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フランスママに学ぶ、ビックリ「車事情」、車は走れば問題ない!?

石狩熊子

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車社会のフランスは、夫婦で1台ずつの車を所有するのが当たり前。今回は、そんなフランス人の車に対する考え方や乗っている車のことなど、「車事情」をご紹介します。倹約家の多いことで知られるフランスですが、車に対しても一緒です。そして「車は走れば問題ない!」と考えて、お金を掛けていない人も多いんです。

 

フランス人はガレージに車を入れる習慣がない?

自分の家にガレージがあるのにもかかわらず、実際に車を入れている人って、実はほとんどいないんです。フランスは車社会なので、通勤や買い物、子どもの学校や習いごとの送迎など、1日に何度も車を使うので、いちいちガレージから出し入れするのが面倒くさいんです。夜間でもガレージにしまわず家の前に停めるのが習慣になっているので、ガレージは子どもの遊び場や物置になっていて、実際に車を入れるスペースがない家も多いんですよ。路上駐車がメインなので、雨が降ったらきれいになるくらいに考えていて、洗車の習慣もありません。車内をきれいに整えることもしないんですよ。

 

車のキズやヘコミは当たり前!いちいち修理なんてしない!

フランスでは中古車を買う人が圧倒的に多く、買う前からキズが付いていたり、へこんでいるのは当たり前。どんなに大きな傷であろうとも、車に乗れないぐらいに車体がへこんでいない限りは修理なんてしません。見た目が悪かろうとも走れば問題ないと考えるのがフランス流。そして、どんなにボロ車に乗っていようとも、他人から白い目で見られたり、笑われたりすることもありません。我が子が車にキズを付けてしまっても、注意はしても怒る親は少ないんです。

 

フランスでは、当て逃げは「運が悪かった」だけ

駐車場が少ないの都市部や一般的な道路では、縦列駐車が多いんです。なかなか空いている場所が見付からない時は、自分の車が入れれば、ギリギリのすき間でも無理やりにでも自分の車を押し込みます。そしてギリギリのすき間には、前後の車両にちょこっとずつ当てながら、入れるのがフランス流。でも、なかには下手くそな人とか、当て方が雑な人も。そして、うっかりなのか故意かなのはともかく、激しくぶつけて相手の車を破損した場合でも、持ち主がいなけりゃ即座に、逃げをかますのがフランス人です。持ち主が現れる前にさっさと退散してしまうので、フランス国内は本当に当て逃げだらけなんですよ。当て逃げを警察に届けても「運が悪かったね」と、相手にもしてもらえません。

 

車の修理は、自分で何とかしてしまう人が多い

縦列駐車をしている間や、家の前に路上駐車しているときに多いのが、ドアミラーのアクシデント。通行人や、自転車で通りすぎた人、通りすがりの車などがうっかりドアミラーに接触して、折ってしまうんです。それでもフランス人は修理に出さず、ガムテープや接着剤などを使って、自分で無理矢理くっ付けてしまいます。なかには、折られたドアミラーを持ち去られてしまう人もいて、ドアミラーなしのまま、目視で確認作業をしながら、乗りこなすという強者も意外に多いんですよ。

 

窓が割れても、割られても修理なんてしない!

車の窓のトラブルだって、修理になんて出しません!車上荒らしに襲われたり、予期せぬ自然災害でうっかり窓が割れてしまっても、路上の石がはねてヒビが入ろうとも、倹約家のフランス人は、まずはビニール袋で塞ぐか、段ボールにゴミ袋をかぶせたものを窓のサイズにカットして、割れた窓に貼り付けて雨風をしのぎます。こんな一時的なもののほかにも、プラスチックの板を貼り付ける人までいて、車検までの期間を楽しく乗り切っているんです。

 

フランスでの「車の値段」

中古車の値段は、車の年数と走行距離や車体の状態などによってピンキリです。一般的には80万円程度で売られている車が多いですが、5人乗りのファミリーカーで「動くの?」と思われるような車が1万円とか、ハイブリッド車なら500万円近くなどさまざまです。新車は350万円程度から売られています。フランスでは中古車購入率は80%ほど、新車購入は20%ぐらいです。新車を購入するのは、よほどの車好きか、ある程度の高収入所得者がほとんどです。

 

多少の部品の欠陥は気にしない

フランスの中古車には、本当にいろいろな車があって、郵便局の配達車両ですら、マークを消された状態で売りに出ていたりします。部品やバンパーがない車もあるんですよ。ワイパーの動かない7人乗りの車を、1万円で購入した知人は、晴れの日限定で乗りこなして喜んでいます。車の塗装が剥げている車を買って、ペンキを塗って手入れをする人もいるんですよ。

 

車検でチェックされること

フランスの車検は、新車を購入した場合には4年後に、その後は2年ごとに行なわれます。中古車を購入した場合には、2年後に車検を受けなくてはなりません。中古車を他人に譲る場合には、最低6カ月の車検期間が残っていることが義務づけられています。車検では、ブレーキやアクセル、ハンドルの状態、エンジン部分などがチェックされます。検査員にもよりますが、ドアミラーが破損していても問題ナシ。頼めば直してくれるけど、何も言わなければそのままです。ワイパーが動かない場合には車検の際に修理してもらう人が多いようです。検査費用は1万円程度で、ほかに故障箇所の部品交換などの実費が掛かります。ちなみに、フランス人は自分の車をよく手入れするので、タイヤなどは問題ない人がほとんどです。

 

フランス人にとって、車は道具でしかない

中古で買っても、新車で買っても、「車は自分の移動の道具」でしかないと考えているのが、フランス人。なので、洗車もしないし、車内をきれいに整えるなんてありえません。見栄を張るための道具でもないので、自分の収入に見合ったレベルの車か、それ以下の車に乗る人が多いのも特徴です。車にお金を掛けるよりも、自分の趣味や家族とのバカンスにお金を掛けることを優先します。そんなフランス人にとって一番良い車とは、デザインや好感度ではなく、「燃費が良い車」なんです。

 

◇フランスママに学ぶ、小遣いナシのフランスで、子どもが小遣いを稼ぐ方法
https://qufour.jp/article/detail/3824
◇石狩熊子さんの記事一覧
https://qufour.jp/users/article/40966

 

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この記事を書いた人

石狩熊子さん

石狩熊子 / 東京都

在仏17年、田舎暮らしを満喫中の小・中・高校生の4児の母。
趣味は地元の年寄りたちとのお茶飲み&ツイッタ-。人生は楽しく生きたいタイプ。

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