暮らし

自分はあと回しになりがち!ママの「定期健診・人間ドック」受診率

妊娠中に血液検査やガン検診を受けても、産後は定期的な健康診断を受けていないママもいるのでは?今回は、子育て中の女性500人に聞いた、産後の不調、定期健診や人間ドックの受診率などの結果をご紹介します。子どもや家族の健康には気を遣っても、自分はあと回しというママは全体的に多いもの。その実態を見ていきましょう。

 

産後の不調「抜け毛」が7割以上、次いで「腰痛」「肩こり」

ママ向け情報サイト「ママスタジアム」を運営するインタースペースが、20~40代で子育て中の女性ユーザー549人へ行なった「家族の病気について実態調査」で、「経験した産後の不調」を尋ねたところ、最も多かったのは「抜け毛(73.2%)」で、「腰痛(58.3%)」「肩こり(56.3%)」が続きました。また、「尿漏れ(47.6%)」もおよそ半数近くに上り、「産後うつ(23.5%)」は5人に1人が経験していたことが分かりました。

 

約6割が、ママになってから「定期的に健診へ行っていない」

次に、「ママになってから定期検診や人間ドックなどへ行ったか」を聞いたところ、「行ったことがない」という人が37.7%で最も多く、「ほとんど行けない(21.5%)」と回答した人と合わせて、約6割がママになってから定期的に健康チェックをしていないことが明らかになりました。一方「年に1回は行っている」という人は3割に留まりました。

 

「健診へ行ってない」専業主婦が5割超、フルタイムは約1割

前問の回答を、専業主婦、パートタイム、フルタイム、産休・育休中のママの就業状況で分けてみると、「行ったことがない」人が最も多かったのは「専業主婦(51.8%)」で、最も少ないのは「フルタイム(12.2%)」のママでした。また「年に1回は行っている」割合を見ると、最も多かったのは「フルタイム(69.5%)」のママで、最も少ないのは「専業主婦(18.1%)」で2割に届きませんでした。フルタイムで働くママは、勤め先で定期的に人間ドックを受けている人が多いことがうかがえます。

 

定期的に検査するのは「子宮ガン」約半数、「乳ガン」3割

続いて「定期的に検査している項目」を聞いたところ、1位「子宮ガン(48.1%)」、2位「乳ガン(30.1%)」となりました。女性特有の「ガン」は子育て世代も気になる人が多いようで、約半数のママが子宮ガン検診を、約3割のママが乳ガン検診を定期的に受けていることが分かりました。

 

ママの就業状況が「乳ガン検診の受診率」へ影響

定期的に「子宮ガン」や「乳ガン」の検査を受けている人を就業状況別に見ると、子宮ガン検診の受診率には大きな差が出なかったのに対し、乳ガン検診受診率は、最も多かった「フルタイムママ(41.5%)」と最も少なかった「専業主婦ママ(23.7%)」との間に約20ポイントの差が生じました。

 

乳ガンのセルフチェック「定期的にしている」は1割未満

最後に「乳ガンのセルフチェックをしているか」を尋ねると、「定期的にしている」と回答したのはわずか6.7%でした。「したことはない(41.9%)」と「思い出したときにしている(51.4%)」が9割以上を占め、ほとんどのママは定期的に乳ガンのセルフチェックできていない現状が明らかになりました。

 

まとめ

フルタイムママは、勤め先で定期検診や人間ドックの受診が必須なことが多いのに対し、専業主婦のママは自分で検診の予約をして会場へ向かうのが億劫になりがちです。体に不調を感じなくても、特に気になることがなくても、年に1回の定期検診を受けるようにしましょう。ママの健康はママだけのものだけでなく、家族みんなにも大切ですよ。

  

◇いまどきのママに実態を調査:ママリサ~いまどきママリサーチ~「家族の病気調査」(インタースペース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000013544.html

 

qufour(クフール)編集部

忙しい毎日の中で役立つ家事のコツや、子育てのヒントなど、暮らしに役立つ情報を配信しています。