調理の下処理

[調理の下処理62]シワなし!ふっくら!「グリンピース」の茹で方

グリンピースは、冷凍や缶詰などで1年中手に入る食材ですが、春に出回る生のグリンピースの風味は格別ですね。今回は、グリンピースの皮がシワになりにくく、色鮮やかに茹でる方法をご紹介します。生のグリンピースを茹でたものは、ふっくらとしていて甘味があることが特徴。卵焼きの具、サラダ、ピラフなどに加えると食感のアクセントになりますよ。

 

選び方:みずみずしいものを

グリンピースは、サヤから取り出すと固くなりやすいため、できるだけサヤ付きのものを選びましょう。サヤの緑が鮮やかで、みずみずしいものが新鮮です。グリンピースは、鮮度が落ちやすいので購入後は早めに茹でます。サヤから取り出した剥き豆を購入する場合は、乾燥していないものを選びましょう。

 

茹で方:塩を加えて色鮮やかに

サヤから取り出したグリンピースは、水で洗い、塩を振り掛けます。グリンピース約100gに対して、塩小さじ1が目安です。沸騰した湯に塩が付いたまま入れ、2~3分を目安に柔らかくなるまで茹でます。塩茹ですることで、緑色が鮮やかに仕上がりますよ。

 

粗熱の取り方:茹で汁に浸けてふっくらと

グリンピースは、ザルに上げて冷水に浸けると、皮にシワが出来やすくなります。そのため、茹で汁に浸したまま粗熱を取りましょう。早く粗熱を取りたい場合は、鍋ごと冷水に入った大鍋に浸けます。すぐに使わない場合は、茹で汁に浸けたまま冷蔵庫で保存し、2~3日ほどで使い切ります。

 

グリンピースを冷凍する方法

グリンピースは、生のままよりも茹でて冷凍するのがおすすめ。茹でるとき、柔らかくなる前の少し固い状態で火を止め、茹で汁に浸けて粗熱を取りましょう。水を切ってからチャック付き保存袋へ入れて冷凍庫へ。使うときは、冷凍のまま加熱します。旬の時期にしか味わえない生のグリンピースを、ぜひ楽しんでみてくださいね。

 

 

じゅん(管理栄養士)

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。