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【栄養士まなさん節約レシピ9】冷蔵庫を味方につけて、節約上手(前編)

ご自宅の冷蔵庫を、節約&時短の強い味方にするための、大事な作業「棚卸し」。前回はそのポイントについてお伝えしました。今回は具体的な棚卸しの仕方を、効率的に活用したいドアポケットと野菜室についてお伝えします。最初はエリア毎にやってみて、慣れてきたらライフスタイルに合わせて定期的に棚卸しの日を決めましょう。

 

用意する物

  1. スマホやケータイのカメラ、筆記用具
  2. マスキングテープとテプラ
  3. 仕分け用のカゴ、トレイ、ブックエンド、紙袋
  4. 新聞紙やビニールシート

棚卸しの前後を記録するために、写真を撮って、在庫リストを作成しますので、スマホやケータイのカメラと筆記用具が必要です。実際の仕分けでは、マスキングテープ、仕分け用に紙袋や、100円ショップなどのカゴ、トレイ、ブックエンドがあると便利です。また食品を並べるときは、テーブルの上へ新聞紙などを敷いた上に置くと、あとの掃除が楽になります。

 

ドアポケット:棚卸し手順

まずは、ドアポケットから始めましょう。最初に、棚卸しをする場所の写真を撮影しておきます。棚卸し前の写真は、見返すと自分のクセが分かってくるので忘れずに。1段分ずつ中身を全出しして、外せる部品を外して洗います。出した食品の賞味期限を確認し、もし切れているものがあれば処分します。ドアポケットの全出し頻度は、月1回程度で構いません。

 

ドアポケット:賞味期限切れ間近はマステ!奥は在庫品

出した食品を冷蔵庫へ戻していきますが、全出しした食品のなかで、賞味期限が1ヶ月以内の調味料などがあれば、目立つ色のマスキングテープを巻いて目印にし、前列に戻しましょう。ポケットに奥行きがある場合は、奥に置いた物を使い忘れやすいので、奥にはあまり賞味期限を気にしなくてもよい砂糖、乾物、味噌などの在庫を置くといいです。食品を戻して整理が済んだら、写真を撮って終了です。

 

野菜室:棚卸しの手順

次は、野菜室です。テーブルの上に新聞紙を敷いて、取り出した野菜を並べていきます。使い忘れて傷んだ物があったら処分します。中身を全部出したら中を掃除します。外せる部品は外して洗いましょう。外せない場合はアルコール配合タイプのウェットティッシュなどで拭き掃除します。出した野菜のなかに使い残しのハンパ野菜があったら、ケースへひとつにまとめて冷蔵室にお引越しさせてください。そして、野菜室へ戻すものだけを写真に撮ります。野菜室の棚卸しのおすすめ実施頻度は、10日~2週間毎です。最長でも1カ月に1度は実施したいですね。

 

野菜室:野菜の色で区分けして戻す

野菜室はどうしても乾燥するので、野菜を戻すときは新聞紙、ラップ、ビニール袋で包むことをおすすめします。また戻す位置は、赤・緑・黄・茶・白と、野菜の色ごとに場所(住所)を決めて戻します。紙袋や100均のカゴなどを使って、区分けして入れていきましょう。色別に収納するメリットは、野菜の色の組み合わせでバランスのいい献立が作れる点と、不足している色がひと目で分かる点の2点です。ただしトマトやいちごなど、潰れやすい野菜や果物は、上段のトレイへ入れましょう。野菜を戻し終わったら、写真を撮ります。そして、先ほど撮影した写真を見ながら、在庫リスト、現在の冷蔵庫に少なかった野菜のリスト、捨てた野菜のリストを書き出しましょう。

 

冷蔵庫へ野菜室に入れなくてもいい野菜を入れていませんか?

冷蔵庫が苦手な野菜があるのをご存知ですか?土の下にできるものは基本的に冷蔵不要です。具体的には、イモ類、タマネギ、ニンジン、ゴボウ、カボチャなどです。また、ナスやキュウリなどの夏野菜は、5℃以下で保存すると低温障害を起こすことがあります。野菜室内で保存する場合は「弱」設定がおすすめです。判断に迷ったときは、スーパーの野菜売り場をイメージして、常温で販売されていた物は、新聞に包むか紙袋に入れて、風通しのよい涼しいところで保管するとよいでしょう。

 

野菜以外で、野菜室へ保管したい物

小麦粉、パン粉などの粉類は、常温保存の方も多いと思いますが、私はダニ対策のため、開封後は、密閉容器に入れて全て野菜室で保管しています。ただし最近の高機能な冷蔵庫のなかには「うるおい効果」などの名前で野菜室内を高湿度に保つものがあり、その場合は粉類の保存には向きませんのでご注意ください。未開封の場合は、直射日光の当たらない常温での保管でいいでしょう。

 

まとめ

さて、お疲れ様でした。ちょっと休憩しましょう。今回の棚卸しの目的は、野菜室とドアポケットで傷ませてしまった物、古くなった物を見付けることです。そしてそれが「あなたが管理を苦手としている物」なのです。冷蔵庫を味方につけるには、自分の苦手分野を知ることがとても大切です。次回は、冷蔵室と冷凍室の棚卸しについてお話しします。

 

 

まなさん(管理栄養士)

初めて包丁を握ったのは小学4年生。料理好きが高じて管理栄養士に。
主婦歴30年、得意分野は「オカンのメシ」。
大食いダンナと偏食息子のために日々料理を作る。
おしゃれな盛り付けとは生まれてこのかた無縁なのが少し悲しい。