片付け過ぎない片付け術

[片付け過ぎない片付け術92]「壁面収納」グッズ使いこなし術3選

限りある収納スペースを上手に活用したいなら、「壁面」に着目してみましょう。今回は、人気の「壁面収納グッズ」を便利&おしゃれに使いこなすポイントについてお話します。床面積が狭い、収納場所が少ないなどのお悩みもスッキリ解消できますよ。

 

壁面収納のメリット・デメリット

床を専有しないので便利な壁面収納は、自分の理想の収納に合わせながら、メリットとなる部分を上手に取り入れて、デメリットになる部分を避けたりカバーすることで、もっと使いやすく見た目もストレスを感じない形にできますよ。

 

壁面収納のメリットは、まず物を床置きせず空中に浮かせることで、床面積が狭くても収納スペースを確保でき、床面の掃除もしやすくなる点です。また、家具と違って好きな高さに設定しやすいので、使う人の目や手の高さに収納することで、物を取りやすくしまいやすくなり、片付けが楽になります。

 

壁面収納のデメリットは、収納グッズや収納する物が直接見えてしまいがちなところ。スッキリ整えたいリビングなどでは見た目のゴチャつき感が気になる場合があるので、見せる収納、隠す収納など、場所や目的に合わせて活用していきましょう。

 

木製などの「壁に付けるタイプの家具」はセンス良く飾る

壁にピンなどで取り付ける棚、長押、ボックス型などの「家具」シリーズは、木やアルミ製などのしっかりした作りで見映えがしますね。マンションの壁に多い「石膏ボード」専用タイプの場合、複数の細いピンで付けるので外したときの穴も小さめなうえ、耐荷重も意外にあるのが特徴。見た目がおしゃれで素材もしっかりしているので、センス良く使いこなすなら、ガッツリ「収納」に使うというよりは「飾り」の要素をもたせた利用がおすすめです。

 

「机やカウンターの上に飾り物を置くと机やカウンターが狭くなってしまう」というとき、壁に飾り物を飾れば、机やカウンターが広く使え、オシャレ感もアップしますよ。長押に洋服を掛ける場合も、ハンガーを統一するなど工夫するとスッキリ見えます。

 

手軽な価格の「ワイヤーネット」は使う場所を吟味して

「ワイヤーラティス」などとも呼ばれるワイヤー製のネットは、壁に掛けることで、壁が収納スペースに早変わりします。こちらは安価で、100均でも売られていますね。このネットとS字フックを使えば、引っ掛ける穴やループが付いている物を掛けて収納できますし、シリーズのオプションとして売られているラックやポケットなどのパーツを使えばさらに便利に。

 

シンプルなモノトーンを選べばインテリアにもスッキリ馴染みますが、収納してある物が見えてしまうので生活感が出やすいのがデメリットと言えるかもしれません。気になる場合は、キッチン収納の扉裏でキッチンツールや鍋ブタの収納に使うなど、見えないところの収納力をアップさせてはいかがでしょうか。ホコリがたまりにくく水にも強いので、浴室や洗面所にも向いていますよ。

 

「ホチキスで留めるフック」はアイデア次第で使い方が広がる

ホームセンターなどで販売されている「ホチキスで付けられるフック」もありますね。木ネジが不要で、壁に空く穴も小さいので、賃貸マンションなどでも気にせずに使えることが大きな特徴です。また製品によっては耐荷重が大きいものもあり、大きな姿見を付けられるフックもありますよ。

 

ちょっと付け方にコツがいること、また壁の材質によっては上手く付かない場合や、外れやすい場合もあるので注意が必要ですが、カバーが付いているものなら見た目もスッキリしているうえ、しっかりと付けられれば長く便利に使えます。我が家は写真の「壁美人」で玄関へ姿見を、洗面所へ脱衣カゴ代わりのワイヤーバスケットを引っ掛けるフックを付けています。

 

まとめ

限られた収納場所を有効活用するためにも、壁面を上手に使いましょう。ただ、便利だからとたくさん掛けたり乗せ過ぎてしまうと、耐荷重を超えてしまったり、かえって物を探しにくく片付けにくくなったり、見た目がゴチャついたりします。収納力、片付けやすさ、見た目など、どのスペースで何を重視するのかを吟味して、スッキリ使いやすい壁面収納を楽しんでくださいね。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」