片付け過ぎない片付け術

[片付け過ぎない片付け術75]あなたに合った「レジ袋収納」の見付け方

キッチンのお悩みで多い「レジ袋収納」、雑誌やインターネットを見て真似してもしっくり来ない方もいるのでは。今回は、「自分に合ったレジ袋収納」の見付け方を、例を交えながらお伝えします。自分の「苦手」や「要望」がハッキリすると、あなたに合うレジ袋収納の方法もおのずと決まってきますよ。「ラクさ」を取るか、「見た目」「省スペース」を取るかなど、具体例を見ながら、あなた自身が本当に使いやすい収納を探してみましょう。

 

「たたむのが苦手」なら「たたむのをやめる」

インターネットや雑誌などで見る「レジ袋はきっちりたたんでコンパクト収納」が、苦手な人も多いのではないでしょうか。めんどくさがりな人なら、最初の1回はたためても、毎日続けるのは難しいでしょうし、子どもが小さかったり、仕事をしていたりすれば、買い物から帰るたびにきっちりたたむための、時間や心の余裕がないでしょう。それならいっそ「たたむ」ことをやめてみませんか。写真は、レジ袋を細長く絞って1回縛り、フックで壁へ掛けた紙袋へ入れたものです。縛って入れるだけなので楽に収納できますが、縛ったレジ袋は形が定まらないので、このように収納である程度の形を与えてあげるとスッキリ感が出ます。たたまない分かさばるのが難点。溢れる前に使ったり処分することを忘れずに。

 

「省スペース」にしたいなら、「たたんでコンパクト収納」

「枚数をたくさんキープしたいから、とにかくコンパクトに収納したい」という人は、1枚1枚の「かさ」を小さくするのが1番です。収納場所に合わせて三角形や四角形にきっちりとたたみ、スペースを区切って収納しましょう。コンパクトにたたむコツは3つ。最初に袋のシワをできるだけ伸ばすこと、クシャクシャになりやすい袋の「マチ」や「持ち手」部分をきれいに整え、中の空気をしっかりと抜きながらたたむこと、すべての折り目をピンとさせることです。こうすることで、省スペースなだけでなく見た目も美しくなりますよ。ですが、たたむのを面倒に感じる人には、向いていない収納方法です。

 

「出し入れを楽にしたい」なら、仕切りを使って立てて

買い物で増え、使うと減るレジ袋は、毎日の出し入れが頻繁ですね。「出し入れを楽にしたい」なら、適当に四角くたたみ、引き出しなどへスペースを作って立てる方法はいかがでしょう。これは私が実践している方法です。レジ袋を縦に細長く折り、四角くなるように上下から折り込んでいきます。たたみ方はあくまで適当に、軽くでOK。上から折り込んでいくので、持ち手部分のクシャクシャした部分が見えなくなるのもポイントです。軽くたたんだだけなので少しかさばり、縛るだけの方法より手間が掛かりますが、仕切りがある引き出しへ立てれば、枚数が増えても楽に出し入れできます。写真では無印良品のポリプロピレン製の引き出しケースへ収納しています。スペースがゆったりとあるので場所は取りますが、出し入れしやすくなりました。

 

「増やしたくない」なら、「ここに入るだけ」と決める

レジ袋はどんどん増えるので「要りません」と断れれば良いですが、ゴミや濡れたものを入れたりと便利なので、ついもらってしまいますよね。でも「キッチンのスペースは限られているから、これ以上増やしたくない!」というなら、レジ袋専用の小さなスペースを作り、「ここに入るだけしか持たない」と決めましょう。写真は100円ショップで買ったポケットティッシュケースです。ここに簡単にたたんで入れ、溢れた分はゴミを入れるなどして処分する、とルールを設けると、それ以上増えなくなります。また得意な人は「大〇枚、小〇枚」というように数字で管理しても良いでしょう。自分で決めたルールをしっかり守れる人におすすめの方法です。

 

まとめ

ここに挙げた方法はどれも一長一短です。実は私はレジ袋をたたむのが大の苦手。でも、キッチンに丸まったレジ袋が溜まるのが嫌だったので、どうすればいいか考えました。そこで、きっちりたたまず、見た目がそこそこスッキリして、出し入れしやすい引き出し収納を選びました。適当にたたむので引き出しの中は美しくありませんが、自分はそれでOKなのです。レジ袋に限らず、物を収納するときには、自分にとって最優先の事柄が何なののかで決めてみましょう。

 

また、今レジ袋が多くあり過ぎて困っているなら、1度思い切って捨てるとスッキリします。「レジ袋が適正な量だけある」状態を1度経験すると、次から増やすのが嫌になり、適正量をキープできるようになる可能性が大ですよ。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」