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フランスママに学ぶ、毎日の暮らしに欠かせない「チョコレート」事情

石狩熊子

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そろそろ日本ではバレンタインが近づき、チョコ選びに余念がない方もいるかも知れませんね。そこで今回は、フランスで毎日欠かせない食べ物の1つ「チョコレート」の事情についてご紹介します。フランス中で、子どもからお年寄りまで習慣的に食べているチョコレートは、健康面や精神面にもいい影響を与えると言われ、愛されています。

 

フランスのチョコレートは純度が高い

フランスでのチョコレートは、一般的にブラックチョコレートのことを言います。カカオ99%のものから70%のものが多く、あまり甘くないので、毎日食べても飽きてしまうことがありません。このブラックチョコレートの中に、オレンジやナッツ類、ラズベリーやレーズン、トウガラシや良質の塩田からしか採ることのできないミネラルたっぷりの天然塩「塩の花」が入ったものなど、買うときに悩んでしまうぐらい、種類も豊富に揃っています。特にスイス生まれの世界的チョコレートブランド「リンツ」のチョコは、フランス人にとって、なくてはならないものの1つです。

 

フランス人は毎日チョコレートを食べる

フランス人は、チョコレートがないと生きていけないのではないかと思うぐらい、チョコレートを食べています。1度に大量に食べるのではなく、食後やコーヒーのお供に食べているのです。仕事中や移動中の空腹時に食べる大人の男性も多く、デスクや鞄の中に常備している人も多いのです。子どものオヤツも、ブリオッシュに板チョコを挟んで食べたり、そのまま食べたりといった具合。市販のお菓子も、チョコの付いたものばかりで、チョコを食べない方が難しいぐらいです。フランスママは、子どもが学校や習いごとに行く前などにチョコレートを与えて、集中力や記憶力がアップするようにしています。

 

フランスのベビーは、6カ月からチョコレート味に慣れ親しむ

フランスママは、1歳ごろから子どもにチョコレートを与えていますが、実はチョコ味に馴染むのは6カ月の離乳食デザートからです。市販の離乳食でチョコプリンとか、チョコムースが6カ月用から販売されているのです。ほかにも、バニラやキャラメル味がありますが、1番人気はチョコレート。さらには1歳児からのフォローアップミルクも、チョコレート味が人気です。フォローアップミルクは、シリアルが混ざっているので腹持ちが良く、子どもが朝までぐっすり眠ってくれるため、夜寝る前に与えるママも多いんです。赤ちゃんにチョコ味の物をあげたからといって、肥満や虫歯を気にするフランス人は、ほとんどいません。

 

フランスの板チョコは平均100g

フランスで一般的に売られている、板チョコレートの平均重量は100gから125gです。製菓用の板チョコなら200gほどの重量があります。リンツのチョコレートは、中に入っているものによって値段や重量が変化しますが、普通の板チョコであれば4~5枚入りのようなお得なチョコレートもたくさんあります。お菓子作りや朝食、オヤツで板チョコを使う家庭なら、必ず常備されています。種類はブラック・ミルク・ホワイトとありますが、どのチョコレートも重量は100gとなっています。定期的に板チョコのまとめ売りがあり、お買い得な値段で買えるので、まとめ買いして常備しておく人もいます。

 

フランス家庭には「チョコレート」が絶対ある

「チョコレートが食べたい!」と思ったとき、わざわざ買いに行かなくても、必ず家にあるのがフランス家庭。もちろん自分で買って常備しておくこともありますが、頂き物でチョコレートをもらうことがとにかく多いんです。クリスマスに家族や親戚、友人から必ずいただくのに加えて、イースターでも同様にチョコレートをもらう機会があります。さらに、友人や親せきなどと食事会をするときの手土産や、体調が悪いときのお見舞い、誕生日やお土産など、年間を通してチョコレートをもらう回数と量がとにかく多いのです。またお年寄りや友人など、もらったチョコレートを消化できない家庭からの流れてきたりと、本当に家にチョコレートがないことがありません。

 

勤務先の会社でも、粗品やお年賀がチョコレート

自分や夫の勤務先で、粗品やお年賀としてオリジナルのチョコレートを配られることがあります。有名なチョコレート専門店のもので、表面には会社の外観やオリジナル商品が印刷されているという、無駄に高価で高級なチョコレートです。勤務中に配られますが、休憩中にガッツリ食べたいのはキャラメルやビスケットなどの入ったチョコレート菓子という人が多く、あまり甘くない純度の高いチョコレートは、家庭でのコーヒータイム用に、1粒で満足するためのチョコレートとなります。

 

フランス人は妊婦さんにもチョコレートを贈る

フランスは純度の高いものが多いので、チョコレートは栄養食と考える人が多く、肥満や糖度などを気にせずに、妊婦さんへのプレゼントやお土産にもチョコレートを贈ります。チョコレートの香りがリラックス効果を引き出すので、出産入院中や出産したばかりのママさん、入院中のお年寄りへの病気見舞いにも、チョコレートは絶対に欠かすことのできないものになっています。学年度末に子どもがお世話になった先生に贈る習慣もあるんです。

 

フランスには冬季限定販売されるチョコレートがある

気温が18℃を超えると溶けてしまうという、冬季限定のチョコレートも毎年販売されています。暖かいところへ置いたり、室温が高くなると溶けてしまうので、冷蔵庫に入れたり、氷の上に置いてティータイムに食べたりします。冬季限定なので、クリスマスの時期のプレゼントや手土産に人気があり、チョコレート好きなフランス人は自分のために買ったりもします。冬の間しか売られることのない、チョコレートの詰め合わせなどもあり、おもてなし用に買っておく人もいるんですよ。

 

◇フランスママに学ぶ、「贈られる女性が主役」フランスのバレンタイン事情
https://qufour.jp/article/detail/3457
◇石狩熊子さんの記事一覧
https://qufour.jp/users/article/40966

 

 

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この記事を書いた人

石狩熊子さん

石狩熊子 / 東京都

在仏17年、田舎暮らしを満喫中の小・中・高校生の4児の母。
趣味は地元の年寄りたちとのお茶飲み&ツイッタ-。人生は楽しく生きたいタイプ。

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