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食いしん坊にはたまらない!注目度抜群の「木製おにぎりブローチ」作り方

触れるたびに温もりを感じ、手に馴染んでくる「木製ブローチ」。今回は、日本人のソウルフードをモチーフにした「木製おにぎりブローチ」の作り方をご紹介します。大きさを変えてみたり、ヘアゴムやマグネットにしても、とても可愛いですよ。

 

 

材料と道具

<材料>(1個分:40mm×40mm程度の大きさ)

  • 合板:1枚(厚さ5.5mm、50mm×70mm)
  • アクリル絵の具:白・黒を各1本
  • ブローチピン:1個

 

<道具>

  • 糸ノコ(電動式がおすすめ、なければ通常の糸ノコでも)
  • 厚紙:1枚(画用紙など、型紙用)
  • 鉛筆またはシャープペンシル
  • 紙用ハサミ
  • 紙ヤスリ:2種(少し粗い目のNo.120、細かい目のNo.400)
  • 接着剤(ブローチピン接着用)
  • 筆:2〜4本(丸筆、平筆があると便利です)

 

このほか、筆を洗うバケツ、筆を拭くタオル、パレットがあるといいですね。また電動式でない糸ノコを使う場合は、クランプがあると便利です。

 

作り方1:画用紙でおにぎりの型を作る

画用紙に、おにぎりの形を描き、ハサミでカットして型を作ります。このとき描いた形が完成品の形になります。三角おにぎりに限らず、俵型や真ん丸おにぎりなど、自分の1番好きな形と大きさを決めましょう。

 

作り方2:型を合板へ当て、下書きをする

合板におにぎりの型を当てて、鉛筆で周りをなぞり、カットするラインの下書きをします。片手で型を押さえながらなぞりましょう。もし描きにくかったら、型をマスキングテープなどで合板へ固定すると上手く描けますよ。

 

作り方3:糸ノコで合板をカットする

下書きのラインを確認しながら、電動糸ノコでカットしていきます。ラインの少し外側をカットしていくと失敗も少なく、思い描いている形に近づけられます。電動糸ノコがない場合は、作業台にクランプなどで合板を固定し、糸ノコを使用してカットするといいでしょう。糸ノコは、ホームセンターなどで購入できますよ。

 

作り方4:紙ヤスリで全体を整える

カットした側面の凹凸を、紙ヤスリで削って滑らかにしていきます。最初は粗目のNo.120の紙ヤスリを使用して、大まかに形を整えます。合板の断面を、カマボコ形のように丸みが付くように削っていくと、優しいころんとした仕上がりになるのでおすすめです。形をある程度整えたら、仕上げに細かいNo.400の紙ヤスリを使い、側面、表面、裏面の全てにヤスリを掛けて、全体を滑らかにします。

 

作り方5:ヤスリ掛けのポイント

ヤスリを掛けるとき、木の角棒などにヤスリを巻いて作業をすると、力が上手く伝わるので、より早く楽にヤスリ掛けができます。

 

作り方6:接着剤でブローチピンを固定する

ヤスリ掛けで付いた木くずを、乾いた布などを使ってきれいに落としてから、接着剤でブローチピンを固定します。接着剤だけでは不安な場合は、ピンの2カ所の穴へネジやクギなどを打つと、よりしっかり固定されます。ネジやクギの長さは、合板の厚みよりも短いものを選びましょうね。

 

作り方7:ごはんの色を塗る

ヤスリ掛けで出た木くずを、念のため、再度きれいに払います。では、ごはんを塗っていきましょう。白い絵の具をパレットに出して少量の水で溶き、側面、表面へ塗っていきましょう。きれいに仕上がるように、「木目に沿って塗る」「木目に逆らって塗る」という手順を交互に何度か繰り返します。塗り終わったら、絵の具が乾くまで置いて待ちましょう。

 

作り方8:海苔を塗る

白米部分が乾いたら、黒い絵の具を少量の水で溶き、海苔を塗っていきます。フリーハンドが不安な場合は、海苔の場所を鉛筆で薄く描いてから塗りましょう。先ほどと同じく「木目に沿って塗る」「木目に逆らって塗る」という手順を何度か繰り返すときれいに仕上がります。塗り終わったらしばらく置いて、絵の具を乾かしましょう。

 

木製おにぎりブローチ、完成!

絵の具が乾いたら出来上がりです。木の素材を活かしたマットな感じが好きなら、このままで。ツヤを出したい場合は、ニスや樹脂を使ってコーティングすると、一味違う印象になります。おにぎりの大きさや形を変えたり、海苔の巻き方を変えてみたり、お好みでアレンジを楽しんでみてくださいね。

marimacho(ハンドメイド作家)

いつでも身近に自然を感じられるように、木材を使用したアクセサリー・小物づくりにこだわっています。
制作しているものは全て木材のカットからペイントまで1つ1つ手作業で行っております。ホームページはこちら、minneはこちら