調理の下処理

[調理の下処理59]幼稚園児のお弁当に!卵1個でできる「卵焼き」作り方

お弁当の定番「卵焼き」は、卵を2~3個使うと作りやすいですが、量が多いと余ってしまうこともありますね。今回は、幼稚園児のお弁当にピッタリサイズの、卵1個で作る「卵焼き」の作り方を3つご紹介します。幼稚園児は、まだ箸を上手に使えないため、つかみやすい大きさのおかずがおすすめ。卵1個なら、食べやすい「卵焼き」が簡単にできますよ。

 

方法1:基本の卵焼き

細巻きタイプの卵焼きです。ボウルへ、卵1個、砂糖、醤油など、お好みの調味料を入れて混ぜます。卵焼きフライパンに油を引いて温め、卵液を全て流し入れましょう。卵が固まりはじめて表面が半熟になったら、火を止めて端から巻いていきます。巻き終わったら、食べやすい大きさに切って出来上がりです。卵1個で作ると火が通りやすいため、焦げてしまうこともあります。火を止めてから巻き、余熱で火を通すと上手くいきますよ。具を混ぜ込む場合は、みじん切りにして卵液に加えて焼きましょう。

 

方法2:具を巻き込む卵焼き

薄焼き卵を作り、具を巻く方法です。卵1個と調味料で卵液を作り、油を引いた卵焼きフライパンで加熱します。表面まで固まってきたら火を止め、焼き面を下にしてラップの上に乗せましょう。薄焼き卵の上に具を置き、端から巻いていきます。ラップできつく巻いてしばらく置くと、予熱で卵と具が馴染みますよ。食べやすい大きさに切り分けたら完成。巻き込む具は、スティックチーズ、魚肉ソーセージ、海苔、ハムなどがおすすめです。

 

方法3:茶巾卵

レンジで作る茶巾卵です。卵1個と調味料を混ぜて卵液を作ります。直径4cmほどの小さな耐熱皿を2つ用意し、ラップを敷きましょう。1つの耐熱容器に卵液を1/2量流し入れ、お好みで青ネギやハムなどの具を入れます。ラップを閉じずに600Wのレンジで30秒加熱したら、1度取り出して混ぜ、さらに30秒加熱します。加熱は様子を見ながら行なってくださいね。そのあと、ラップをねじって閉じ、余熱で火を通しましょう。ラップが広がって閉じない場合は、輪ゴムなどで止めます。出来上がりが直径4cmほどの大きさになるため、食べにくいようなら切り分けましょう。

 

幼稚園のお弁当は食べやすさがポイント

入園当初の子どもは、まだ箸が上手く使えない時期です。先生から、そぼろやスクランブルエッグなど、ポロポロとこぼしやすいものは避けて欲しいと言われることもあるので、箸でつかみやすいおかずを作るよう心掛けましょう。今回ご紹介した以外に、卵1個で厚焼き卵を作るには、横幅の狭い卵焼きフライパンを使う方法もありますよ。

 

 

じゅん(管理栄養士)

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。