ底にします。小さなブリキのバケツはひっくり返して、オバケがいたずらした感じを演出しても面白いですね。

 

手順7:仕上げに立体感と動きを付ける

残りの落ち葉や赤米を置いたり、チランジアを上からふんわりと掛けたり、小枝を立て掛けたりして立体感と動きを出しましょう。LEDキャンドルのスイッチを入れたら完成です。

 

まとめ

今回使用した花や小物は、ほんの一例です。花は今回使用したもの以外でも、小さめの暖色系ならしっくりきます。分からない場合は花屋さんに相談してみましょう。お好きな小物や花をチョイスして、大人のムード漂うハロウィンアレンジを楽しんでみてくださいね。

 

 

五十嵐道子(フラワーデザイナー)

オーダーメイド花屋「包kurumi」フラワーデザイナー。フラワー装飾技能士1級。店舗やオフィス、イベント会場に出張して現場で花を生ける「生け込み」を中心に、フラワーアレンジメントやブーケなどの製作を手掛けています。小粋で色香漂う花を好む大人向けの作品が得意です。