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[折り紙とハサミで切り絵32]丸を組み合わせて切ろう「雪だるまトリオ」

寒い冬は、家の中でできる「切り絵」で、アートにトライしてみませんか?今回は、折り紙をハサミで丸く切って作る「雪だるまトリオ」の作り方をご紹介します。紙を折って切るだけでできる「切り絵」は、手軽に楽しめるので子どもにもおすすめです。雪だるまを飾り付ける仕上げ作業も楽しいですよ。季節感があるので、お部屋に飾っても素敵ですね。

 

ウォームアップ:2パターンの「丸」を切りましょう

用意するものは折り紙とハサミです。雪だるまなので、白い折り紙を使いましょう。白いコピー用紙などを15cm四方に切っても大丈夫。今回のポイントは、曲線を使ってキレイな「丸」を切ることです。紙を半分に折って半円を切り、広げて「丸」を形作るパターンと、ハサミで360度、線を描くように切って「丸」を作るパターンの2つの手法を使います。ウォームアップとして、この2パターンで「丸」を切る練習をしておくと、スムースに作品が作れますよ。

 

作り方1:下絵を描きましょう

今回の作品は、紙を縦半分に折って切り、最後に紙を開くと、中央に大きな雪だるまが1体、その両脇に1体ずつ小さな雪だるまがいる左右対称の構図になります。小さな雪だるまと大きな雪だるまを、繋げて切るのがポイントです。まず最初に紙を半分に折り、折り目を右にして、写真を参考に下絵を描きましょう。先に大きな雪だるまの半身と帽子を描きます。次に、小さな雪だるまの胴体となる丸を、中央の雪だるまの胴体に、一部分くっつくように描きましょう。その上へ、頭となる小さめの丸を描きます。頭の配置によって、体の傾き具合が変わります。好きな位置に描いてみてくださいね。

 

作り方2:中央の雪だるまから切り始めましょう

では、中央の雪だるまから切り始めます。紙を上下逆さまにして持ち、折り線側の上部、雪だるまの帽子の平らな部分からハサミを入れて、線を描くように切っていきましょう。帽子の次は雪だるまの頭の曲線へと切り進めましょう。

 

作り方3:小さな雪だるまを切りましょう

大きな雪だるまの胴体を半分くらいまで切り、途中から小さな雪だるまへハサミを進めます。一筆書きをするように丸を切っていきましょう。ハサミを広げて、刃の全体を使ってスッと動かしながら、1回の動作でできるだけ先まで進むように切ります。ハサミを広げる回数をできるだけ少なくするように切ると、滑らかでキレイな曲線を作れますよ。丸を切るのは、下絵があっても難しいもの。きれいな丸を目指して、ハサミ使いのコツをつかみましょう。

 

作り方4:目と口を切り抜きましょう

小さな雪だるまの輪郭をほぼ切り終わり、雪だるま同士の接点まで進んだら、繋ぎ目を0.5cmほど残して、大きい雪だるまの胴体へハサミを折り返します。そのまま下辺の折り線まで切り進めて、紙を切り離します。これで、大小の雪だるまの輪郭が出来上がりました。次に、紙を折ったまま、目と口の下絵を描きます。好きな位置へ好きな形で描きましょう。目を切り抜くため、折り線から顔の端へ向かって直線で切り込みを入れ、下絵に沿って目を切り抜きます。口も、折り線から切り込みを入れて作りましょう。

 

帽子や鼻を飾り付けて「雪だるまトリオ」の完成!

紙を広げたら「雪だるまトリオ」の完成です。最後に、雪だるまを飾り付けて可愛らしく仕上げましょう。まず「雪だるまトリオ」を好きな色の折り紙へ貼り付けます。次に、バケツ型の帽子、手袋、ニンジン形の鼻、ボタンなど、好きなパーツを色付きの折り紙で切って作りましょう。それらを、「雪だるまトリオ」の台紙へノリで貼り付けましょう。小さな雪だるまの目や口は、色鉛筆などで描いてもOKですよ。

 

 

バリエーションに挑戦!

中央の雪だるまを切るときに、胴体へ枝や手袋の手を付けて切ったり、目や口の形を変えて、表情を変化させたりもできます。帽子を三角帽にしたり、マフラーを着けてあげてもいいですね!白い雪だるまは、カラフルな台紙に映えるので、さまざまな色の台紙へ貼って壁に飾ると、お部屋が明るくPOPな雰囲気になりますよ。冬休み中の工作にもぴったりです。

 

コーヒーくん(切り絵・絵本作家)

切り絵・絵本作家「コーヒーくん」として活動中。アートスクールでたまたま出会った切り絵にはまり、以来ハサミでチョキチョキしている毎日です。生活の中で見て癒しになればいいなと、ブログで日々切り絵を披露しています。手製本で絵本を作る創作活動もしています。ブログは「毎日切り絵♪絵本屋さんのコーヒーくん」、minneは「魔法ウサギ by絵本屋さんのコーヒーくん」。