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簡単「つまみ細工」ヘアアクセ。ハギレやリボンの組み合わせで、和も洋も

つまみ細工は、布地と接着剤さえあれば、意外と簡単に作ることができます。今回は、つまみ細工の基本的な作り方をご紹介します。女の子が喜ぶような小花柄のコットン生地とノリでヘアアクセを作ってみましたよ。

 

つまみ細工って?

つまみ細工は、かんざしなどに使われる伝統工芸で、1~3cm四方の小さな正方形のハギレを折ってつまみ、花びらに見立てて作ります。七五三や成人式といった和装の髪飾りでは、ちりめん生地を使ったつまみ細工がよく使われますが、今回は小花柄コットン生地で、女の子が喜びそうな普段使いのヘアアクセサリーを作ってみました。女の子へのちょっとしたプレゼントにもいいですね。

 

つまみ細工の材料

まずは、材料をそろえましょう。だいたい家にあるもので済みます。

 ・布地(コットン)
 ・フェルト(黒)
 ・ノリ(デンプンノリ)
 ・ハサミ
 ・ビーズ
 ・多用途接着剤
 ・ピンセット
 ・一円玉
 ・定規
 ・ヘアゴム、ヘアピンなど

 

つまみ細工ヘアアクセの作り方1:正方形の布地を準備

まず、3×3cmにカットした布を5枚用意します。花びらの数は、お好みで増やしても。正方形にカットした布の裏を上にして置き、頂点(黄●)にノリをつけて三角形に折ります。

 

つまみ細工ヘアアクセの作り方2:布地を正方形に折る

三角に折ったら、両端(黄●)にノリをつけて、頂点に向かって折ります。

 

つまみ細工ヘアアクセの作り方3:布地を花びらの形に折る

このような形になったら、両サイドを向こう側、中心線が手前に来るように、中心線を縦半分に折って三角形にします。頂点(赤●)を指かピンセットでつまんでおきましょう。

 

つまみ細工ヘアアクセの作り方4:花びらの完成

花びらが1枚できました。先ほどの写真の頂点(赤●)をつまんでいる状態で、ここが花の中心になります。花びらは、ノリが固まるまで洗濯バサミで留めておくなど、そっと置いておきます。同じように花びらを5枚作りましょう。

 

つまみ細工ヘアアクセの作り方5:花を取り付ける台座の準備

黒いフェルトを直径2cmの円形にカットします。1円玉をフェルトに当てながら、カットするとちょうどいいですよ。円形にカットしたフェルトに、写真上の赤いラインのようにハサミで切り込みを入れ、写真の下のように、ヘアピンを通します。

 

つまみ細工ヘアアクセの作り方6:台座に花びらを取り付ける

円形のフェルトにノリか接着剤を多めにつけて、花びらを乗せていきます。この工程では、手やピンセットに、ノリや接着剤が付きやすいので注意してください。後片付けを考えるとノリのほうが作業しやすいですが、花びらをしっかり固定したい場合は、接着剤が向いていますね。

 

つまみ細工ヘアアクセの作り方7:完成

ノリや接着剤が乾燥して花が固まったら、多用途用の接着剤で花の中心にビーズを付けます。かわいいお花のヘアアクセの完成です♪

 

つまみ細工のおすすめ本

ため息が出るほど美しいつまみ細工の本です。和にも洋にも合う、おしゃれなつまみ細工の作り方が、初心者でも分かりやすいように丁寧に説明されています。

つまみ細工の本―小さな布からはじまる美しい世界

 

まとめ

つまみ細工を初めて作ったのは娘の七五三のときです。つまみ細工の本を何冊か参考にしました。職人さんが作ったかんざしにはとても及びませんが、思い出に残る七五三となりました。以前は、花びらを作るのに木工用ボンドを使いましたが、今回はノリを使ってみました。結果、ノリでも充分に形が作れました。ノリだと乾燥したあとに花びらの形を手直ししやすく、手についてもサッと流せばいいのでおすすめです。

sawaya

だいたいマジメ、ときどき脱力。
芸大卒、好奇心旺盛でハンパなモノ作りが得意です。
しっかりものの長女、マイペースな長男、ヤンチャな次男の育児を楽しんでます。