暮らし

初めてでも簡単!クッキー型で作る「羊毛フェルトの猫ブローチ」

ふわふわな見た目がかわいい「羊毛フェルト」、みなさんは挑戦したことがありますか?今回は、クッキー用の抜き型を使って簡単にできる「羊毛フェルトの猫ブローチ」の作り方を紹介します。1度覚えてしまえば、形や色を変えたいろいろなアレンジが楽しめますよ。

 

準備するもの

・フェルティング用マット(メラミンスポンジで代用OK)
・フェルティング用ニードル
・クッキーの抜き型:猫型(長さ10cm×幅3cm程度)
・羊毛フェルト:2色(ベージュと薄いブラウン)
・手芸用ボンド(針と糸で代用OK)
・ブローチピン

どの材料も100円ショップや手芸店で手に入りますよ。

 

作り方1:土台を作る

フェルティング用マットの上へクッキー用の抜き型を置き、ベージュ色の羊毛フェルトを型の高さいっぱいまでぎゅうぎゅうに詰めます。次にフェルティング用のニードルで、型に沿って2、3周刺します。そのあと中心へ向かいながら、全体をまんべんなくニードルで刺していきましょう。この行程では土台をしっかり作りたいのでマットにしっかり届く深さまで、ニードルを刺してください。

 

作り方2:型を外して確認

型の高さの半分くらいまで固まってきたら型を外して、固まり具合を確認してみましょう。はずしたときに、型よりも外側へ広がってしまうようなら、羊毛フェルトを1度マットから剥がし、上から型へ入れ直し、指でマットにつくまで押し込んで、引き続き刺し固めてくださいね。厚さが約1cmになればOKです。それより薄いところがある時合は、写真のように羊毛フェルトを追加して、上から刺し固めていきます。端の部分をしっかりていねいに刺すのが、きれいに仕上げるコツです。

 

作り方3:裏面を整える

型を外しても広がらず、厚さが1cmくらいに固まったら、マットから優しく剥がしましょう。この時点では写真のように、裏面はボサボサの状態です。ですので、今度は裏面を上にしてマットに置いて、型を使わずに、裏面がきれいになるまで上から刺し固めましょう。

 

作り方4:側面を整える

次に側面を整えていきます。このとき、上から厚紙や段ボールなどで押さえながら刺すと、やりやすくなります。また耳の付け根や、首などの窪んでいるところをしっかり刺し固めると、ネコの形がキレイにできてきます。この行程が1番手を刺しやすいので、気を付けて作業してくださいね。

 

作り方5:頭と背中を立体的に仕上げる

次に、猫の背中の丸みを出していきましょう。まず2cm四方くらいの分量の羊毛フェルトを取り、丸めて背中へ乗せ、ニードルで刺し固めます。ネコらしい猫背をイメージしながら、ボリュームを付けて立体的に仕上げましょう。背中の膨らみを見て、足りない場合はこの作業を繰り返します。頭も同様に、1cm四方くらいの分量の羊毛フェルトを足して、ニードルで刺し固めます。どちらも、ふっくらと立体的に仕上げるようにしましょう。

 

作り方6:好きな柄を付ける

今回は、背中にハート柄に、左耳を茶色にしていきます。薄いブラウンの羊毛フェルトを丸めて長さ1cmくらいの楕円を2つ作り、マットの上へ乗せ、それぞれ米粒型に刺し固めます。この2つの米粒をV字にくっ付けるイメージで、ネコの背中に乗せ、ニードルで刺して固定します。次に、左側の耳へシート状にした薄いブラウンの羊毛フェルトを乗せ、刺し固めます。ほかにもお好みで、しましま模様や、三毛猫柄にしてもかわいいですね。

 

作り方7:ブローチピンを付ける

最後に、裏側へブローチピンを手芸用ボンドで貼り付けます。取れないようにしっかりと、貼り付けましょう。さらに強度を出したいときは、貼り付けた上から羊毛フェルトを乗せ、ニードルで刺し固めるとかなり強くなります。お裁縫が得意な方は縫い付けてもいいですね。

 

出来上がり

最後に毛羽立ちが気になる所を、優しくハサミでカットすれば「羊毛フェルトの猫ブローチ」の完成です。いかがでしたか?始めは刺し固めるのに時間が掛かるかもしれませんが、コツさえつかめば簡単にできるようになりますよ。ぜひ、いろいろなデザインの猫に挑戦してみてくださいね。

 

にじとえのき

羊毛フェルトに癒されながら作品作りに励む、にじとえのきと申します。手に取った方がほのぼの、あたたかい気持ちになれる作品を目指して日々チクチクしております。作品はminne「Nizito enoki'S GALLERY」にて販売中です。