暮らし

食べてる?「低糖質」メニュー、1万人の実食状況と、「食べない理由」

糖質制限ダイエットの経験や興味をもったことはありますか。今回は、20~60代の男女10,000人へ聞いた、低糖質を意識した食事への関心、外食店での低糖質メニューを食べた経験などの調査結果をご紹介します。糖質制限ダイエットは自炊のほうが続けやすいイメージですが、最近は回転寿司チェーン店のシャリなしメニューをはじめ、外食店での低糖質メニューも増えているようです。

 

低糖質を意識した食事経験は、「内食(自炊)」の3割が最多

Q1)普段の食事で、「低糖質」を意識しているか

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が、首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女10,472人へ「外食店での低糖質メニューへの関心」に関するアンケートを実施。「普段の食事で『低糖質』を意識しているか」を「外食」「中食」「内食(自炊)」の食事の場所に応じて尋ねたところ、いずれの条件でも最も多かったのは「低糖質を意識して食べたことはない」でしたが、低糖質を意識したことがある割合が高かったのは「内食(自炊)」で、「心掛けている」「意識していたことがある」「試してみたことがある」の3つの回答を合せると約3割に上りました。

 

20~30代女性では、「外食で低糖質の食事を試した」が最多

Q2)外食のとき、「低糖質」を意識しているか

前の質問で割合の低かった「外食」での低糖質を意識した食事に関する回答を、性年代で分けて見ると、「低糖質を意識した食事を心掛けている」と回答した人が最も多かったのは、「60代女性(11.3%)」で、次に「50代女性(10.8%)」、「60代男性(10.5%)」が続き、シニア層で意識が高いことが分かりました。ダイエットへの関心の強そうな20~30代女性の回答のうち「一定期間ではないが、試しに食べてみたことがある」の数値は、20代女性で8.5%、30代で8.8%と、ほかの性年代に比べて高いスコアとなりました。また圏域別では、首都圏で「低糖質を意識した食事を心掛けている(10.4%)」人は、ほかの圏域よりも多い結果となりました。

 

「外食店の低糖質メニュー認知度」、20~30代女性は6割超

Q3)外食店が次々と低糖質メニューを投入していることを知っているか

次に「外食店が次々と低糖質メニューを投入していることを知っているか」を聞くと、全体では「知っている」が50.5%、「知らない」が49.5%となり、認知状況は二分されました。性年代別で見ると、「30~40代女性」の認知状況がどちらも60%を超え、ほかの性年代よりも高くなりました。圏域別では、「首都圏」で52.4%と過半数を超え、ほかの圏域より多くの人へ認知されていることが分かりました。

 

外食での低糖質メニュー実食経験、20~30代が平均上回る

Q4)外食店が投入した低糖質メニューの過去1年の実食経験

また「外食店が投入した低糖質メニューの過去1年の実食経験」を尋ねると、全体では14.7%が「食べたことがある」と回答。性年代別で見ると、全体の結果を上回ったのは「20代男性(22.2%)」「30代男性(19.9%)」「20代女性(19.1%)」「30代女性(19%)」で、こちらは20~30代の男女で割合が高い結果になりました。

 

「外食の低糖質メニューを食べてみたい」のは、女性

Q5)外食店の低糖質メニューを今後食べてみたいか

さらに、「外食店の低糖質メニューを今後食べてみたいか」を聞くと、全体で52.6%が「食べてみたい」と回答しました。性年代別に見ると、全般的に男性より女性のほうが高い割合となり、最も多い順に「30代女性(65.7%)」「20代女性(65%)」「50代女性(61.7%)」という結果に。

 

低糖質メニュー「食べてみたい」「食べてみたくない」理由

「今後、外食で低糖質メニューを食べてみたい」という人へその理由を尋ねたところ、1位「健康のために良さそう(80%)」、2位「ダイエットしたい(39.5%)」、3位「ダイエットというわけではないが、食事のバランスのなかで、時々取り入れたい(25.0%)」という順で、20~30代女性では「ダイエットしたい」という人が多い結果に。一方、「食べてみたくない理由」ついては、1位「おいしくなさそう(48.3%)」、2位「外食では食事の制限をしたくない(33.5%)」、3位「痩せる必要がない(26.4%)」となりました。

 

まとめ

現在、低糖質の食事を心掛けている人は、もう少し上の年代がボリュームゾーンのようですが、ダイエットが気になるqufour世代も低糖質への関心は高いことが分かりました。低糖質のメニューを用意している外食店も増えているようなので、低糖質メニューを活用する人も増えていくでしょう。とはいえ、糖質制限だけに頼り過ぎず、バランスの良い栄養と適度な運動を心掛けることも大切ですね。

 

◇低糖質メニューへの関心を調査(リクルートライフスタイル)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000613.000011414.html

 

qufour(クフール)編集部

忙しい毎日の中で役立つ家事のコツや、子育てのヒントなど、暮らしに役立つ情報を配信しています。