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元保育士のアイデア、遊びバリエを増やそう!園で人気の「鬼ごっこ」3種

いろいろな年齢の子どもたちが楽しめる定番の遊び「鬼ごっこ」。今回は保育園で人気の鬼ごっこのなかから、3種のバリエーションをご紹介します。子どもは、逃げたり追いかけたりするのが大好き。鬼ごっこは、家族みんなで楽しめる遊びの1つです。2人の子どもをもつ、元保育士がお伝えします。

 

色鬼(いろおに)

鬼が言った色のものを触って、鬼から逃げる鬼ごっこです。

 

1.じゃんけんなどで鬼を1人決める。鬼以外の人は「子」になる。

2.鬼が「〇色」と言ってから10数える。その間に、子はその色を探して触る。

3.鬼は色を見付けられない子を捕まえる。捕まった子は鬼になって2から始める。

 

ママと子どもで色鬼をする場合は、カラフルな遊具や植物がある公園がやりやすいでしょう。最初は遊具の色など目に付きやすいものを言ってあげると、子どもも見付けやすいですよ。小さな子どもは物と色が結びつかないこともあるので、「〇〇ちゃんの前にあるよ」などと、ヒントを出してあげましょう。

 

影踏み鬼

鬼に影を踏まれないように逃げる鬼ごっこです。

 

1.じゃんけんなどで鬼を1人決める。鬼以外の人は「子」になる。

2.鬼は10数える。その間に子は逃げる。

3.鬼は子を追い始め、逃げている子の影を踏む。影を踏まれたら鬼を交代し、また2から始める。

 

この鬼ごっこ、実は建物の物陰に隠れると影を消すことができます。大きな建物がある場合は「10数えたら場所を移動する」というルールを追加してもいいですね。日中が遊びやすいですが、夕方は時間を追うごとに影が長くなるので、鬼が子を捕まえやすくなるという変化お楽しめます。ママと子どもで影踏み鬼をする場合、走ったり、停まったりしやすいように、木陰があるような公園で遊ぶといいですね。

 

島鬼(しまおに)

島を行き来しながら、鬼から逃げる鬼ごっこです。

 

1.地面に木の棒などで、島をいくつか描く。

2.じゃんけんなどで鬼を1人決める。

3.鬼以外の人は「子」になり、島に入って鬼が数を数え始めるのを待つ

4.鬼は10数える。その間にほかの子は島の中へ逃げる。

5.鬼は、島の外に出ている子だけを捕まえることができ、捕まった子は鬼になって3から始める。

6.鬼が誰も捕まえられなかった場合は、10数えているうちに島を移動する「10秒ルール」を追加する。

 

島鬼は、色鬼や影ふみ鬼よりもルールが難しくなるので、5歳以上の子ども向けです。島はあまり大きく描きすぎると捕まえられなくなるので、手が届く程度の大きさがいいでしょう。島をいろいろな大きさや形にしたり、島同士の場所を離してみるなど、アレンジ次第で楽しさが広がります。

 

 

まとめ

鬼ごっこは楽しいだけでなく、ルールがシンプルで、ほかの伝承遊びよりも分かりやすいのが魅力です。鬼が迫ってきたときに方向転換したり、周りの様子を察知したりと、子どもの心と体の発達も促されます。大人になると滅多に遊ばない「鬼ごっこ」ですが、ご家族で楽しむのも良いのではないでしょうか?

 

 

Izumi(保育士)

小中学生の2人の子どもを持つ保育士です。
たくさんのお子さんやご家族に出会った経験を生かし、子育てや生活が楽しくなるような記事を執筆できたらと思っています。
手芸やDIY、インテリアや雑貨も大好きです。