片付け過ぎない片付け術

[片付け過ぎない片付け術73]置きっぱなしナシの「チョイ置きスペース」

物を定位置に戻す前にやりがちな「チョイ置き」は、度重なると散らかる原因になってしまいますが、スペースを区切ることで散らかりを防止できますよ。今回「チョイ置きスペース」の作り方具体例を4つ紹介します。コツは、「物に合わせてスペースを用意する」「入れっぱなしにしない」の2つです。

 

1:小さなもの、かさばらないものは「トレー」を活用

鍵、時計、アクセサリーなど、小さくてかさばらず、失くしやすいものは、浅くて小さめの「トレー」が便利です。深すぎたり大きすぎたりすると、つい中へたくさん入れてしまい、トレーの中が定位置になってしまいがちなので、「浅め・小さめ」にし、あくまでも「チョイ置き」用にしましょう。帰宅してすぐは、洗面所の鏡の前に置いたトレーへアクセや時計をまとめて外してチョイ置きし、時間が空いたときや寝る前に定位置へ戻すなどのルールを設けるといいですね。

 

2:少し大きい、まとまった量のある物は「ボックス」へ

郵便受けから出したDM、翌日に違うカバンを持って行くために出したカバンの中身など、ある程度の大きさや量のある物は「ボックス」型が向いています。ボックスに取っ手が付いていれば、中のDMを家族へ配ったり、明日持って行くカバンまで運ぶのにも便利ですね。この場合も、あまり深すぎると、物を入れ過ぎてしまい、中がゴチャゴチャになってしまいます。中の物を確認しやすくするためにも、浅めの物を選びましょう。

 

3:床やソファへ置きたくない物は「フック」へ引っ掛ける

買い物バッグ、上着、マフラーなどは、つい床やソファへ置いてしまうので、散らかって見えがちですが、壁付けした「フック」へ掛けるようにすればスッキリします。玄関へフックを付けて、上着やストールなどを掛ければ、出掛けるときも玄関で支度ができてラクチンです。私はキッチンの近くの壁へ取り付けたフックにエコバッグを掛けています。買い物へ行く前にサッと手に取れ、帰ったらすぐに片付けられて便利ですよ。

 

4:カバンなどの重い物は「スツール・踏み台」へ乗せて

カバンなど重い物、宅急便やいただき物が入った箱のようにかさばるものは、「スツール」や「踏み台」をチョイ置きスペースにしてもいいですね。あちこち置きがちなパパの通勤カバンなども、チョイ置き位置を決めてあげてはいかがでしょう。床にドサッと置くよりもずっとスマートですし、掃除もしやすくなりますよ。散らかった子どものおもちゃを入れたカゴを置くのもおすすめです。

 

まとめ

スペースを区切ることで散らかりを防止できる「チョイ置き」ですが、あくまでも「仮置き」スペースであることを忘れずに。本来の定位置をきちんと決めておき、時間のあるときに戻してあげましょう。我が家では、夜寝る前にはこれらの「チョイ置きスペース」が空になることを目標にしています。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」