暮らし

夏のお肌のベタつきを解消!さっぱりタイプ「アロマ化粧水」の作り方

暑い夏、汗をかいたお肌は、ベタつきが気になりますね。今回は、殺菌作用のある精油を使って作る、さっぱりした使い心地のアロマ化粧水をご紹介します。毛穴の汚れを殺菌する効果もあるので、ニキビが気になる思春期のお子様から大人まで家族みんなで使えますよ。

 

材料と作り方

材料(100ml分)

・100ml容器(アロマテラピー専用の遮光性の容器):1個

・精製水:85ml

・グリセリン:5ml

・無水エタノール:10ml

・ティートゥリー精油:2滴

・ラベンダー精油:1滴

 

容器の中へ材料を全て入れ、よく振って混ぜれば完成です。冷蔵庫で保存し、2週間以内を目安に使い切ってください。もう少し保湿効果が欲しいと思ったらグリセリンを10mlにして、精製水を80mlにしてみましょう。使うときは、よく振ってから使ってくださいね。

 

ティートゥリー精油の作用と香り効果

ティートゥリー精油の主成分である「テルピネン-4-オール」は、抗菌作用と抗炎症作用に優れ、毛穴の汚れを殺菌する作用があるので、吹き出物やニキビの予防効果も期待できます。また、すっきりとした香りは、気持ちをキリっと引き締めて、活力を取り戻す効果もあります。

 

ラベンダー精油の作用と香り効果

ラベンダー精油は、乾燥しがちな夏のお肌に潤いを取り戻し、皮膚の弾力を回復する作用があります。また、ブレンドするほかの精油の作用を強める効果があるので、今回のレシピでは、ティートゥリー精油の殺菌効果を高めてくれます。香りは甘さのあるハーブの香りで、ティートゥリー精油との香りの相性も抜群♪幸福感を感じるような華やかな香りは、毎日のスキンケアが楽しみになますよ。

 

まとめ

今回ご紹介した「化粧水レシピ」で期待できる主な効果は、毛穴の殺菌効果と保湿効果ですが、精油の作用は実にさまざまです。例えば、前回ご紹介した赤ちゃんの「オムツかぶれ」ケア でもラベンダー精油が活躍してくれましたし、ティートゥリー精油とラベンダー精油の合わせ技は、以前「肌荒れ、切り傷、すり傷に効く万能常備薬」でもご紹介しました。私も、肌荒れやケガをしたときの応急的な消毒など、いろんな場面で、アロマ化粧水を使っています。1つの精油でも複数の作用が期待できて、使い回せるのがアロマ化粧水の特徴の1つです。1本あると便利な化粧水ですから、ぜひお試しくださいね。

 

 

 

宮本きこ(アロマテラピーインストラクター)

AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。2012年に自宅でアロマ教室を開き、のべ800名余りの方にアロマテラピーのある生活を提案してきました。何時もご縁を大切に、アロマの輪を大きく育てていきたいと思っております。