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野菜のヘタや根を育てる「リボベジ」挑戦!子どもも興味津々、食育にも!

野菜の根っこや、ヘタを捨てずに育てたものを「リボーン・ベジタブル(再生野菜)」、略して「リボベジ」と呼びます。今回は、「リボベジ」におすすめの野菜とその育て方をお伝えします。キッチンでもできる「リボベジ」は、エコでお財布にもやさしい方法ですよ。

 

リボベジ(再生野菜)とは?

普段捨てている野菜のヘタや根っこを、再生させたものが、「リボベジ」です。リボーン・ベジタブルの略で、日本語なら「再生野菜」という意味ですね。野菜の切れ端を水に挿しておくだけで、葉が生えて、食べられるようになります。普段は捨てているものなので、気軽に始められますね。

 

リボベジで食べられる部分と、向いている野菜

リボベジして食べられる部分と、リボベジにに向いている野菜をご紹介しましょう。

  1. 葉の部分が食べられる……ニンジン、ダイコン、カブ、小松菜、キャベツなど
  2. 茎や葉が食べられる……ネギ、水菜、豆苗、ブロッコリースプラウトなど

 

リボベジの基本とコツ

  1.  清潔な水:一番重要なのは清潔な水です。1日1~2回水替えをしましょう。水替えのときに、器を洗うと清潔が保てますね。
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  3. 光合成できる光:野菜が育つには光合成が必要です。ですので、リボベジを置く場所は窓際などの明るい場所がいいでしょう。温かく明るい場所では育ちがよく、緑も濃くなります。
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  5. 多めに切り残す:根菜類は2~3cm根の部分を、葉物野菜は茎の根元を3~5cm残しましょう。葉物野菜の切り口が水に浸かると腐りやすくなるので、浸らないようにしましょう。

 

リボベジの注意点

リボベジは、特に夏に注意が必要です。気温の上がる夏は水が腐りやすいので、直射日光が当たらない場所に置き、少なくても1日2回水替えをするといいですね。また野菜の外側へヌメリが出てきたら、ヌメリを手でやさしくこすって、洗い流します。もし、リボベジにカビが生えてきてしまったら、もったいないですが捨ててしまいましょう。

 

豆苗は初心者向き

購入した豆苗は、リボベジにする場合、下から6~8cm程度のところを切ります。キッチンばさみが切りやすいですね。切る場所の目安は、茎から生えている新しい芽より上です。豆苗のリボベジ容器は、深さが2~3cmある、豆苗の根の塊がすっぽり入る大きさのものがおすすめです。写真の容器は、お肉が入っていたプレートです。根の張った塊ごと容器に入れ、豆が浸からない程度に水を入れます。豆苗は室内の明るいところで育ててください。我が家のリボ豆苗は、1週間程度で元のように(写真右)再生して収穫できました。

 

小松菜は味噌汁に

小松菜をリボベジにする場合、根の部分から3~5cm程度、茎を残しましょう。小松菜のリボベジ容器は、小松菜が倒れない口の狭い容器で、育つ葉の広がりを邪魔しない、あまり深くない容器がおすすめです。複数の株を1つの容器に入れると、倒れずに済みますよ。日当たりのいい窓際などで育ててください。我が家のリボ小松菜は、収穫量は少量でしたが、濃い緑色で、味も濃く感じました。

 

ネギは薬味に便利

ネギのリボベジは、根から5~7cmほど茎を残しましょう。リボベジ容器は、コップがおすすめです。こちらも、2~3本一緒に入れると倒れずに済みますよ。水はネギが1cm程度浸かるぐらい入れます。次の日には、小さな根が生えてきました。我が家のリボネギは、1週間ほどで20cm程伸びて、収穫して薬味としていただきました。

 

ニンジンの葉っぱで彩を

ニンジンは、オレンジ色の根を1~2cm残しましょう。リボベジ容器は、1~2cm程度の深さのある器がいいでしょう。水は、葉が生えてくる部分へ水がかからない程度の深さにします。我が家のリボニンジンのうちは、茎の太いニンジンは芽が出るまでに1か月程度かかりましたが、細めのニンジンは2日程度で芽が出てきました。

 

彩りを添えるリボベジ

キッチンばさみを子どもに渡すと、進んでリボベジの収穫を手伝ってくれました。「芽が出てきたよ!」「もう少しで食べられそうだね」、「これ、さっき採ったやつ?」など、子どももリボベジに興味津々。食育にも良さそうです。野菜や料理に関しての会話が増えて、我が家の生活にも彩りを添えてくれたリボベジでした。

 

やまも

最近、子どもと折り紙をよく作るようになりました。
「お得」「簡単」「時短」が大好きな
ズボラ主婦です。
「子どもと過ごす時間が楽しくなる」記事を書けるように心がけてます。
色彩について勉強中。
アシスタント・カラーコーディネーター取得。