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体がかゆい!原因は肌着選び?医師に聞いた「肌着トラブルの実態と原因」

冬は乾燥で体がかゆくなりやすいものですが、体のかゆみや湿疹は季節を問わず悩むケースも少なくありません。今回は、医師に聞いた「肌着による肌トラブル」での皮膚の状態、原因などの結果を紹介します。体かかゆい人もそうでない人も、お医者さんが考える「肌着を選ぶポイント」で、今までの肌着の選び方を振り返ってみませんか。

 

肌着による肌トラブル、多いのは「かゆみ」「湿疹」

Q)患者さんによく見られる皮膚の状態は?(複数回答:上位3つまで)

無添加化粧品や健康食品メーカーのファンケルが、皮膚科を含む医師57人へ聞いた「肌トラブルと肌着の関係性について」の調査で、「肌着によるトラブル」を訴える患者さんの「よく見られる皮膚の状態」を尋ねたところ、特に多かった回答が「かゆみ(70%)」「湿疹(65%)」となりました。

 

「肌着の締め付け」「生地の刺激」が、主なトラブル原因

Q)よく見られる原因は何ですか?(複数回答:上位3つまで)

次に、そのような患者さんに「よく見られる原因」を聞くと、1位「肌着の締め付け(56%)」、2位「生地の物理的な刺激(53%)」、3位「ワイヤーなどの金属(37%)」という結果に。体のラインを気にしての締め付けの強い肌着、生地素材の刺激などが、肌のかゆみや湿疹といったトラブルに関係しているようです。

 

肌着のせいで、肌トラブルが悪化する!?

また、「来院する女性患者の肌着が、乾燥、かぶれ、湿疹などの肌トラブルをさらに悪化させることはあるか」を尋ねると、実に82%が「ある」と回答しました。どんな肌着を身に付けるかで、肌トラブルにも大きな影響があることがうかがえます。

 

肌着を選ぶときは、「締め付けが少ない」「天然素材」で

Q)患者さんが肌着を選ぶときに、重視して欲しい項目の優先順位(複数回答:上位3つまで)

最後に「肌着によるトラブル」を訴える患者さんの肌着選びで、「重視して欲しい項目の優先順位」を聞いたところ、1位「締め付けが少ない(79%)」、2位「綿や絹などの天然素材(70%)」、3位「衣服内温度・湿度の快適性(40%)」でした。肌トラブルの原因と考えられる「締め付け」や「素材」以外に、衣服内の温度や湿度が快適かどうかも重視して欲しいという結果となりました。

 

まとめ

肌トラブルが悪化する原因の1つとして、8割の医師が「肌着」を挙げた結果となりました。現在、肌のかゆみや湿疹に悩んでいる人は、普段身に付けている肌着が、必要以上に締め付けていないか、天然素材で作られているかをチェックしてみては?特に、暖かさを訴求した合成繊維の肌着を着ている人は、肌着の選び方を見直すと、気になる症状が良くなるかもしれませんね。

 

◇肌着が乾燥や肌トラブルを悪化させる原因の一つに?!株式会社ファンケルが医師に肌着に関する意識調査を実施。(ファンケル)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000017666.html

 

qufour(クフール)編集部

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