片付け過ぎない片付け術

[片付け過ぎない片付け術79]来シーズンを快適にする「冬服の片付け方」

少しずつ暖かくなり春の気配を感じるようになると、冬服を片付けて春服を出したくなりますね。今回は、クローゼットをスッキリさせ、来シーズンも快適に着るための「冬服を上手に片付けるコツ」をお話します。クローゼットから保管用の場所へただ移動させるだけでは、もったいない!もう着ない服を減らしたり、傷んだところをチェックしたりしながら片付ければ、来シーズンに冬物を出すのがラクに、そして楽しみになりますよ。

 

「来シーズン」のことを考えて、1着ずつ点検!

冬物をしまうとき、保管用の場所へ移動するだけになっていませんんか。来年の冬、クローゼットを開けるのが楽しみになる片付けるには、服を収納する前に1着ずつ丁寧に点検、見直しをすることが大切です。今のタイミングで処分できる服は処分しておけば服の数が減るので、片付けるのも、シーズン初めにクローゼットへ戻すのも楽チンです。迷う服は別に分けておけば、来シーズンに見直すことも簡単ですね。また、お気に入りの服はきれいにしてから片付けることで、次の冬の始まりに心地よく着られますよ。では、その際のポイントを見ていきましょう。

 

「この冬、一度も着なかった服」を確認

今シーズン一度も着なかった服があれば、じっくり見直してみましょう。「来シーズンも着る機会がないな」など、不要だと判断すれば処分対象に。迷うなら「処分候補」として、別に保管しておきましょう。このとき、処分候補とはいえ、きちんとたたんで防虫剤も入れるなどして、丁寧に保管しておくのがおすすめです。来シーズン初めに冬物を出すとき「やっぱり今シーズンも着たいな」と思ったら、美しい状態ですぐに着られますよ。もちろん1度「処分候補」にした服ですから、来シーズン初めにも「やっぱりもう着ないな」と思えば、そのときはスッキリした気持ちで処分できるでしょう。

 

「今年は着たけど、来年は…?」年齢や体型変化も考慮して

今年は着たけれど、実は「ちょっとスカート丈が短いかも」「今の私にはちょっと派手なデザインかな」など、違和感を覚えながら着ていた服はありませんか?今シーズンに違和感を持ちながら着ていた服は、来年はもっとハッキリ「似合わなくなった」と感じる可能性があります。来年はもう着ないだろうと判断できれば処分、迷った物は「処分候補」として別に保管します。「処分候補」用に別のボックスを用意してもいいですし、取っておく服と同じ場所へしまうなら、処分候補の服だけ紙袋などにまとめ、ラベルを付けておくなど、来シーズン初めに、キチンと分かるようにしておくのがポイントです。

 

「汚れ、ほつれ、傷み」などをチェックして、美しく保管

来シーズンまで保管しておく服はすべて、きれいに洗濯したりクリーニングに出したりしておきましょう。ちょっとした汚れでも、残っていれば虫食いや変色、ニオイの原因になります。特にウール素材などはデリケートですので、きれいにしたら防虫剤も一緒に入れておきましょう。また、ボタンが取れそうになっていたり、ほつれや毛玉などで傷んだ部分も、このタイミングで直しておくのがおすすめです。丁寧に補修することで服への愛着が増し、来シーズンもクローゼットをきれいに保とうという気持ちが生まれます。些細なことですが、こういう気持ちは、片付けにも大きく影響していくのです。

 

まとめ

要らない服を減らすことも大事ですが、捨てすぎて後悔してしまっては元も子もありません。「迷う服は来シーズンまで保留にしてもいい」と決めれば、冬服の片付けがスムーズに進みます。また片付けが終わったら、来年買い足したい服をリストにしてみましょう。来年どれくらい服が増えそうかな?と考えることは、クローゼットの適切な管理につながります。クローゼットへ服をギュウギュウに押し込めるのでなく、出しやすくしまいやすい分量に保てるように、片付け前にチェックしてみてくださいね。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」