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夫婦間でギャップあり!「パートナーの呼び方」と「希望の呼ばれ方」

夫婦の個性や関係性が表れる「パートナーの呼び方」、どんな呼び方・呼ばれ方が好まれているのでしょうか。今回は、全国20~60代男女1万人に聞いた「夫婦の呼び方」や「希望の呼ばれ方」の調査結果をご紹介します。性別や年代別で、「呼び方」や「希望の呼ばれ方」に違いがあるようです。あなたのパートナーが希望する呼び方も、実は、現在のものとは違うかも知れませんよ。

 

妻が「呼ばれたい呼び名」と「実際の呼び名」にギャップあり

市場調査を行なうインテージリサーチが、全国の20~69歳の男女1万人を対象に行なった「夫婦の呼称と、呼称に対する意識調査」で、配偶者から親しい人の前でどう呼ばれたいか、どう呼ばれているかを尋ねました。まず配偶者のいる女性3,277人へ「どう呼んで欲しいか」を聞いたところ、1位「妻(23%)」、2位「奥さん(17.9%)」、3位「嫁(12.1%)」という結果になりました。一方、「どう呼ばれているか」を聞くと、1位「嫁(23.0%)」、2位「奥さん(15.7%)」、3位「名前の呼び捨て(12.3%)」という結果に。女性の希望で1位だった「妻」は3位までに入らず、10.6%で5位に留まりました。希望と現実には、かなりのギャップがあるようです。

 

一方、希望と現実のギャップが少ない男性

次に、配偶者のいる男性3,037人へ「どう呼ばれたいか」を尋ねると、「主人(29.0%)」「旦那(16.2%)」「お父さん・パパ(12.3%)」の順となりました。また「どう呼ばれているか」を尋ねると、「主人(23.4%)」「旦那(22.9%)」「お父さん・パパ(17.6%)」という結果で、「希望の呼ばれ方」と同じ順位になり、男性の呼ばれ方は、女性よりも希望と実態のギャップが少ないことが分かりました。

 

妻の呼ばれ方「嫁」や「家内」は、世代間で差が

次に「親しい人の前で配偶者をどう呼んでいるか」を聞いたところ、配偶者のいる男性の回答を年代別に見ると、20~50代までの1位は「嫁」ですが、60代の1位は「家内(31.3%)」となりました。50代からベスト5に入る「家内」という呼び方は、文字通り「家の内にいる人」という意味のため、共働き世帯の割合が多い40代以下では使われていないのかもしれません。

 

夫の呼ばれ方「旦那」や「主人」は、女性の配偶者の呼び方にも世代間の差

同じく「親しい人の前で配偶者をどう呼んでいるか」を配偶者のいる女性に聞いた回答を年代別に見ると、20~40代までの1位は「旦那」ですが、50〜60代の1位は「主人」となりました。「主人」は「家のあるじ」という意味以外に、「自分が仕えている人」という意味もあり、男女雇用均等法の施行以降に社会に出た世代では、単に「女性の夫」という意味の「旦那」の方が好まれる傾向にあるのかもしれません。

 

すべての年代で、夫婦の呼び方には「こだわりナシ」との結果

最後に全員へ「夫婦の呼び方に関する意識」を性別年代別に聞いたところ、すべての年代で「特にこだわりはなく、こだわりをもつ人に違和感がある」が最も多く、男性では全世代で半数を超え、年代が上がるほど多くなりました。一方、女性はどの年代でも40%台となり、2番目に多かった「気になる人が多いのであれば改めていく方が良い」とそれほど差がないという結果になりました。

 

◇~「嫁」と呼ぶ男性、「妻」と呼ばれたい女性~ 夫婦は互いをどう呼んでいる?全国1万人調査(インテージリサーチ)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000322.000001551.html

 

qufour(クフール)編集部

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