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3000人調査「クリスマス家族ディナー」どんなメニューを、いつ食べてる?

今年の「クリスマスの食卓」の料理は決まりましたか。今回は、1,260世帯および男女2,000人のデータから、昨年のクリスマスのメニューと、クリスマスの食卓を囲んだ日に関する調査結果をご紹介します。調査からは、関東と関西でクリスマスメニューが若干異なっていたほか、クリスマスディナーがクリスマス以外の日に行なわれている実態が明らかになりました。

 

2016年クリスマスイブの食卓には「ケーキ」「チキン」

※数値はTI値(Table Indexの略。1,000食卓当たりのメニューの出現数)

マーケティングリサーチ会社のインテージが、京浜、京阪神、東海地区の1,260世帯のパネルモニターから収集したデータと、16~59歳の男女2,208人へ行なった自主企画調査から「クリスマス期間中、食卓に登場するメニューの実態」を分析しました。これによると「2016年クリスマスイブ当日の食卓登場メニュー」のランキングは、1位「生ケーキ(231.8)」、2位「ローストチキン(146.3)」、3位「フライドチキン(142.7)」という結果になりました。

 

登場メニューの東西対決、TOP10に食文化の違い

前の結果を「関東と関西」で比べてみると、1位はどちらも「生ケーキ」でした。関東の2位は「フライドチキン」、3位は「ローストチキン」の順で続きますが、関西の2位は「ローストチキン」で、「フライドチキン」は4位となりました。代わりに関西で3位に入った「ポテトサラダ」は、関東では9位に留まりました。さらに違いを見てみると、関東の10位に入った寿司は江戸発祥の「にぎり寿司」ですが、関西では30位に留まる結果に。関西で寿司と言えば「押し寿司」「巻き寿司」という、食文化の違いがうかがえます。

 

“インスタ映え”を意識?年々人気が上昇の「パエリア」

続いて、「2014~2016年のクリスマスイブ当日の食卓登場メニュー」を登場率が増えたメニュー別に見てみると、「にぎり寿司」「チーズ」「パエリア」が2年連続で上昇しました。特に、カラフルな具材で作られ“インスタ映え”すると評判の「パエリア」は、「ローストチキン」「フライドチキン」といった定番メニューに比べると1/5程度の登場率ながら、2014~2015年で2倍、さらに2015~2016年も2倍に増え、人気が高まっていることが分かります。

 

クリスマスの食卓は休日を優先?「23日にフライング」派も

次に、2014~2016年のデータをもとに「クリスマスの定番メニューが食卓にあがる日」を見ると、2016年はクリスマスイブとクリスマスが土日だったこともあり、クリスマスの食卓は24日(土)に集中しました。2015年と2014年は、クリスマスイブとクリスマスがいずれも平日だったため、前日23日の天皇誕生日に多くの家庭でクリスマスを楽しんだことが分かりました。

 

4割以上、「クリスマスイブの夜に特別な食事」

また、2017年のクリスマス期間に「特別な食事をする予定」を聞くと、全体では「24日(日)クリスマスイブ当日の夕食(43.0%)」が最も多く、次に「25日(月)クリスマス当日の夕食(19.0%)」と「23日(土)の夕食(18.7%)」が続きました。

 

既婚で子どもがいる家庭、9割以上が「家族と一緒に食べる」

また、「クリスマスイブの夕食を一緒に食べる人・食べる場所」を尋ねたところ、全体で最も多かったのは「家族と自宅で食べる(62.1%)」でした。さらに家族構成で分けてみると、既婚で子どもがいる人は「家族と自宅で食べる(78.2%)」が最多で、「家族と外食する(19%)」と合わせると、9割以上の人が家族と一緒に過ごしていることが分かりました。

 

まとめ

地域に関係なく、クリスマスの特別な食事に欠かせないのは「生ケーキ」ですが、ほかの料理には地域の食文化の違いが見られる結果となりました。また、「クリスマスの特別な食事をする日」は、24日や25日が平日の年は23日の祝日になる家庭も少なくないようです。クリスマスは、本来の過ごし方よりも、日ごろそれぞれ忙しい家族がみんな集まり、美味しい食事を囲んで楽しむイベントとして大切にされているのかもしれません。

 

 

◇インテージ、「クリスマスの食卓トレンド」を公開―インスタ映え抜群!! クリスマスに「パエリア」人気上昇中(インテージホールディングス)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000332.000001551.html

 

qufour(クフール)編集部

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