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やってみよう!伸びた、切れた「縫い込みゴム」の取り替え例とコツ

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ゆるくなった子どものズボンやスカートのゴムを取り替えようと思っても、ゴムが布地に縫い込まれていると、面倒に感じてしまいますね。今回は「縫い込みゴム」の取り替え手順とコツを写真付きで解説します。「縫い込み」と言ってもいろいろな縫い方がありますが、今回はフロント部分のみゴムなしで、脇から後ろにかけてゴムが縫い込まれているものを使用します。「ゴムさえ直ればまだ着られるのに」という服を、少しの手間でよみがえらせてみませんか。

 

今回使ったサンプルと、あると便利な道具

今回は、子ども服のボトムスによく使われる、フロント部分が平らで(写真1)、両脇の少し前あたりから後ろまでぐるりとゴムが縫い込まれている服(写真2)を使いました。ゴムは、フロントにあるベルト通しの下で、ベルト布に縦のミシンステッチで縫い込まれていました(写真3)。ゴムの縫い込みは商品によって異なるので、どの部分でゴムが縫い込まれているかをお手持ちの服で確認しておきましょう。

 

今回の作業では、ミシン目をきれいにほどくことが大切です。「糸切り用ハサミ(写真4左)」のほかに、縫い目を簡単にほどける「リッパー(写真4中央)」、切って短くなったミシン糸を布から抜くための「ピンセットや毛抜き(写真4右)」を用意しておくとスムースにできますよ。

 

工程1:邪魔になるパーツがあれば、ほどいて外す

最初に、ゴムを取り外すのに邪魔になるパーツがあれば、ほどいて外します。今回は「ベルト通し」の上端がゴムベルト部分に重なっていたのでほどきました(写真1)。このとき、上の「あると便利な道具」で紹介した「リッパー」を使うと、糸と一緒に布まで切ってしまうことを防げます(写真2)。また、パーツを外したあとに残った糸は「ピンセット」「毛抜き」などできれいに取り除いておくと(写真3)、あとの作業がしやすくなり、仕上がりも美しくなります。ゴムの取り外しで邪魔にならない部分は、ほどかず残しておいてOKです。今回は、ベルト通しの下端はベルト布から離れた場所に縫い込まれていたので、ほどかずそのままにしました(写真4)。

 

工程2:ゴムとベルト布をほどいて取り外す

ゴムを縫い留めているステッチをほどきましょう。また、ベルト部分の布を縫い付けてあるミシン目もほどきます(写真1の赤線)。今回は、ベルト布全体をぐるりとほどいて、取り外しました(写真2)。ほどくときは工程2と同様にリッパーを使うと便利です(写真3)。古いゴムは抜いておきましょう。

 

工程3:新しいゴムを入れて留め付け、ベルト布を仮止めする

新しいゴムを必要な長さに切って用意し、古いゴムが縫い込まれていた場所へ、ゴムの両端をミシンで縫い留めます(写真1)。返し縫いをしてしっかりと縫い付け、ゴムベルトの中へ入れて挟み込みます。次に、ゴムを挟んだベルト布を元通りにしていきます。ズボン本体のウエスト部分をベルト布で挟み込み、まち針で留めましょう(写真2)。このままミシンで縫ってもいいですが、ゴムの伸縮で布がずれてステッチがゆがみやすい場合は、しつけ糸で仮止めしてもいいでしょう。しつけする場合は、ゴムを伸ばして布を平らにしながら丁寧に縫っていきます(写真3)。針目はあまり粗過ぎない方がミシン縫いの失敗を防げますよ(写真4)。

 

工程4:ベルト布をミシンで縫い付ける

まち針やしつけ糸でベルト布を仮止めしたら、ミシンで縫い付けましょう。このとき、ゴムの伸縮でベルト布が縮むので、両手で布を軽く引っ張り、ゴムと布の両方をまっすぐに伸ばしながら縫います(写真1)。ミシンにフットコントローラーがあれば利用すると、両手が自由に使えて便利です。ゴムが縮まったままだと布にシワが寄り(写真2)、その上にミシン目が乗ってしまうので注意しましょう。ミシンの速度をゆっくりにし、ときどきミシンを止めて針を下ろし、布をきれいに伸ばしながら縫うと上手に縫えます。

 

今回は、ベルト通しのパーツの上端のみを外したため、ベルト布を縫う際に邪魔にならないように折り返してまち針で留めておきました(写真3)。また、ミシン縫いの最後は2~3cm程重ね、さらに返し縫いをして丈夫に仕上げます。

 

工程5:裏のミシン目を確認し、外したパーツを縫い付ける

裏返し、工程6のミシン目がベルト布から外れていないか確認しましょう(写真上)。最後に、「ベルト通し」のパーツの上端を元通りに縫い付けました(写真下)。これで完成です。

 

まとめ

縫い込まれているゴムをほどくのは手間が掛かりますが、ほどくべき箇所は、全てほどいた方が作業がしやすくなるうえ、きれいに仕上がります。既製服のミシン目は丈夫なのでほどきにくいですが、リッパーなどを使って、布まで切らないよう丁寧にほどきましょう。時間と労力がかかっても、出来上がったときの感動はひとしおです。特にお気に入りの服は、ゴムを取り替えることで長く着用できますね。ぜひチャレンジしてみてください。

 

◇100均材料で、初心者さんも簡単!「ファスナー付きポーチ」作り方とコツ
https://qufour.jp/article/detail/3687

 

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ライフオーガナイザー。ズボラでも簡単にすっきり暮らすための収納や、生活の仕組み作りを模索中。
料理、お菓子作りのほかに、洋服やインテリア小物なども手作りするのが好きです。
高校生の息子の母です。

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