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子どもの不思議をパッと解決!ビックリな仕掛け図鑑、おすすめ7選

「仕掛け絵本」や「図鑑」は、文字が読めなくても楽しめるので、子どもが本や図鑑に親しむ導入として、ぴったりですね。今回は、子どもの知的好奇心を刺激する仕掛け絵本や図鑑をご紹介します。文字が読めるようになると、子どもは興味のある本を学校や町の図書館で見つけられるようになります。そんな頃は、不思議に思ったことを子どもが自分で調べて解決できるように、こんな楽しい本を身近に置いておくのもいいでしょう。入園祝いや入学祝など、お子さんへのプレゼントにも喜ばれますよ。

 

遊び感覚で算数が学べる「さわって学べる算数図鑑」

「さわって学べる算数図鑑」は、ページをめくると、カラフルな仕掛けがたくさん。算数の学び方も、小学校入学前の子どもには感覚的な遊びとして楽しんでもらえ、小学校低学年では学校の授業と平行して使ってもらえますね。実際の中身がどうなっているかご紹介します。

さわって学べる算数図鑑

手を動かしながら、算術が覚えられる

足し算や引き算、いろいろな形、掛け算、割り算などを、仕掛けを使って理解しやすいように工夫されています。

展開図から、実際に立体を組み立てる仕掛けも

展開図から円錐、立方体、三角錐、円柱などの立体を、実際に組み立てられる仕掛けで、平面⇔立体を何度でも体験できます。

 

難しい分数は、視覚的な変化で説明

つまみを動かすと円の色が変わる仕掛けでは、分数の考え方が視覚的に分かるようになっています。

世界に対する興味が広がる地図帳

「とびだす世界地図帳」は、かわいいイラストの仕掛けがたくさんの世界地図帳です。絵本で世界を旅しながら、さまざまな地域の地理や自然、民族、特産品、スポーツや文化、建造物、生息動物などのデータやマメ知識を覚えられます。世界を7つの地域に分けてあり、ポップアップ式で名所が飛び出します。また、フラップ式の仕掛けをめくると、その地域で1番大きな国や小さな国、1番高い山や長い川などのデータがわかる仕組みになっています。また、地域の特産品を手で回しながら見ていく仕掛けもあります。読み込むほどに、おもしろい発見があるので、見ていて飽きない本ですね。

 

とびだす世界地図帳 (しかけえほん)

子どもの素朴な疑問を解決!科学に興味をもってもらえる絵本

「もしずっとあなをほってくとちきゅうのうらにでられるの?」は、題名通り、誰もが一度は不思議に思う疑問ですね。クマの3兄弟が主人公のお話しで、子どもの素朴な疑問に答えてくれます。地球をスイカに例えた説明もわかりやすいです。また、地震の仕組みについても、仕掛けで分かりやすく解説されています。地震の揺れは、片方のプレート(岩盤)が、もう片方のプレートの下に潜り込んだときに生じる、大きな反発力によって起こりますが、絵本のページの点線を折って疑似プレートを作り、紙製のプレートが弾かれることで地震の仕組みを体験できるようになっています。シリーズの「ねぇおつきさまはどうしてぼくについてくるの?」もおすすめです。科学に興味を持つきっかけ作りにいいですね。

もし、あなをずっとほってくとちきゅうのうらにでられるの?―かがくたんていだん

 

遊びと学びをバランスよく♪小さい子どもでも楽しめる図鑑

「はっけんずかん」は、はじめて図鑑に触れる子どもにぴったりです。食べ物、植物、動物、昆虫、恐竜、乗り物とシリーズで何冊も出ているので、子どもの興味に合わせて選んでくださいね。この図鑑は仕掛けのある楽しいイラストのページと、写真の標本ページ(解説付き)が交互に展開されるので、とっつきやすく知識も深められる図鑑になっています。また例えば乗り物図鑑なら、ショベルカーのショベルが伸びる仕掛けや、ミキサー車の容器を手でめくるとコンクリートを混ぜている中の様子が見られるなど、かわいい仕掛けがたくさんありますよ。

 

のりもの 改訂版 (はじめてののりもの絵本)

実物大!迫力ある動物の図鑑

とびだす!実物大☆ずかん せかいのどうぶつ」

は、イルカ、トラ、パンダなど実物大の動物の写真がとびだす仕掛けになっている図鑑です。動物園にいるような動物を、手が届くほどの近さで見ることはまずないので、子どもも興奮するはず。「トラは毛を刈ってもトラ模様」とか、「ウミガメの雌雄は卵のときの周囲の温度で決まる」など興味深い知識や、生息分布地図なども載っています。

 

とびだす! 実物大☆ずかん せかいのどうぶつ (とびだす!実物大☆ずかん)

重厚感のある表紙と大迫力のポップアップ図鑑

「恐竜時代」というポップアップ式の恐竜図鑑はシックな表紙が印象的。開くと色彩鮮やかで細部まで描かれた恐竜のイラストがダイナミックに飛び出してきます。ポップアップの恐竜は35体、その他の恐竜についてもしっかり解説されているので、図鑑としても手ごたえがあります。作者のロバート・サブダ氏は「紙の魔術師」とも言われ、大人でも「どうやって作ったの?」と感動するほどの仕掛けなので、「モノ作り」にも興味を持ってもらえるかもしれませんね。シリーズで「シャーク―海の怪獣たち」、「絶滅した獣たち」もあります。

 

太古の世界 恐竜時代 (しかけえほん)

自分の体の中がどうなっているか立体的に学べる図鑑

「Alive生きている体」は緻密なイラストや仕掛けが特徴の人体図鑑です。頭蓋骨や内臓がとびだしてくるので……ちょっとインパクトが強いのですが、肋骨と内臓の位置関係などを立体的に見ることができるので、とても解りやすいです。体の仕組みを学ぶ仕掛け絵本としても楽しめますし、詳細な解説も載っているので図鑑としても長く使えそうです。

 

アライブ―生きている体 (しかけえほん)

sawaya

だいたいマジメ、ときどき脱力。
芸大卒、好奇心旺盛でハンパなモノ作りが得意です。
しっかりものの長女、マイペースな長男、ヤンチャな次男の育児を楽しんでます。