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都内在住働くママ調査、月28万の「シッター代補助」使いたい人は9割超

東京都は2018年1月、来年度の予算案でベビーシッター代補助に50億円の予算を計上しました。今回は、都内在住の働くママ550人へ聞いた、シッター代補助の利用意向、シッター利用のメリットなどをご紹介。ベビーシッター代補助には、「保育園に落ちた」ママだけでなく、多くのママが魅力に感じているようです。

 

東京都のベビーシッター代補助、8割以上が「賛成」

ベビーシッターサービスを手掛けるキッズラインのマーケティング機関「キッズライン総研」が、都内在住でシッター利用経験があるワーキングマザー550人へ「ベビーシッター利用」について調査を実施。「東京都の待機児童シッター補助(※)についてどう思うか」を尋ねたところ、86.4%が「賛成」と回答しました。

 

※東京都は2018年度の予算案へ、待機児童対策としてベビーシッター利用補助を月額最大28万円、50億円の予算を計上したと発表しました

 

ベビーシッター代補助、「利用したい」が9割超

続いて、自分の子どもが待機児童になった場合、または過去に待機児童になっていた際、「ベビーシッター代補助の制度があれば利用したいか」を聞くと、「利用したい」と回答した人は91.5%に上りました。

 

ベビーシッターのメリットは、送迎不要・慣れた自宅・病児可

次に、「保育園などに子どもを預けられないとき、ベビーシッターを利用するメリット」を複数選択で尋ねると、1位「送迎がないから便利(384人)」、2位「子どもが慣れている自宅だから安心(356人)」、3位「病児のときも預かってくれる(355人)」となりました。ほかにも、「シッターさんは経験豊富な方も多く、柔軟な対応が可能」、自分の働き方に合わせて早朝や夜間など「時間の融通が利きやすい」といった意見が寄せられました。

 

シッター代補助制度で「待機児童問題の解消に期待」約4割

また、「ベビーシッター代補助制度で待機児童問題の解消は期待できるか」を聞いてみると、「はい」と回答した人は45.8%で、意見は割れました。それぞれの理由を尋ねたところ、「はい」と回答した人は、育児の選択肢が増えることや用地が不要でスピーディな解決策と期待する一方、「いいえ」と回答した人からは、保育士の人材不足や待遇改善が続くかぎり、解決は期待できないという声が挙がりました。

 

まとめ

東京都のベビーシッター代補助は、待機児童問題の解消については意見が二分されたものの、働くママにとって魅力的な制度と受け取られていることも分かりました。子どもを保育園に入れられなかった人はもちろん、保育園に通っていても病気のときに保育を頼みたい人にとって、ベビーシッターは心強い味方。公的補助によって、利用しやすくなるのは嬉しいですね。

 

◇【調査レポート】保育園落ちたらシッター復帰したいワーママ91.5%(キッズライン)
https://kidsline.me/magazine/article/213

 

qufour(クフール)編集部

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