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ニセモノが多いって本当?意外と知らないオリーブオイルの種類

今や食卓に欠かせない「オリーブオイル」。サラダやパスタを始め、いろいろな料理に使える上に健康にも良さそう。大型スーパーや高級スーパーなどにはたくさんの種類のオリーブオイルが並んでいますが、ネットではニセモノが多いという噂も見かけるので、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。まずはオリーブオイルの種類について見ていきましょう。

オリーブオイルの種類って?

実は日本で売られているオリーブオイルは基本的に2種類しかありません。1つが「エクストラバージンオリーブオイル」、もう一つが「ピュアオリーブオイル」です。実はイタリアなどに行くと、もっとたくさんの種類があって、「バージンオリーブオイル」だけでも4種類のカテゴリーに分かれています。でも日本では、JAS(日本農林規格) の規定に適合するのが「エクストラバージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」だけなので、他のオリーブオイルは輸入されていないのです。それでは、日本に輸入されている2種類のオリーブオイルを見てきましょう。

「エクストラバージンオリーブオイル」とは

「バージンオリーブオイル」は、国際オリーブ協会(IOC)の規定では、
・    原料はオリーブの実だけ
・    化学的な方法や高熱での処理を行わない
・    オリーブオイル以外の油を一切含まない
となっています。その上さらに「エクストラバージンオリーブオイル」は、
・    風味・香りともに完ぺき
・    酸度が0.8%以下
であることが条件なのです。オリーブの実の生搾りジュースと言えばイメージしやすいかもしれません。

「ピュアオリーブオイル」とは

「バージンオリーブオイル」の中で、風味や酸度に問題があったものを精製(脱酸・脱臭・脱色などの処理をすること)して、そこへ香りと色づけに「バージンオリーブオイル」をブレンドして酸度を1%以下のしたものを「ピュアオリーブオイル」と呼びます。精製されているので、味にくせが無いのが特徴です。

ニセモノが多いって本当?

イタリアやスペインなどでは、最高グレードの「エキストラバージン」の名がついていても、瓶の中身は精製オイルやオリーブ以外の原料からつくった安いオイルが混ざっているケースが相次いで発覚しています。日本にもこれらのニセモノが輸入されて流通しているのが現実です。オリーブオイルを買う時には、有名メーカーや生産者のはっきりしている物を選ぶ、購入前にネットで商品情報を確認する、信頼のおける販売店で購入するなど、しっかりニセモノ対策をして、おいしいオリーブオイルをたのしみたいですね。

Mako

神奈川県在住のMakoです。
7歳の娘と帰りの遅い旦那との3人暮らしです。