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【整理整頓を始めよう30】毎日使う「調理器具」収納、頻度と快適さがカギ

日本の家庭料理は和洋中と多彩なため、ついつい調理器具の種類も多くなりがちです。今回は、そんなキッチンの調理器具を見直す、仕分けのコツをお伝えします。お料理好きな人ほど食器や調理器具が多そうに思えますが、実は逆なんです。本当に使いやすいものを厳選している分、キッチンがすっきりしている傾向があります。調理道具を整理して、楽しみながら料理上手に近づいていきましょう。

 

家にある調理器具、全部使ってますか?上手に仕分ければ半分は減らせるはず!

「キッチンが広ければ、スッキリ片付くのに!」と誰しも思いますが、改めて見直してみると、使ってない物が収納スペースを占領していることがほとんどです。特に100円ショップなどで手軽に買える調理グッズは要注意。限られた調理にしか使えない物が多く、出番が少ないので、いつしかその存在すら忘れ去られていることも。これを機会に、使用頻度を基準に、必要な調理器具の見直してみましょう。

 

いったん全部出して、使用頻度別に仕分ける

まずは、占有面積が広いため仕分けの成果を感じやすい、大きい調理器具から始めましょう。お鍋やフライパンが最初の見直し対象です。

手順1:持っている物を全部出して、使用頻度別に分類します
手順2:毎日使っている物は、コンロのそばで、楽に出し入れできる収納を工夫しましょう
手順3:年に数回しか使わないものは、置き場所や収納方法を見直します。例えば大きめの鍋は、使用頻度の少ない小物を中へ入れて、棚や冷蔵庫の上などに移動させます
手順4:ほとんど使っていない物は、この際、思い切って処分しましょう

 

毎日使うものはワンアクションにしてみよう

毎日使う調理器具は、ワンアクションで出し入れできる「見せる収納」にすると、調理が快適になります。私は以前、コンロ下の引き出し収納に全ての鍋やフライパンをしまっていましたが、毎日使う鍋やフライパンの出し入れにストレスを感じていました。そこで、日々使うものだけ、S字フックでレンジフードへ吊るすようにしたところ、コンロの前に立てばワンアクションで調理に取りかかれるようになり、とても楽になりました。また、見せる収納にしたことで、丁寧に洗って磨くという習慣も身に付き一石二鳥でした。菜箸やお玉も、スタメンだけは、引き出しではなく、立てたり吊したりと見せる収納にすれば、出しれがとても簡単になります。

 

収納の「見せる」「隠す」を決めるのは「自分のタイプ」

以前の私は「キッチンには何も出さない」ことを理想としていましたが、調理器具の使い方やストレスポイントを見直してみたら、私の性格上「早く出し入れできる」ほうが快適だということを知りました。逆に、キッチンには何も出ていないほうが快適な方もいると思います。まずは試してみて、「自分が快適に思うキッチン空間」を探してみてください。ただし、日々使っていないものを外に出しておくのはNGですよ!

 

 

 

Be Present代表 尾井理恵

ヨガ、整理整頓、ベジ和食のレッスン、コンサルティングを行う「Be Present」代表。横浜市在住。整理整頓のアドバイザーとして各地で講演、個人宅でのコンサルティングを行っています。また、自宅兼スタジオおよびスクール講師のほか、定期的にヨガ、料理教室のイベントを開催しています。Facebookはこちら