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「エクストラバージンオリーブオイル」は火を通しちゃダメなの?

「エクストラバージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」。どちらか1本しか買ってない人がほとんどだと思いますが、実は「エクストラバージンオリーブオイル」は火を通す料理では使わない方がいいという話も。オリーブオイルの正しい使い分けについて、代表的な料理を例に解説します。

ペペロンチーノにはどちらを使う?

ペペロンチーノでは、ニンニクと唐辛子をオリーブオイルで炒めますよね。この時のオリーブオイルは「ピュアオリーブオイル」を使うのが正解です。ただ、パスタをからませてお皿に盛った後、少し「エクストラバージンオリーブオイル」をかけると香り付けになります。

トマトとチーズのカプレーゼにはどちらを使う?

全く火を通さないトマトとチーズのカプレーゼには、「エクストラバージンオリーブオイル」を使います。エキストラバージン独特の風味がカプレーゼに良くマッチしますよ。

アヒージョにはどちらを使う?

オリーブオイルでじっくり煮込むアヒージョでは、「ピュアオリーブオイル」を使います。ただし、弱火でじっくり煮込む場合は、「エクストラバージンオリーブオイル」も利用出来ます。

なぜ「エクストラバージンオリーブオイル」は火を通さない方がいいのか。

なぜ、「エクストラバージンオリーブオイル」は火を通す料理に使わない方がいいのか。その理由は不純物の量にあります。精製されているため不純物のほとんど無い「ピュアオリーブオイル」は、220度ぐらいまで熱しないと煙は出ませんが、オリーブを搾っただけで不純物がたくさん含まれている「エクストラバージンオリーブオイル」は、170度ぐらいで煙が出始めます。煙が出てしまうとせっかくの風味が飛ぶ上に、苦味が増すなど味も変化してしまいます。このため、あまり高温になる料理に使わない方が、「エクストラバージンオリーブオイル」の風味が楽しめるのです。
「エクストラバージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」。どちらか1本しか買っていなかった方は、この機会に2種類のオリーブオイルを揃えてみてはいかがですか?

Mako

神奈川県在住のMakoです。
7歳の娘と帰りの遅い旦那との3人暮らしです。