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フランスママに学ぶ、集合住宅やレストラン、電車での「ペット事情」

石狩熊子

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フランスは「お犬様天国」と言われるくらい、動物を飼っている人がたくさんいます。今回は、フランスで人気のペット事情や虐待されたペットの保護事情などをご紹介します。犬や猫を多頭飼いしている人も多く、アパートなどの集合住宅で動物を飼育している人もたくさんいるんですよ。若者からお年寄りまで、幅広い年齢層の人々が動物の飼育を楽しんでいます。

 

賃貸住宅にペットの拒否権はナシ

フランスでは、犬や猫などのペット同伴だからといって、賃貸住宅で入居を断られることはありません。なぜかと言えば、これは法律で定められているからなんです。どんなに狭いアパートでも、大型の犬を飼おうが、ネコを何匹も飼育しようが一切問題ありません。同じ住宅のほかの住人に危害を与えることさえなければ、大家さんや管理会社に無理矢理退去させられることもありません。時折、犬の吠え声で隣室の住人とトラブルになることはあっても、注意をされるだけで退去になったという話は、今まで聞いたことがありません。

 

ペット同伴で公共交通機関に乗れる

バスや電車などの車内や駅構内などで、犬と一緒に乗車したり、歩いている光景もよく見掛けます。猫ちゃんの場合は、キャリーバッグに入れられていることが多いですが、これもよく目にします。電車内で、ふと隣の席を見ると足元に猫ちゃんや犬が座っているなんていうこともあるんですよ。小型犬から大型犬までさまざまな大きさの犬がいますが、大型犬の場合は、他人に恐怖心を与えないように、キッチリ口輪がはめられています。

 

カフェやレストランにも犬猫を同伴

フランスのカフェやレストランでも、犬猫同伴が理由で断られることはありません。あまりにも吠えまくるとか、他人を威嚇して恐怖心を与えるような犬猫は例外ですが、普通に連れて入ることができます。といっても、犬猫を座席に座らせるようなことはせず、足元や床で待たせておくんです。どの犬もしつけられているので、店内をちょこっとうろつくことはあっても、他人に迷惑をかけるようなことはしないし、飼い主がきちんと見張っているので、子どもの放し飼いよりもリスクは少なく、嫌な顔をする店員もいないんですよ。個人経営のホテルやカフェ、レストランやタバコ屋さんなどには看板犬や看板猫がいることも多いんです。 

 

動物の虐待に関する法律がある

フランスでは、動物の虐待に関する罰則が通常の刑法に含まれています。飼い主などが虐待をした場合には、懲役2年と罰金400万円が義務付けられています。日本の法律では基本的に「物」として扱われる犬猫ですが、フランスでは「感情を持った存在」とされていて、虐待した人は警察に逮捕され、精神鑑定をされるのです。そして全ての飼い犬や飼い猫には、犬猫自身の生年月日と住所・飼い主の名前・犬猫本人の名前・性別・年齢・ワクチン接種を記録するためのマイクロチップが埋め込まれているので、仮に捨てる人がいても、簡単に飼い主を割り出すことができるようになっています。 

 

フランス人は野鳥も好き

手間のかからないペットとして、小鳥も人気です。そしてフランスには鳥好きな人も多くいます。田舎の一軒家では、庭先に野鳥用の餌台や小屋を設置している人もたくさんいて、やってくる野鳥を毎日見て楽しんでいます。野鳥や小鳥の同好会のようなものもあり、小鳥の同好会では、定期的に鳥を持ち寄って集まり、交換したりといったこともしています。一方でパリ市では、野鳥に人間がエサをやることは自然の生態系に反するということで禁止されています。知らずにエサをやると、警察官が飛んできて怒られてしまうんです。 

 

魚の飼育は犬猫以上に大人気

魚の飼育も人気があり、本格的に熱帯魚を飼育する人もいれば、バケツやプラスチックの水槽で金魚を飼っている人もいます。特に人気の高いのは金魚で、子ども向けの屋台などでも景品に金魚がいるぐらいです。あまり手間がかからないので、どこの家庭でも1匹は魚がいるといっても過言ではありません。我が家にも特売で売られていたベタという闘魚がいますが、使わなくなったティーポットの中で飼育しています。エサ代も犬猫のようにかからないし、水も水道水で問題なく世話要らずなので、フランスママたちが「小さな子どもがいても問題ない」と言うのも実感できます。 

 

ウサギやハムスターも人気、でも昆虫は…

子どもが小学生ぐらいになると、ウサギやハムスターを誕生日やクリスマスなどにプレゼントでもらったり、学校のお友だちの家で増えたのを譲り受けることがあり、いつの間にか飼うことになっていたりします。一方、男の子が好きそうな昆虫類ですが、フランスでは虫取りをして遊ぶという習慣がなく、昆虫に触る機会も少ないんです。フランスでは、カブトムシやクワガタを見掛けることはあまりなく、売られていることもないんですよ。 

 

◇フランスママに学ぶ、ビックリ「車事情」、車は走れば問題ない
https://qufour.jp/article/detail/3831
◇石狩熊子さんの記事一覧
https://qufour.jp/users/article/40966

 

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この記事を書いた人

石狩熊子さん

石狩熊子 / 東京都

在仏17年、田舎暮らしを満喫中の小・中・高校生の4児の母。
趣味は地元の年寄りたちとのお茶飲み&ツイッタ-。人生は楽しく生きたいタイプ。

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