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カルシウム不足の日本人に!東北大教授もおすすめの「ちょい足し食材」

子どもたちの食生活を気にしているママでも、自分の食生活は気にしてないという人もいるのでは?今回は、日本人のほとんどが推奨量を摂取できてないという、「カルシウム不足」の実態をご紹介します。家庭に常備されているパルメザンチーズが、実はカルシウム不足を補うお手軽食材なんだそう。日常に取り入れるお手軽レシピもご紹介します。

 

日本人のほとんどが「カルシウム」を十分に摂取できてない

和食から洋食まで、食事のバリエーションが豊かで「飽食」と言われる日本。でも、日本人の「カルシウム」摂取量は1970年代からほとんど増えていないのだそう。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)(※1)」にあるカルシウム摂取の推奨量は30~40代なら1日650mg。6~11歳の子どもなら男の子で600~700mg、女の子で550~750mg。でも「平成27年国民健康・栄養調査報告(※2)」によると、2000年以降の20歳以上のカルシウム摂取量の平均は男女とも400mg台に留まっていて、1日当たり100mg以上も推奨量に足りていないのです。

 

(※1)日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html

(※2)平成27年国民健康・栄養調査報告(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/h27-houkoku.html

 

乳製品に含まれるカルシウムは「吸収性が高い」

日本人の多くが十分に摂取できてないカルシウム。カルシウムが豊富な食材を積極的に食事へ取り入れたいところですが、その際に知っておきたいのが、吸収率の違い。実は、カルシウムには「リン酸カルシウム」と「カゼインカルシウム」という2種類があります。小魚の骨などに含まれるリン酸カルシウムは構造が固いため取り出しにくいので吸収性が低いのですが、乳製品に含まれるカゼインカルシウムは吸収されやすいのだそう。含まれるカルシウムの吸収率を食材ごとに比較すると、牛乳は40%、ワカサギやイワシなどの小魚は33%、小松菜やモロヘイヤ、オカヒジキなどの野菜は19%という違いがあります(※3)。

 

(※3)日本栄養食糧学会誌、51、259-266(1998)

 

「パルメザンチーズ」はカルシウム含有量が牛乳の10倍

乳製品のなかでもパルメザンチーズは、カルシウム量が牛乳の10倍と極めて高いんです。東北大学農学部教授・齋藤忠夫先生によると、パルメザンチーズはタンパク質も含んでいるため、腹持ちが良く食べ過ぎを予防する効果も期待できるので、ダイエット中でも積極的に取り入れて良い食材なのだそう。なんだか、耳よりな話ですね。ただ1つだけ気を付けたいのは、塩分を含んでいる点。パルメザンチーズを食事に取り入れるときは、塩分控えめにするのがおすすめです。

 

パスタだけじゃない、日々のメニューへパルメザンチーズを

パルメザンチーズは、パスタのトッピングだけでなく、朝ならサラダやトーストへ、昼はうどんや焼きそばなどの麺メニューへ、夜はお味噌汁にちょっと足すだけで、1日のカルシウム摂取量を上げることができます。普段よりもちょっと塩分を抑えた味付けのメニューへ、パルメザンチーズをトッピングすると、コクのある味付けが楽しめますよ。気軽にちょい足しして、日々のカルシウムを補ってみては。

 

パルメザンチーズのレシピ検索が充実

森永乳業が発売する「クラフト100%パルメザンチーズ」のブランドサイト「Kraft Cheese Recipe」には、パルメザンチーズを使ったレシピが171件も紹介されています。ちょっと変わったところでは、おでんやおにぎりなど和食レシピも。毎日のレシピへちょい足しするアイデアを探してみてはいかがでしょうか。

 

◇Kraft Cheese Recipeレシピ検索
http://kraftcheese.jp/recipe/

◇カルシウムたっぷりのパルメザンで、毎日カル足し!(森永乳業)
http://kraftcheese.jp/special/selection/karutashi/

 

qufour(クフール)編集部

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